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日本人に合った乗馬ウェアの選び方

乗馬を始めたけれど、いざ「どんなウェアがあるのかな?」と見てみたら種類が多すぎてどれがよいのか全然わからない……という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、自分に合った乗馬ウェアを選ぶためのポイントのほか、日本人におすすめのブランドも紹介していきます。はじめて乗馬ウェアを選ぶ方も、新調したいけどどんなのがいいかな?と考えている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

見るポイントは?

最初に「ウェア選びって、どんな部分を見て選んだらいいの?」と迷っている方向けに、購入前にチェックしたいポイントをまとめていきます。普段の服選びと似た部分もあれば、乗馬ウェアならではのポイントもあるので参考にしてみてくださいね。

動きやすさは最重要項目

乗馬は、見た目以上に全身を使うスポーツです。さまざまな動きに対応できるよう、ウェアは自分に適したサイズでストレッチ性のあるものを選びましょう。特にジャケットやキュロットなどは、ポリウレタン混の素材・立体裁断など体の動きを邪魔しない素材や形状のものがおすすめ。

店頭で試着する場合は、まっすぐ立った状態できつくないかだけでなく「屈伸したり腕を回したりして突っ張らないかな?」と身体を動かした場合のフィット感もチェックしてみてくださいね。

鞍にまたがることを想定して、脚を開いたままスクワットのように屈伸したり、手綱を持つときのように両腕を前に出してみるのもフィット感がわかりやすいでしょう。

安全面も要チェック

馬は力の強い動物であり、しかも乗ってみると馬の背中は意外と高いもの。ライダーやインストラクターが十分気を付けていても、落馬などの事故が起こってしまう可能性があります。

そのため、ウェア選びでは安全性への配慮も大切なポイントです。例えば、ボディプロテクターを中に着込めるよう設計されているジャケットや、プロテクター一体型のジャケットもおすすめ。

また、鞍に触れる部分にシリコンのすべり止めが付いているキュロットを選べば、グリップ力が高まり身体が鞍からずれにくくなりますよ。

なお、手袋やヘルメットなどの小物は日用品で代替している人もいるかもしれません。しかし、乗馬用品は馬に乗る前後の作業や騎乗中の動きを考慮したデザインになっているため、安全面・快適さから考えれば乗馬専用の商品を使用するのがよいでしょう。

季節に合った快適さ

乗馬は屋外での練習も多く、気候の影響を受けやすいスポーツです。特に蒸し暑い季節や寒い時期は、体調管理のためにも季節に合ったウェアを着たいですよね。季節ごとのウェアは、下記のようなポイントに注目して選びましょう。

【夏におすすめ】

  • 通気性・吸汗速乾性に優れた薄手のウェア
  • UVカット機能を備えたウェア

【冬におすすめ】

  • 保温性の高い裏起毛素材のウェア
  • 防風・撥水性を備えたジャケット
  • 重ね着で調整できる組み合わせ

そのほか、春や秋は時間帯や天候により寒暖差が大きい季節です。ベストや軽めのジャケットなど、持ち歩きやすくてすぐに羽織れる防寒具があると安心ですね。

サイズに注意!

いくら品質やデザインのよいものを選んでも、サイズが合っていなければ心地よく使えない場合があります。特に海外ブランドのサイズ表記は要注意!同じ「M」サイズでも、海外製のものは身幅が広かったり、着丈が長かったりと、日本人の体型に合わないこともあります。

オンラインで購入する場合は、「Mだから大丈夫」と思い込まず、商品ごとの寸法や着用モデルの身長などをしっかり確認しましょう。また、実店舗で試着できる場合は記事の前半でお伝えしたように着た状態で動いてフィット感をチェックしてみてくださいね。

なお、シャツやジャケットはサイズにやや余裕があるほうが動きやすいですが、あまりにも大きすぎると、馬具に引っかかったり動きにくくなったりするので要注意。一方、ブーツ・キュロット・チャップスなど足周りのグッズはぴったりとフィットしていることが基本です。

不安がある場合は店員さんに相談したり、購入後のサイズ交換が可能なショップを選んだりすると安心してお買い物できそうですね。

おすすめのブランド

ここ数年、乗馬人口の増加にあわせて、日本人向けに開発された国産ブランドも登場しています。また、海外ブランドでも日本で人気のある商品も。最後に、こうした日本人ライダーにおすすめのブランドをいくつか紹介します!

EQULIBERTA(エクリベルタ)

日本人の体型や美意識に合わせて設計された、日本人向け乗馬ブランド。グローブやブーツ、ヘルメットなど幅広い製品を展開しており、フィット感や色合い、繊細なデザインにこだわりが見られます。乗馬初心者にも使いやすく、普段着にもなじむデザインが魅力です。

Cavallo(カバロ)

ドイツの老舗ブランドで、シンプルかつスポーティーなデザインが特徴。もともとブーツメーカーとして創業し、馬具やウェアの機能性に優れています。落ち着いた色味が多く、日本人にも取り入れやすいため、初めて乗馬ウェアを選ぶ方にもおすすめです。

E・L・T(イーエルティー)

WALDHAUSEN社が展開する、遊び心あるデザインが魅力のブランド。ヨーロッパの乗馬用品店で定番の存在です。ベーシックな色に差し色を加えたファッション性と、老舗ならではの品質と機能性を兼備。人馬でのトータルコーディネートも楽しめます。

Covalliero(カバリエロ)

ドイツ発のブランドで、機能性とデザイン性の両立を目指すスタイルが特徴。イタリア人デザイナーが手がけるカラー展開は日本人にも似合いやすく、サステナブル素材にも積極的に取り組んでいます。コスパにも優れ、初心者から上級者まで幅広く支持されています。

まとめ

乗馬ウェアを選ぶときは、見た目だけでなく、動きやすさや安全性、そして自分の体型に合ったサイズ選びがとても大切。最初はおすすめのなかから気になったものを揃えてみましょう。
実際使っていくうちに「自分にはこういうのが合っていそう」という傾向が見えて、楽しみながら快適なウェア選びができるようになりますよ!

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