【よくある質問】乗馬用品あれこれ

最終更新日: 2025/12/03

乗馬を始めるとき、まず気になるのが「何を揃えればいいの？」という疑問。安全に楽しく騎乗するためには、専用の装備が欠かせません。ヘルメットやキュロット、ブーツなど、見た目以上に機能性が求められるアイテムばかりです。

今回は、初心者が最初に揃えるべき乗馬用品から、それぞれの種類と選び方まで、よくある質問に答える形でわかりやすく解説します。
乗馬クラブでの体験やレッスンをより快適に、そして安全に楽しむためのヒントが満載です！

最初に揃えた方がいい物

乗馬を始めるとき、まず揃えたいのは「安全性」と「快適性」を両立できる基本アイテムです。

最優先はヘルメット。落馬時の頭部保護は命に関わるため、乗馬専用のものを選びましょう。

ヘルメットの次に揃えたいのがキュロットです。普通のズボンでは滑りやすく、鞍との摩擦で痛みが出ることも。滑り止め付きのキュロットは、安定した騎乗姿勢をサポートしてくれます。

ブーツも重要です。鐙（あぶみ）にしっかり足を乗せるためには、かかと付きで足首を支える構造が必要。ショートブーツ＋チャップスの組み合わせでもOKですが、ロングブーツの方が一体感があります。グローブは手綱の滑り防止と手の保護に役立ちます。

最初はレンタルでも構いませんが、継続するなら自分に合ったサイズと素材のものを選ぶのが快適な乗馬への第一歩です。

乗馬用キュロットは、見た目以上に機能性が求められるアイテムです。

大きく分けて「ニーグリップ（膝滑り止め）」と「フルグリップ（尻～膝滑り止め）」の２タイプがあり、障害馬術にはニーグリップ、馬場馬術にはフルグリップが向いています。初心者ならどちらでもOKですが、滑り止めの範囲が広いフルグリップの方が安定感があります。

素材ではストレッチ性と耐久性が重要。
革やシリコンのグリップ素材が使われており、好みに応じて選べます。ウエストタイプも「ロー」「ミドル」「ハイ」とあり、それぞれサイズ感が変わるので要注意です。海外製品はインチ表記が多いため、日本のECサイトでサイズ換算を確認すると安心です。

購入前の試着は必須です。生地の厚みやフィット感、動きやすさを実際に確かめて、自分の体型や騎乗スタイルに合った一本を選びましょう。

乗馬ブーツは、安全性と操作性を兼ね備えた必須アイテムです。

種類は「ロングブーツ」と「ショートブーツ＋チャップス」の２タイプ。
ロングブーツは一体型で見た目もスマート、競技にも適しています。ショートブーツは着脱が楽で、初心者や体験乗馬に向いています。

素材は本革、合皮、ラバーなどがあり、本革は耐久性とフィット感に優れていますが、価格と手入れの手間がかかります。合皮は手頃で扱いやすく、ラバーは雨天でも使えるのが魅力です。

サイズ選びでは、足首のフィット感とかかとの高さが重要となります。
鐙にしっかり足を乗せるため、ヒールがある程度必要です。足首が緩いと操作性が落ち、逆にきつすぎると靴擦れの原因になります。

乗馬クラブでの試着やスタッフのアドバイスを参考に、自分に合った一足を見つけましょう。

乗馬用ヘルメットは、落馬時の衝撃から頭部を守るために設計された専用アイテムです。
一般的なヘルメットとは異なり、広範囲をカバーし、フィット感や通気性、軽量性が重視されています。安全規格としては、欧米のEN1384やASTMなどがあり、これらを満たす製品を選ぶのが安心です。

種類は、固定方式（3点・4点）やサイズ調整機能の有無、インナーの取り外し可否などで分かれます。競技用は軽量で通気性が高く、長時間の騎乗でも快適。初心者向けは価格を抑えつつ基本性能を備えたものが多く、乗馬クラブでの貸し出しにも使われています。

デザインも豊富で、シンプルなものから装飾付きまで選択肢は広がっています。安全性を最優先に、自分の頭の形に合ったフィット感を重視して選びましょう。

さらに、インナーライナーが交換可能なモデルは、汗や汚れに対応しやすく衛生的です。
通気孔の配置や素材によって、夏場の快適性も大きく変わります。見た目だけでなく、使用頻度や季節、メンテナンスのしやすさも考慮して選ぶと、長く快適に使えます。

ヘルメットに関しても購入前には必ず試着し、騎乗時の安定感を確認することが大切です。

乗馬用品は、見た目以上に機能性と安全性が求められるものばかりです。

最初に揃えるべきアイテムは、騎乗時の安全と快適さを支える基本装備です。それぞれに種類や素材、サイズの違いがあり、自分の体型や乗馬スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

自分に合った用品を揃えることで、より安全で楽しい乗馬ライフを楽しんでくださいね！