乗馬メディア EQUIA エクイア

メインビジュアル

【2025】夏に向けた乗馬ファッション

暑い毎日が続きますが、乗馬も楽しみたいですよね。夏の乗馬では、炎天下や高い気温の中での騎乗を避けつつ、場所や時間を工夫しなくてはなりません。また、旅行先で初めての外乗に挑戦するけど、何を着たらいいのか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。馬場で乗る場合も外乗をする場合も、できるだけ涼しく騎乗したいもの。もちろん、日焼けも気になります。今回は夏に向けて、取り入れてみたい乗馬の機能的なファッションについて、探っていこうと思います。

ウェア選びのポイント

【2025】夏に向けた乗馬ファッション

夏の騎乗にはどのようなウェアを選ぶのがいいのでしょうか。

最初に思い浮かぶのは暑さ対策ですよね。人間は体温が上がると、汗をかいて蒸発することで、熱を体外に逃がして体温を調節しています。そのため、汗を早く乾かしてくれる通気性や速乾性のある素材を使ったトップスを着用するのがおすすめです。

次に気になるのは、日焼け対策ではないでしょうか。特に屋外にある馬場は遮るものがないため、紫外線も強く、日焼けをしやすい条件がそろっています。日焼け対策には、日焼け止めクリームがまず思い浮かびますが、最近では日焼け対策のできるスポーツウェアもたくさん売っています。クリームのように汗で流れてしまい、効き目が弱くなってしまうようなこともありませんので、ウェアでの日焼け対策を試してみるのもいいかもしれません。

さらに外乗に行かれる方は虫除け対策や小枝で傷ついてしまうのを防ぐためにも長袖を着用することをおすすめしたいです。

ベテランの乗り手さんでも忘れがちなのは、ヘルメット。夏季にレッスンなどで騎乗する方は、通気性のよいヘルメットを持っていてもいいかもしれません。過去に一般的だったベルベットのヘルメットだと、熱気がこもってしまう可能性もあります。短時間であれば問題ありませんが、長く乗馬を続ける予定のある方は、夏場の対策が可能なヘルメットをおすすめします。

暑さ対策におすすめ機能は?

【2025】夏に向けた乗馬ファッション

暑さ対策には、接触冷感や吸水速乾がぴったりです。

接触冷感は触ったときにひんやりと感じる機能。特に日焼け対策や虫除け対策で長袖を着用する際には、この機能を備えた素材のものを選ぶことをおすすめします。長袖でも、さらっと着用することができて、暑苦しさや不快感を感じづらくなります。

さらに吸水速乾の機能があれば、騎乗中も快適です。汗をかいても、すぐに乾燥するので、汗がべとべとしたり、臭いが出たりすることも少なく、不快感を軽減できます。

また、吸水速乾であれば、洗濯してもすぐに乾きます。ポリエステルやナイロンなど、洗濯にも強い素材を使っているものなら長くお使いいただけます。

外で騎乗する方や外乗を楽しむ方にはUVカットと防虫効果のあるものもおすすめです。

NGファッション例

【2025】夏に向けた乗馬ファッション

前提として、長ズボンとブーツは必須です。どちらも暑い!ですよね。しかし、半ズボンで騎乗すると足が擦れて怪我をしてしまいます。また、ブリティッシュの鐙で騎乗する場合は、サンダルはもちろん、スニーカーなどもできれば避けてくださいと案内されることがあります。万が一、落馬したときに、幅広の靴を履いていた場合、鐙から足が外れないと大変危険なためです。ただし、運動靴などで騎乗できるタイプの鐙もあるので、外乗で初めて騎乗する方は予約する際に確認しておきましょう。外乗のメニューがあるクラブでは、ブーツをレンタルしてくれるところもありますので、事前に確認をしておけば、そこまで心配する必要はありません。

また、基本的に露出度の高い服装はNGですが、ダボッとした服装やスカートのようにヒラヒラする服装もNGです。露出度が高いと肌が鞍や木の枝などと擦れてしまい、怪我をしてしまいます。また、ダボッとした洋服は鞍などに挟まってしまって、動きづらくなったり、洋服が破れてしまったりする可能性があります。馬は怖がりですので、ヒラヒラするものに驚いてしまう可能性もあり、人馬ともに危険です。外乗の場合、服装については、クラブ側からアドバイスがあります。

おすすめアイテム

【2025】夏に向けた乗馬ファッション
長袖インナー

キュロットやグローブ、ヘルメットなど、乗馬で必ず身に着ける必要のあるものに関しては、機能性は保ちつつ、涼しく着ることができる夏用のものが販売されています。暑い地域に住んでいらっしゃる方はこういったものを利用するのも一考です。

乗馬専用のアイテムではありませんが、熱中症対策グッズもうまく活用してみましょう。例えば、首に巻く冷たいリングは首にある太い動脈を冷やす効果があります。冷たすぎず、ちょうどよい冷たさを長く維持できる優れものも販売されています。

また、特に日焼けが心配な方には、UV対策機能のついたアームカバーやインナーウェアをおすすめします。日焼け止めクリームのように塗り直しも必要ありません。脱着やメンテナンスも簡単です。さらに暑さ対策のため、接触冷感や吸水速乾の機能を持ったものも販売されています。

まとめ

今回は夏場の騎乗にぴったりの乗馬ファッションをみてみました。夏の乗馬服にも高機能のものが増えているので、自分の好みのテクスチャーやデザインのものを見つけるのも楽しいかもしれません。乗馬用ではないアイテムでも、上手に使って快適な騎乗を楽しみたいですね。ただし、絶対に無理はしないようにしましょう。人間も馬も熱中症になります。人馬ともに体調に少しでも異常があれば、無理をせずに涼しいところでリラックスしましょう。

新着記事

乗馬メディア EQUIA エクイアをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む