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これだけは知っておきたい!馬と接するときの危険行為

これだけは知っておきたい!馬と接するときの危険行為

よく馬は「優しい目をしている」「穏やかで癒される」などと言われます。事実そうなのですが、草食動物である馬は防衛本能が強く、大きな体でありながら臆病で繊細な生き物。それ故にコミュニケーションを取る際、わたし達は馬を驚かさないように気を配る必要があります。
「馬力(1馬力=75kgの物体を毎秒1メートル動かす仕事率)」というパワーを表す単位が存在するように、馬の力が強いことは周知の通り。もしも馬が驚いてパニックを起こしてしまうと想像以上に危険な状況に。
安全かつ上手に馬と仲良くなるために、リスクのある行動をきちんと把握しておきましょう。

馬のそばで大声を出す

これだけは知っておきたい!馬と接するときの危険行為

馬の視力は人間でいうところの約0.6~0.8ほどで、それほどよくありません。それを補っているのが耳と鼻。

耳は左右別々に前後左右と向きを変えられ、レーダーのようにくるくると動かして立体的に音を聞き取っています。距離にして4kmも先の音を聞き分けることができるそう。
また人間には聞こえない、超音波に近い20kHz以上の高音域まで聞くことが可能です。音質の判断もできるようで、メロディーを識別したり、いつも接する人が乗る車のエンジン音に反応することもあるようです。

このように非常に高性能な耳ですから、近くで大きな音がするととてもびっくりしてしまいます。
高い音も苦手なので、お子さんの高くて大きな声は特に要注意かもしれませんね。

真後ろに立つ

これだけは知っておきたい!馬と接するときの危険行為

馬の視力はよくないと前述しましたが、動体視力はとても優れており、人間が気付かないほど細かな動きや遠くで動くものに反応します。

そして視界がとても広く、なんとその範囲は350度!周囲の動くものにほぼ反応できる視野を持っています。しかし、そんな馬でもさすがに真後ろは見えません。見えないからこそ真後ろの気配を敏感に察知し、危険かもしれないと判断すると後ろ脚で強烈な蹴りを繰り出します。特にサラブレッドは身のこなしが軽く、足を上げたらすぐに蹴りが飛んでくることも。また蹄鉄を装着しているとその威力はより大きいものになります。人間が蹴りを受けてしまうと骨折や内臓破裂などの大怪我を負ったり、最悪の場合は命にかかわることもあり、馬の後ろに立つということは落馬と同じくらいに極めて危険なのです。

馬と触れ合うにあたって初期の段階で言われるのは「不用意に馬の後ろに立たない」ということ。
これは安全に乗馬を楽しむために徹底したい基本中の基本です。

馬のなだめ方

これだけは知っておきたい!馬と接するときの危険行為

事故が起きないためにもわたし達は馬への配慮を怠らないことを前提に、もしもに備えて対処の方法を学んでおく必要があります。それでも危うい瞬間が訪れる可能性がゼロになることはありません。
馬にも人間にも悪気はないにも関わらず、もし事故が起きてしまったら、その馬は扱い注意のレッテルを貼られて活動範囲が狭くなるかもしれませんし、人間も怪我が治った後、馬に対する恐怖心が拭えないままトラウマを抱えてしまうかもしれません。そんな悲しいことが少しでも減るようにしたいですよね。

気を付けていたつもりなのに馬を興奮させてしまった、または周囲の環境音に反応して馬がパニックになりかけた、そんな事態は起こり得ること。

そうなってしまったらまずわたし達はなるべく冷静さを保って、馬が落ち着くのを待ちましょう。わたし達が落ち着いていれば馬も次第に平常心を取り戻します。
馬がパニックを起こした時に人間も一緒にパニック状態になってしまうと、負の相乗効果で危険度が増してしまうので、悲鳴を上げたり、振り落とされないように前かがみになったり、反射的に手綱を強く引いたりするのはNGです。

パニックになる前に気配を感じ取れるのが理想的ですね。馬が何かに驚いて少しバタバタし出した時点で、「大丈夫だよ。」と優しく声を掛けてあげましょう。馬にとってゆっくりとした低い声が落ち着くとされているので、声掛けの際には意識してみて下さい。

また騎乗中に興奮状態になってしまったら、手綱を少しゆるめて自由度を保ちながら、軽く左右交互に手綱を引くのも効果的ですよ。

まとめ

馬と人間の力の差や体格の違いを考えると、どんなに仲良くなったとしても「馬と接する時は油断しない」ということを心掛けておかなければいけないようです。その心掛けがある上でコミュニケーションを取るのがベスト。
人間同士でも「親しき中にも礼儀あり」と言いますから、馬と円滑な関係性を築きつつある中でもやってはいけないことを肝に銘じながら、上手に信頼関係を構築していけたらいいですね。

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