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新しくなったJRA馬事公苑!どんなふうに変わったの?

皆さんはJRA馬事公苑に行ったことはあるでしょうか? 実は先日、2023年11月3日に、馬事公苑がリニューアルオープンしました。今回は新しくなった馬事公苑が改修工事前とどのように変わったのか、どんな公園になったのかご紹介したいと思います!

JRA馬事公苑とは?

新しくなったJRA馬事公苑!どんなふうに変わったの?

JRA馬事公苑は日本中央競馬会(JRA)が運営する公園で、1964年の東京オリンピックに向け、日本の馬術選手を育成する目的で1940年に開設されました。東京都世田谷区上用賀に位置し、馬事普及の拠点とされています。馬事公苑は、一般の人も利用できる公園の機能と、馬術競技の試合会場などの機能を兼ね備えた公共施設です。

東京オリンピックの競技会場から、誰もが利用できる公園へ

新しくなったJRA馬事公苑!どんなふうに変わったの?

馬事公苑は、東京オリンピック2020(コロナ禍の影響で2021年に開催)の馬術競技の会場として使用するため、リニューアル工事が実施されることになりました。東京オリンピック2020が終わった後は、公園および緊急時の避難場所として利用できる形にするべく、引き続き改修工事を実施。そして今年の11月3日に馬術ファン念願のお披露目イベントが開催されました。

近代的で明るい印象でありながら、原生林などの自然も

新しくなったJRA馬事公苑!どんなふうに変わったの?

リニューアルされた馬事公苑は非常に明るい、近代的な印象の公園です。芝生のエリアが大きく開かれており、公園全体を広く見渡すことができます。正門から入ってすぐ目に入る「はらっぱ広場」は、1964年の東京オリンピックで馬術競技の会場となった「グラスアリーナ」があった場所。現在は、たくさんの人がのんびりと過ごす、ピクニックエリアとなっています。

その一方で、昔からある原生林も「武蔵野自然林」という形でしっかりと残されており、遊歩道を歩きながら豊かな自然を感じることもできます。リニューアル前の馬事公苑と比べて、ベンチなどの座れる場所も増え、過ごしやすい市民の憩いの場になりそうです。

フルリニューアル!国際基準に則った馬術競技設備

新しくなったJRA馬事公苑!どんなふうに変わったの?

リニューアル前の馬事公苑は、1940年に開苑してから全ての施設が当時のままで、設備が老朽化していたそうです。またオリンピックやパラリンピックの開催会場として使うには、現在の馬術競技の世界基準に則った施設や設備を整えなければなりませんでした。

そのため、メインアリーナ、インドアアリーナ、放牧場、走路、厩舎エリアといった馬術競技用の設備もすべて新しくなっています。ちなみにメインアリーナの砂も国際基準に則っており、フェルトやファイバーが混ぜられている最新のものなのだとか!

新しくなったJRA馬事公苑!どんなふうに変わったの?
新しくなったJRA馬事公苑!どんなふうに変わったの?
新しくなったJRA馬事公苑!どんなふうに変わったの?

ホースシミュレーターで乗馬体験もできるメインオフィス

新しくなったJRA馬事公苑!どんなふうに変わったの?

新しくなった馬事公苑は、馬術競技場として、公園としての機能が格段にアップグレードされたほか、メインオフィス(室内エリア)なども大変立派になっています。1Fには一般の人も利用できる売店やカフェスタンドが!ソフトクリームやドーナツなどが販売されています(※)。

またJRAのUMAJOプロジェクトを感じさせる、かわいらしい空間デザインの「ホースギャラリー」には馬術関係の書籍や映像を見ることができるライブラリーも。そのほか、キッズスペースや乗馬を疑似体験できる「ホースシミュレーター」など、室内にも楽しめる設備が整っています。

(※)販売物はイベント開催状況や時期によって異なることがあります。

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いかがでしたか?
馬術イベントが開催されるときはもちろん、そうでないときも「また行きたい!」と思える、緑あふれるすばらしい公園になった新生JRA馬事公苑。これまでは馬と縁のなかった人も、馬事公苑を通して乗馬や馬術との接点ができそうです。ぜひ、皆さん足を運んでみてくださいね。

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執筆・撮影

やりゆきこ
WEBコンテンツの企画編集、時々ライター。馬について調べることをライフワークに活動しています。乗馬は永遠の初心者ですが、毎週乗っています。【 note / Instagram / blog

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