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【これを知るとバッチリ!】馬と仲良くなるコツ

これから乗馬を始める方もすでに始められた方も、もっと馬と仲良くなりたいと思っているのではないでしょうか。馬と仲良くなれれば、乗馬の上達も早いかもしれません。「でも、どうしたらいいの?」そんな方のために馬と仲良くなるためのコツをまとめました。

ゆっくり近寄ってみよう

【これを知るとバッチリ!】馬と仲良くなるコツ

人間でも、突然、肩をたたかれたらびっくりしますよね。馬も同じです。とても臆病な動物なので、急に近づいたり、大きな動きをしたりすると、怖いことをされると誤解されてしまいます。まずは、馬の斜め前くらいから、大きな動きをせずに、ゆっくりと近寄ってみましょう。また、馬の真正面から近づいたり、急に触ったりするのもやめましょう。直線的な動きは馬の天敵である肉食動物の動きと同じため、馬を驚かせてしまう可能性があります。

近寄るときには馬の様子も確認するようにしましょう。特に耳を後ろに伏せているのは、馬が何かに怒っているか、不機嫌であるジェスチャーなので、不用意に近寄らない方がいいでしょう。

優しく話しかけてみよう

【これを知るとバッチリ!】馬と仲良くなるコツ

馬は肉食動物から逃れるために、足が速くなる進化を経て、生き残ってきた動物です。周囲の状況を把握するために耳も発達してきたので、中には音にとても敏感な馬もいます。

そのため、突然大きい、甲高い声を出されるとびっくりしてしまいます。優しく声をかけてあげましょう。落ち着いて声をかけながら近づいていけば、馬も、嫌なことをしない「敵ではない人」だと安心してくれるはずです。騎乗する前に優しく挨拶をして、人馬ともに緊張をほぐしましょう。

”苦手”を知ろう

【これを知るとバッチリ!】馬と仲良くなるコツ

ここまで、急な動きや大きな音を苦手とする馬が多いことを解説してきました。他にも一般的に馬が苦手だと言われていることをご紹介します。

しかし、馬も人と同じで、苦手なことや性格が一頭一頭違うため、必ずしもここで紹介することがすべてとは限りません。乗馬クラブのスタッフや先輩ライダーから、馬の「苦手」について話を聞いてみるのもいいかもしれません。

まずは馬にとって、「敵ではない人」になりましょう。

真後ろに立たれるのが苦手

馬には350度ほどの視野がありますが、真後ろの10度は死角です。この死角に人が立つと馬に恐怖感を与えてしまいます。

その恐怖から、後ろ足で蹴ろうとしてくる可能性があり、大変危険です。馬の真後ろに立たないことは馬を扱う人間にとって大原則です。

敏感な部分を触られるのが苦手

身体の敏感な部分を触られるのが苦手な馬も多いですが、ブラッシングをするには、触らなくてはならないこともあります。

最初は軽めにブラシをあてて、馬の様子を見ましょう。それでも、嫌がる部分のブラッシングは、できるだけ、てきぱきと終わらせるように心がけます。

腹部:腹部は全体的に苦手な馬が多いです。ブラッシングだけでなく、馬装で腹帯を締める場合も、馬の表情を観察しながら行ってください。お腹周りでも特にどこが苦手なのかは、馬によってかなり差があります。腹帯がとおる場所が苦手な馬もいれば、後ろ足に近い部分が苦手な馬もいます。

股関節周り:股関節のあたりは人間の脇腹にあたる部分で、くすぐったくて触られたくない馬もいるようです。繊細な部分ですので、馬を洗ったり、馬服を着せたりするのに触る場合は、やはり馬の様子を確認しましょう。

馬を理解しよう

【これを知るとバッチリ!】馬と仲良くなるコツ

馬は要求をするときに、体で表現をします。そのサインに気づいてあげることが必要です。最初のうちは乗り手に余裕がなく、騎乗中の馬の主張に気づくのは難しいかもしれません。ただ、騎乗を繰り返していけば、分かるようになってくるので心配はありません。

まずは、馬装やお手入れを通して、馬とコミュニケーションをとるところから始めましょう。また、人間の要求に馬が応じてくれたときには、たくさん褒めてあげましょう。人間から一方的に要求するだけになってしまわないように、馬を理解することが重要です。

そうしている間に、たくさんの「好き」も見つけることができるようになります。「苦手」を避けるだけではなく、「好き」なことも、たくさんしてあげましょう。そうすれば、馬にとって「敵ではない人」から「信頼できる人」に変わっていくでしょう。

まとめ

【これを知るとバッチリ!】馬と仲良くなるコツ

馬と仲良くなるには、まずは馬という動物の性質を知り、双方向のコミュニケーションをとることが必要です。馬を理解して、個性を深く知ることができれば、人馬の間に信頼関係が築かれ、さらに安全で充実した乗馬を楽しむことができるでしょう。たくさんの「苦手」と「好き」を見つけて、馬ともっと仲良くなりましょう。

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