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【実は大切!】上手な落馬の仕方を覚えておこう

乗馬をしていて「怖い」と思うのは、やはり落馬しそうになる瞬間ではないでしょうか?そこで、今回はなるべくケガを避けるための「上手な落馬」について解説します!乗馬をしていれば落馬の危険性は常について回るので、ぜひ参考にしてくださいね。

足から落ちる

【実は大切!】上手な落馬の仕方を覚えておこう

上手な落馬の基本は、足から落ちること。まずは、なぜ足から落ちると良いのか、もし足から落ちられないとどうなるのか?ということを確認しておきましょう。

安全に落ちるには?

馬場は砂が敷き詰めてあり歩くと少しブーツが埋まるくらい柔らかいですよね。とはいえ、実際落ちてみると「普通の地面と変わらないのでは?」と思えるほど痛いもの。


多くの乗馬クラブで義務付けられているヘルメットの着用はもちろんですが、最近では良いプロテクターがたくさん出ているので、こうしたものを使うのも落馬のときの安全対策の一つ。


そして、自分自身でできる対策が「足から落ちる」ことです。一般的に転んだときは「手を付くことが大事」と言われますが、乗馬の場合は手を付くと骨折してしまう場合も…。かといってもちろん頭から落ちるのは非常に危険なので足からがベストです。

頭から落ちるとどうなる?

万が一頭を打った場合は、無理にレッスンに戻ろうとせず一旦落ち着いて自分の状態を確認しましょう。意識がはっきりしていても、まっすぐ立っている状態でめまいを感じたりよろけるようであれば脳震盪を起こしている可能性もあります。


また、頭部を強打すると頭蓋骨の中で少しずつ出血が起こる場合も。このようなケースでは、その場では症状がなく数時間後に吐き気やふらつきを感じたり意識がぼんやりする場合もあります。痛みや外傷が無くても、2日間は普段より気を付けて体調を確認し、異常を感じたら早めに受診しましょう。

流れに任せて落ちる

【実は大切!】上手な落馬の仕方を覚えておこう

では、具体的に落馬しそうになったときはどのようなことを心がければ良いのでしょうか?落馬経験がある人は、そのときのことも思い出しながら確認していきましょう!

落ちるのは悪いことではない!

まず、この記事の最初で「上手な落馬の仕方」と呼んだ時に「え?そもそも上手じゃないから落馬してしまうんじゃないの?」と感じた人もいるはずです。


もちろん落馬にはケガなどの危険性もあるので良いことではありませんが、上達して高い障害を飛ぶようになるほど早いスピード・大きな衝撃での落馬が起きる可能性があります。


そのため、初心者のうちから落馬をして「ケガの少ない落馬方法」を身に着けておくことはかなり重要。もちろん初落馬のときは何も考えられないかもしれませんが、2回目以降は「なんとか落ちないこと」より「落ち方」を意識してみましょう。

踏ん張る&しがみつくのは危険?

落ちることを恐れすぎない!という気持ちを意識したところで、なぜ落ちないことにこだわりすぎてはいけないのか解説します。


バランスを崩した瞬間にうまく立て直せればよいのですが、落ちまいとしすぎるあまり鐙に踏ん張ったり脚で馬体にしがみつくのは逆に危険な可能性があります。


まず、バランスを崩した状態で鐙に踏ん張ると鐙に深く足が入ってしまうことがあります。もし、その状態のまま落馬をしたら足が鐙にはまったまま身体が鞍から離れて冒頭でお話しした「足から落ちる」とは真逆の状態になってしまいますよね。


そして、脚でしがみつくのが危険というのもほぼ同じ理由ですが、加えて「脚で締め付ける」というのは馬にとって「スピードを上げる」という合図。上でバランスを崩しているのに進めってどういうこと?と馬が混乱して予測できない動きをするかもしれません。


このような状況にならないよう、落馬しそうな状態になったら「流れに任せて落ちる」という意識が大切です。

できるだけ手綱は握ったままで

【実は大切!】上手な落馬の仕方を覚えておこう

落馬の瞬間は、確かに馬にしがみついたり踏ん張ろうとしすぎると危険なのですが手綱は握ったまま落ちたほうが良いといわれています。一見危なそうですが、なぜ握ったままが良いのでしょうか?

足から着地できる

手綱を握っていれば、腕が手綱に引っ張られるような形で足から地面に着く確率が高まります。しっかりと足裏で着地できるとは限りませんが、少なくとも頭から落下してしまう危険性はかなり減らすことができるはずです。


足から着地することで「頭部を打たない」というだけでなく、落馬後すぐに馬から離れられるというメリットもあるので、これはぜひ意識してみましょう。

違和感で馬が停止する

手綱を握ったまま落ちると、話した場合よりも馬が「あれ?」と違和感に気付きやすく、落馬後すぐに走るのをやめる場合もあります。馬が走り去ってしまうと、そのはずみで踏まれたり脚が当たるなどの事故になり得るほか、放馬の可能性もありますよね。


それらを防ぐためにも、落馬のときは手綱を握っておくのが良いという意見が多いようです。ただし、馬がどこかに行かないようにと考えるあまり落馬後もずっと手綱を離さないのは危険なので要注意!


人が落ちても馬が走るのをやめない場合もあり、また進むのをやめたとしても興奮して足踏みをしたり、その場で足を蹴り上げる馬などもいます。こうした場合に、いつまでも手綱を握っていると馬に引きずられてしまったり、馬から離れることができず踏まれてケガをする恐れがあります。


短時間で馬の様子まで判断するのは難しいかもしれませんが、自分の身体が地面に付いた時点ですぐに手綱を放し馬から離れることをおすすめします。

手綱を放してしまったら?

【実は大切!】上手な落馬の仕方を覚えておこう

とはいえ、急に止まったり走り出した馬に振り落とされるときは「手綱のことを気にする間もなかった」なんてことも。もし手綱を放してしまったら、どんな対処をすべきなのでしょうか?

頭を守る!

ここまで「足から落ちる」「手綱を放さない」などの注意点を解説してきましたが、これらは全て頭から落下するのを防ぐ手段。もし手綱を放してしまった場合も、首や頭を守るように腕を地面側に出すなど可能な限り頭部を守る動きをしましょう。


さらに、落馬の際に頭部から落ちると、直接的な頭部外傷以外に衝撃で頸椎骨折をしてしまう可能性なども考えられます。落馬対策としてプロテクターを選ぶ場合は、頸部にもエアバックが装備されているタイプを選ぶとより安心ですね。

馬から離れる

先ほどの「手綱は握ったままで」という話でも落馬後は手綱を放して馬から離れたほうが良いと書きましたが、手綱をつかんでいられなかった場合も同じです。


手綱をつかんでいたほうが良いのはあくまでも足から落ちるため。落馬の瞬間に手綱を持っているか放してしまったかにかかわらず、地面に落ちた後は自身の安全確保を第一に考えて馬から離れましょう

まとめ

落馬の瞬間はとてもビックリしますし、痛いですよね。そのため落馬はできるだけ避けたいものですが、ベテランの選手や騎手でも落馬で大ケガをすることはあります。大きなケガを防ぐため初心者のうちから「上手な落ち方」に慣れることも大切かもしれませんね。

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