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夏乗馬の必需品

今年も夏が迫ってきました。本格的な夏が到来するまでに、人馬とも安全に乗馬をするために必要なものをあらかじめ準備しておきましょう。この記事では、騎乗するのにこれだけは準備をしておいた方がいい、というものをご紹介します。暑い夏を乗り切るために是非、参考にしてください。

日焼け止め

夏乗馬の必需品

夏は日差しが強く、肌が炎症を起こしてしまうことも。外で騎乗する方は日焼け止めを使用することをおすすめします。汗をかくので、こまめに塗り直しましょう。ウォータープルーフのものもありますが、落ちにくい反面、肌に残ってしまいがちとも言われています。肌が敏感な方や肌に残るのが嫌な方は、ウォータープルーフのものを使用するより、普通の日焼け止めをこまめに塗り直す方がいいのかもしれません。

紫外線にはUV-A波とUV-B波があります。UV-A波は肌の深部まで届き、肌の色を濃くします。UV-B波はシミやそばかすの原因になります。UV-A波を防ぐのはPA。日焼け止めの効果の強さは「+」の数で表現されます。UV-B波を防ぐのがSPF。紫外線を浴びてから、肌への影響をどれくらい遅らせることができるのかを1〜50の数値で効果を示します。1SPFは約20分とされており、SPF20なら20×20分で400分は効果が持続することを示しています。

しかし、SPF50++++など効果の高い日焼け止めを塗っておけばいいのか、というわけでもなさそうです。日焼け止めの効果は2〜3時間しか持続しないと言われています。しっかり塗っても、汗で落ちてしまい効果が落ちてしまうのです。そのため、SPFの高さに関わらず2〜3時間をめどに塗り直すことが大切。また、日焼け止めは肌になじむまでに少し時間がかかります。家を出る15分前くらいには塗っておきましょう。

虫除け

夏乗馬の必需品

夏は海や山で外乗をしたくなりますよね。外乗をする場合は虫除け対策をしっかりしましょう。ドラックストアで購入できるもので十分です。ケミカルなものを使うのに抵抗のある方には、ハーブエキスで作られた虫除けがおすすめ。ご自宅にお子さんやペットがいる場合でも安心して使用できます。レモンユーカリやカレンソウなどが有名なところではありますが、北海道のお土産としても有名なハッカ油も虫除けになると言われています。もともと香りづけのために開発された食用の商品で、材料も全て自然のものなので安心です。ハッカ油は粘膜につけると痛みが出るため、目には入らないようにしましょう。またつけすぎにも要注意です。ハッカ油を配合したシャツスプレーも販売されています。ウエアにシュシュとしておくと冷感もあり、一石二鳥です。

また、最近では人間にも馬にも使えるハーブの虫除けも売られています。馬にはフライマスクや虫除け用の馬着などを着せてあげるのもいいでしょう。

夏用のウエアや乗馬用品

夏乗馬の必需品
長袖インナー

ウェアは、動きやすいことはもちろん、冷感のあるさらっとした素材や速乾性のある素材のものを選ぶとよいでしょう。半そで一枚で騎乗するより、速乾性のあるインナーを中に一枚着ると汗が速く乾くので涼しく感じます。速乾性のあるインナーとはいえ2枚も着るのは、やっぱり暑くていやだと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな方におすすめしたいのが、アームカバーです。乗馬用やスポーツ用にかさばらないタイプのものも販売されています。UVカット機能や接触冷感などを備えた高機能な素材を使っているものが多く、日焼け止めをあまり使いたくない方にも愛用されています。

熱気がこもってしまいがちなヘルメット。最近では、通気性のいいものや内部に冷感を感じられるパッドを装着できるものまで出てきました。キュロットも夏用に通気性のよいものが販売されています。こういった乗馬用品をうまく使いながら、夏の乗馬を安全に楽しみましょう。

水分や塩分補給できるもの

夏乗馬の必需品

夏場は運動をしていなくても、水分補給が必須!運動をしているのなら、なおさら!馬も人間も気をつけましょう。心配であれば、飲み物をあらかじめインストラクターに預けておき、レッスン中も適宜、水分を補給しましょう。汗をかくと水分以外にも体からミネラルが失われます。できれば、ミネラルも補給できる飲み物が理想です。スポーツ飲料はナトリウムやカリウムなどの電解質も補えるため、理想的。ただ、運動中に甘味がある飲み物をとるのが苦手な方もいらっしゃるはず。糖分を避けたい方には麦茶がおすすめ。麦茶に含まれていない電解質は塩飴やカリウムを豊富に含むバナナ、エネジージェルなどで補給するのもいいでしょう。ただし、無理は禁物です。体調不良を感じたら、すぐに下馬しましょう。

騎乗が終わったら、馬たちにもたっぷり水をあげましょう。馬用の電解質も販売されているので、水桶けにいれておくのもいいかもしれません。体を洗ってあげれば、体にこもった熱も排出されて、さっぱりします。

まとめ

いかがでしたか。今回は夏の乗馬にそろえておきたいアイテムについてご紹介しました。馬も人間も健康には留意して、無理をせず、安全に乗馬を楽しみましょう。

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