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馬場でも映える!初心者さんのための乗馬ファッション完全ガイド

乗馬ファッションには日常着とは違った少し特別な雰囲気がありますよね。ため息ものの格好よさが引き立つ競技大会での正装はもちろん、レッスン着までもがさり気なくオシャレ。まさにエレガントとスポーティー、対極のテイストが品よく混ざり合い、スタイリッシュで動きやすいファッションと言えるのではないでしょうか。
だからこそ「乗馬レッスン時はどんな服装がいいのか迷ってしまう。」「乗馬クラブの会員さんはみんなオシャレそう。」など、これから乗馬体験を考えている方や乗馬を始めたばかりの方はファッションに関して戸惑いを覚えてしまうかもしれません。
まずは基本を押さえつつ季節ごとに必要なアレンジを加えて、自分らしい乗馬ファッションを楽しんでいきましょう。

乗馬ファッションの魅力

馬場でも映える!初心者さんのための乗馬ファッション完全ガイド

洗練された乗馬ファッションは乗馬に憧れる理由の一つに挙げられます。特にブリティッシュスタイルはヨーロッパ貴族など上流階級の社交場というルーツを持つ事から、スポーツウェアとしてはフォーマルでありクラシックな印象。事実、乗馬ファッションは過去にも幾度かトレンドの波に乗り、多くのメゾンがそのエッセンスをコレクションに取り入れてきました。

小さな馬具工房から始まったエルメスはビッグメゾンとなった今に至っても馬具の製作を行っていますし、シャネルを創設したガブリエル・シャネルはロマンティカという名の競走馬を所有するほど馬の世界を愛していました。シャネルの代名詞であるマトラッセは、競馬場で関係者が着用していたキルティングジャケットからインスピレーションを得たのだそう。

ファッションサイクルを経る度に一般的な認知度も高まり、今や定番として愛されるアイテムも少なくありません。ジョッキーブーツなどはシンプルでコーディネートに合わせやすく、履き心地も抜群。そして何より、なめらかなラインを描くスマートなシルエットの美しさには思わず魅せられてしまいます。

着心地やフィット感にこだわりながらも、気高く品格が漂うスポーツファッション。基本として心地よく着用できるからこそ愛されているのでしょうね。

基本の乗馬コーディネート

馬場でも映える!初心者さんのための乗馬ファッション完全ガイド

体験乗馬ではほとんどの方が初めて馬に乗ると思いますのでやむを得ない事なのですが、実はある乗馬クラブの調査によると7割の方が適切ではない服装でいらっしゃるとの事。適切ではない服装とは、乗馬をするにあたって危ない服装も含まれていますので、気を付けたいところです。
まず大前提として、乗馬ファッションは騎乗時の安全性を確保しなければなりません。そして快適な騎乗をサポートするファッションが好ましいです。馬具に引っかかるリスクや、服がひらひらと揺れて馬を驚かせてしまう可能性があるので、体にフィットするアイテムを身につけましょう。

基本的には
・長袖のシャツやTシャツ(日焼け、虫刺されの予防)
・ロングパンツや乗馬用キュロット(騎乗時の摩擦によってすりむかないように)
・長めのソックス(足の保護)
乗馬を始めるとなれば足元はロングブーツをおすすめしますが、体験時の短時間であればスニーカーでも構いません。その時は騎乗中に脱げないようフィットするもの、鐙に足をかけやすいソールにくぼみがあるものを選ぶのがおすすめです。

季節別コーデのポイント

馬場でも映える!初心者さんのための乗馬ファッション完全ガイド

それでは基本のファッションを押さえたところで、シーズンごとのコーディネートポイントをチェックしていきましょう。

【春】注意点:寒暖差/花粉/紫外線

日中は暖かさが戻ってくるものの朝晩の冷え込みはまだ厳しかったりと、気温の乱高下が激しく寒暖差の大きな春。気温の変化に対応できるよう重ね着スタイルがおすすめです。また紫外線量も増え始める時期ですし、花粉症の方は花粉対策も忘れずに。
・トップス 吸湿性・速乾性に優れたもの
・アウター 脱ぎ着しやすい薄手のジャケットやウィンドブレーカー(ストレッチが効いた動きやすいもの)
・小物   UVカット加工がほどこされたアームカバーやネックウォーマー、マスク

【夏】注意点:熱中症/紫外線

夏はとにかく暑さと日焼けへの対策を万全にしていきましょう。夏の暑さ対策はファッションだけではカバーできないので、日焼け止めを塗る、こまめな水分補給を心掛ける、他にもスポーツドリンクや塩分補給ができるタブレットを持参するなどして下さいね。
・トップス 通気性・吸湿性・速乾性に優れたもの
・小物   アームカバーやサングラス、可能ならばUVカット加工のキャップ
・その他  日焼け止め

【秋】注意点:寒暖差/強風

春と同様に秋も朝晩と日中の寒暖差に気をつけ、重ね着スタイルを基本とします。また風が強く吹く日もあり、天気も変わりやすいので、その時の気温や天候に合わせられるように気を付けます。
・トップス 吸湿発熱素材のインナー
・アウター 脱ぎ着しやすい薄手のジャケットやウィンドブレーカー(ストレッチが効いた動きやすいもの)
・小物   グローブやイヤーマフ

【冬】注意点:寒さ

冬の寒さによって体の動きが鈍くなったり、手がかじかむと拳の扶助が上手くできなくなったりするので、しっかりと寒さ対策をして下さい。とは言え動きにくくなっては本末転倒。機能的なアイテムを取り入れる事をおすすめします。
・トップス 保温性の高いもの
・ボトムス 裏起毛の乗馬パンツ
・アウター フリースジャケットや薄手のダウンジャケット(フィット感があるもの)
・小物   グローブやイヤーマフ、ネックウォーマー

まとめ

「形から入って心に至る」という言葉があるように、モチベーションを上げる為にファッションから入るのも悪くないと思います。押さえるべきポイントをきちんと押さえておけばいいのです。乗馬ファッションにはシックな色合いのものが多く揃っているので、ソックスなどで差し色や柄を取り入れるとオシャレ度が上がりますよ。重ね着の季節はインナーとアウターのコーディネートも楽しんでみて下さいね。

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