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乗馬ライセンス5級の取得方法と期間・費用と試験内容を徹底解説

乗馬ライセンス5級でできること

乗馬ライセンス5級の取得方法と期間・費用と試験内容を徹底解説

乗馬ライセンス5級は、公益社団法人の全国乗馬倶楽部振興協会が認定しているライセンスのうち、一番簡単なものになります。これまで馬と触れ合ったことのない人でも、目指しやすいライセンスです。このライセンスを取得する頃には、馬上からの景色にも慣れ、馬体の名称や馬の手入れをなどを覚え、馬に対する知識が増えていきます。また、実際の実技に関しては、馬の乗り下りができるようになり、停止や常歩で正しい姿勢がとれる、またそれらの号令が馬に出せるなど、乗馬の基本を身につけることができます。

ライセンス5級の資格取得のメリットと合格率

乗馬ライセンス5級の取得方法と期間・費用と試験内容を徹底解説

乗馬を始めたばかりで、いきなりライセンスの話では驚くかもしれませんが、乗馬ライセンス5級は乗馬の経験がない初心者でも目指すことができる資格です。小学生でも取得することができ、実際に取得している小学生もいます。そして、この資格を取得するメリットは複数あるので、いくつか紹介をします。

1. 乗馬の技術を客観的に証明することが出来る

例えば、観光地などでホーストレッキング・外乗を体験する場合、たいてい乗馬の経験を聞かれます。そこで、ライセンス5級を持っていることを伝えれば、何がどれくらいできるのか相手に的確に伝えることができます。

2. 無資格では行けないコースに行くことが出来る

ホーストレッキング・外乗ができるところでは、資格者のみが行けるコースがあることもあり、無資格ですとそのコースには行けません。
つまり、ライセンスがあれば無資格の場合より本格的なホーストレッキングを体験することができるのです。

3. 短期の体験プログラムで取得することも可能

乗馬クラブによって異なりますが、クラブに入会せずに3日間などの短期の体験プログラムで取得することができるというのもメリットの一つとして挙げられます。この短期間のプログラムは、それまでに乗馬の経験がない人でも合格出来るよう、効率のよい指導プログラムが準備されています。

4. 乗馬ライセンス5級は年齢制限がありません

5級ライセンスは、親子で、または家族で挑戦することが出来る資格でもあります。しかし、大きな馬に乗り下りする必要があるので、小さいお子さんは、ポニー検定5級になることもあります。

5. 比較的、合格しやすいライセンス

この乗馬ライセンス5級の合格率は90%以上とも言われています。ライセンスを取得すると、自信にもつながっていきますしモチベーションにもつながります。

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試験の概要(筆記試験と実技試験)

乗馬ライセンス5級の取得方法と期間・費用と試験内容を徹底解説

ライセンス5級は筆記試験と実技試験がありますので、勉強と練習が必要になります。また、実技試験を受けるまでの目安は10鞍になります。もちろん、目安なのでその前に受験する人、それ以上練習を重ねて納得してから受験する人、それぞれいます。

筆記試験

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筆記試験は、馬の性質、馬体の名称、馬の手入れ、乗馬の取り扱い等について出題されます。穴埋め問題等、学生を経験したことのある人には受け慣れている試験になります。5級の合格率は90%を超えますが、筆記試験で落とす人もいます。気を抜かずに勉強し、落ち着いて筆記試験に挑むことをおすすめします。

実技試験

乗馬ライセンス5級の取得方法と期間・費用と試験内容を徹底解説

実技試験は、5~10人が一つのグループになり、インストラクターの号令に従い、一緒に動く部班運動にて審査されます。正しく乗馬・下馬(馬の乗り下り)ができるか、停止及び進めの号令が出せて停止及び常歩で正しい姿勢がとれているか、誘導馬について小区間の馬場で軽速歩(小走りのリズム)がとれているか、内方開き手綱の操作が出来るかなどが試験の項目になります。

勉強しておくべき筆記試験の対策

乗馬ライセンス5級の取得方法と期間・費用と試験内容を徹底解説

教材として配られるテキストを読んだり、乗馬クラブで出される練習問題を解くと簡単に感じ、満点で合格出来そうな気になるかもしれません。しかし、気を抜かずに取り組むことをおすすめします。特に馬体の名称は、当然ですが人間とは違い、聞き慣れない、使い慣れない言葉が多く出てきます。また、読みにくい漢字もあります。馬の手入れ道具も、これまで見たことも使ったこともない物もあるとでしょう。これらのものに注意して勉強を進めましょう。

