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夏はすぐそこ!暑い日の乗馬ファッション

四季があり、季節を感じられる日本にもうすぐ夏がやってきます。夏といえば、夏休みがあったり、海や花火など楽しいイベントも多いと思います。しかし、暑さで体調を崩したり、熱中症で病院に搬送される人もでてきます。
夏は観光地で乗馬を体験される人、夏休みに乗馬クラブでできるだけレッスンを入れる人などもいると思います。暑い夏でも楽しく乗馬が出来るよう、暑い日の乗馬ファッションを紹介します。

気を付けるべきことは、日焼けと暑さ対策

夏はすぐそこ!暑い日の乗馬ファッション

乗馬は爽やかで優雅なスポーツにみえて、全身を使うスポーツです。そのため心地よい疲労と汗をかきますが、暑い夏ではさらに汗をかき、暑さで体力も消耗していきます。
そして乗馬中は集中しているため、そのことに気が付きにくいという問題があります。暑い夏でも乗馬を楽しむために、日焼けと暑さ対策が必要になります。

日焼けと暑さ、気を付ける必要性

日焼けや暑さ対策をしないとどのような問題が起こるでしょうか。日焼けで肌にダメージを与えるだけでなく、暑さで体力を消耗したり、熱中症になってしまうことがあります。熱中症は最悪の場合、死に至ることもあるので注意が必要です。

気を付けるのは乗馬中だけではない

「短時間の体験だから」「1鞍だけのレッスンだから」と油断してはいけません。熱中症の危険は騎乗中だけではありません。
騎乗前の馬装や騎乗後の馬の手入れのときにも熱中症の危険はあります。特に騎乗中や馬の手入れのときには集中していたり、馬に気を配っていたりするため、水分補給を忘れてしまうことがあります。そして恐ろしいことに熱中症の初期症状があっても気が付かないこともあるのです。
騎乗中や馬の移動中、手入れ中でも体調に不調を感じたときにはすぐに近くの人に伝えることが大切です。迷惑や心配をかけないように様子をみたり我慢したりすることで突然倒れてしまうと、自分自身の体調だけでなく馬も驚いて予期せぬ事故につながることもあります。
また熱中症の危険は、意外かもしれませんが自宅と乗馬クラブの移動時にもあります。乗馬クラブに向かうときには荷物の準備、レッスンのことに気を取られてしまい、水分補給を忘れてしまいがちです。帰宅時には、レッスン後の疲労だけでなく、暑さによる体力の消耗で一気に疲れが出ることがあります。
乗馬の予定があるときには、その前後の時間も併せて、対策をとりましょう。具体的な対策について、いくつか紹介します。

日焼けと暑さ対策の具体例

乗馬に限らず暑い日は汗で水分・塩分が失われるため、こまめに水分・塩分の補給することが大切です。手軽に摂取できるものとして、スポーツ飲料・経口補水液・塩キャンディー・塩気の強いお菓子などがあります。
また、エネルギーも消費しているためエネルギーの補給も重要です。暑くて食欲がない場合でも栄養補助食品やスポーツようかんなどを活用するのもおすすめです。
そしてウェアも夏用の物を選んだり、便利グッズを活用したり、日焼け止めを塗ることもでも日焼けと暑さ対策の効果が得られます。

吸汗速乾や接触冷感の機能があるウエアを選ぶ

夏はすぐそこ!暑い日の乗馬ファッション

暑い夏には夏用のウェアを選ぶことをおすすめします。一般的なウェアと比べて、夏用のウェアはUVカット効果・通気性のあるものの他、吸汗速乾(きゅうかんそっかん)や接触冷感機能のものがあり、暑い夏の熱中症対策に適しています。

吸汗速乾

スポーツウェア・アウトドアウェ・寝具・パジャマなどで吸汗速乾を表示しているものを見たことがあるかと思います。
吸汗速乾とは、汗を素早く吸収し、乾燥させる機能のことで「吸汗性」「速乾性」の2つの機能を合わせもっています。
汗で濡れた服を長時間着ていると、不快に感じますし、体が冷えてきます。吸汗速乾機能がある洋服は汗を素早く吸い上げて、早く乾かします。そのため洗濯後も早めに乾きます。
また吸汗速乾機能は2つの機能どちらの力も発揮しますが、「吸汗性」が優れているもの、「速乾性」が優れているものなどがあり、素材によって用途が分かれています。
乗馬時は吸汗速乾のウェアを着ることで、汗で湿気がこもる不快感がなくなります。また汗で蒸れることによる、痒みなどの肌トラブルの予防も期待できます。