練習しておくべき実技試験対策

乗馬ライセンス5級の取得方法と期間・費用と試験内容を徹底解説

5級は目安といわれる10鞍を騎乗していると、実技試験で必要な技術を身に着けられることがほとんどです。練習時間は楽しみつつ、真面目に受けましょう。もし、実技試験で騎乗する馬が初めて騎乗する馬だったりとすると、性格がわからずに不安になったり、余計に緊張してしまうかもしれません。しかし、不安や緊張は馬にも伝わってしまいます。乗馬クラブの方にどんな性格なのか確認してみるのも一つの方法です。乗馬クラブの方も性格や乗り方のコツなどを教えてくれるかも知れません。そして、これまで練習してきた中で自分が苦手とするところを特に注意し、あとは練習してきたことを自信に繋げて試験に挑みましょう。

5級ライセンス取得にかかる期間と費用について

乗馬ライセンス5級の取得方法と期間・費用と試験内容を徹底解説

5級のライセンスを取得するのには、乗馬クラブに入会せず短期の体験コースで取得する方法と、乗馬クラブに入会して定期的・長期的に騎乗し練習を重ねて取得する方法と二つあります。今回はそれぞれのパターンで例を挙げて取得にかかる期間と費用について説明します。

乗馬クラブに入会せずに資格取得する場合

乗馬ライセンス5級の取得方法と期間・費用と試験内容を徹底解説

まず、乗馬クラブに入会せずに短期の体験コースで取得する場合、期間は3日間であったり、6日間であったり、10日であったりと乗馬クラブによって異なります。また、同じ3日間であっても近所のペンションなどに宿泊して、3日間連続して勉強と練習をする合宿形式のものであったり、1ヶ月など決められた期間内で連続せず、都合のいい日を3日間選択する形式などさまざまです。また同じ内容、期間であっても地域によって費用は変わってきますが、ここでは関東のとある3日間コースを例に挙げて費用を見てみます。ここは、都合のいい日を3日間選んで体験する形式で56,000円になります。この中には、受講料、教材費、3日分の馬術用具レンタル料、認定試験料、申請手数料、諸経費が含まれています。だたしこれは一つの例で、乗馬クラブによって料金や、料金に含まれる内容も変わってくるので事前の確認が必要になります。

乗馬クラブに入会して資格取得する場合

乗馬ライセンス5級の取得方法と期間・費用と試験内容を徹底解説

次に乗馬クラブに入会してライセンスを取得する場合、入会金、年会費または月会費、1回ごとの騎乗料・指導料が必要になります。まず入会金についてですが、乗馬クラブの入会金ですから高そうなイメージがあるかも知れません。入会金は地域、クラブによって違いがあり、数万円ですむところから、数十万円かかるところがあります。次に年会費、月会費についてですが、乗馬クラブによって、仕組みが年会費、月会費に分かれますが、ここでは比較しやすいように月会費に換算して考えると毎月10,000円から20,000円くらいが相場になります。そして、騎乗するごとにかかる騎乗料・指導料は1回数千円ですが、受験までの目安は10回の騎乗(10鞍)になります。さらに受験する際に、認定試験料、申請手数料が11,000円かかります。10鞍は目安ですので、5鞍でも挑戦し合格する人もいます。
また、乗馬クラブに入会して継続的に練習をしていると馬術用具も毎回レンタルするなら、買ってしまった方がいいかも知れないという考えもあります。そして、5級のライセンスを取得する頃には、ブーツやヘルメット、グローブ、乗馬キュロットなどの馬術用具の一部を購入しているかもしれません。購入価格はどれくらいかかるのでしょう。それぞれ価格にばらつきはありますが、例えばブーツなどでは数千円のものもありますが数万円、ヘルメットなども数千円から数万円がかかります。なかなか買うものではない、機能性を重視したい、デザイン性を重視したいなどという気持ちも出てきます。そうすると例え馬術用具の一部であっても、あっという間に数万円かかります。

まとめ

乗馬ライセンス5級の取得方法と期間・費用と試験内容を徹底解説

ここまで乗馬ライセンス5級取得について説明しました。乗馬ライセンス5級は、難易度も高くなく、決められたレッスンをこなすうちに身につく内容です。これから乗馬を始めようとする人にとってとりやすいライセンスですし、自信にもモチベーションにもつながります。取得にかかる費用や期間は乗馬クラブにより違いますので、自分に合った取得方法を探してみるのが大切のステップになります。

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