接触冷感

接触冷感機能とは、肌の熱が生地に触れることで瞬時に熱が生地に移り、熱を奪われることで冷たく、ひんやり感じるというものになります。
暑さ対策に効果的で、肌着や洋服、ジャケットの裏地の他に寝具やマスクにも使われています。
汗をたくさんかく夏は、肌触りのよい接触冷感機能のウェアもおすすめです。

おすすめヘルメットとグローブ

夏はすぐそこ!暑い日の乗馬ファッション

乗馬にはウェアだけでなくヘルメットやグローブが必要になりますが、こちらも暑い夏は蒸れてしまうこともあり不快に感じることがあります。
しかし、最近のヘルメットやグローブは工夫されているものもありますので紹介します。

ヘルメット

スポーティな乗馬ヘルメットには蒸れを防ぐために、通気口が付いているのをご存知でしょうか。体と同様に頭部も汗をかきます。しかし、乗馬中はヘルメットを外すことはできません。
少しでも通気性のあるものを選ぶことをおすすめします。
また、肌や頭皮に触れる部分のインナーを取り外せるヘルメットもあります。インナーを取り外せるタイプのヘルメットはインナーを洗うこともできるため、衛生的にも気持よく使えます。
そして、ヘルメットとは別に、ヘルメットに装着するサンバイザーもあります。サンバイザーを付けることにより、顔や首周りを紫外線から守ってくれます。装着が簡単であったり、付けていることを忘れるくらいの計量設計の物もあります。

グローブ

手を保護するためグローブは必需品ですが、汗をかいてくるとグローブの中もベタベタし、不快に感じることがあります。
そこで夏用のグローブとして通気性のいいもの、ひんやり感じられるものが多く、UV機能もついており日焼けや暑さ対策に効果的なものがあります。

半袖には+長袖インナーやアームカバーがおすすめ

夏はすぐそこ!暑い日の乗馬ファッション

暑い夏におすすめのウェアの素材は説明の通りですが、デザインは何がいいのか考えてみましょう。「暑いから当然、半袖!」「日焼けが気になるから長袖かな?」などそれぞれの考えがあると思います。
しかし、半袖の場合、日焼け対策は大丈夫でしょうか。長袖の場合、暑さで熱中症の心配はないでしょうか。
そこでおすすめなのが半袖に長袖のインナーかアームカバーを合わせるスタイルです。

長袖インナー

「暑いから半袖にしたのに、長袖のインナー?」と思う人もいるかも知れません。長袖といっても夏に適した長袖インナーを合わせるのが大切です。
夏用の長袖インナーを着ることで、日差しから肌を守るのはもちろん、汗を吸収してくれる機能、ひんやりする機能があることで熱中症の予防にも期待できます。

アームカバー

アームカバーは手首から通し上に持ち上げ腕をカバーするものと、ボレロのような形で羽織るタイプのものがあります。どちらもUVカット機能、通気性のいい素材、ひんやりする素材など夏に適したものが多くなっています。
これらのアームカバーを半袖に合わせることで暑さと日焼け対策になります。
アームカバーはどちらの形にしても、乗馬だけでなくアウトドアスポーツ・ドライブ・ちょっとしたお出かけにも活用できるのでおすすめです。

まとめ

夏はすぐそこ!暑い日の乗馬ファッション

爽やかなスポーツにみえる乗馬も、全身を使う運動のため汗もかきますし、体力も消耗します。それが暑い夏であればなおさらで日焼けや熱中症の心配が出てきます。
日焼けや熱中症を回避し、乗馬を楽しむためには夏用のウェアやヘルメット・グローブを選ぶことが重要です。
その他にもこまめな水分・塩分補給や日ごろの体調管理も大切になってきます。それでももし、体調に異変を感じたら、大事になる前に近くにいる人に伝えましょう。
また、人間だけでなく馬の様子にも気を配ることも大切です。馬は寒さに強く暑さに弱い動物で、熱中症になることもあります。馬の暑さ対策には指導員の指示に従いましょう。

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