最初はびっくり、初心者でもできる興奮した馬のなだめ方

馬が興奮した姿を見たことはありますか?馬は賢く優しい動物ですが、興奮すれば暴れるときもあります。

初めてその姿を見た時、自分が乗る馬ではなくても驚くのではないでしょうか。また自分が乗る馬が興奮してしまったら対処することができますか?

馬の感情を表情や行動から読み取ることはできますが、急に興奮することもあります。どんなによく観察していても、急な感情の変化を察知することは難しいです。

乗馬をする上で馬の行動をコントロールする知識は必要です。ここでは興奮した馬のなだめ方を紹介します。馬と上手な付き合い方を覚えましょう。

興奮している馬に絶対してはいけないこと3つ

興奮した馬に出くわした時、あなたは冷静な判断ができますか?乗馬クラブのスタッフさんに、馬が興奮しているときには絶対してはいけないこととして、いくつか例を説明されている人もいるかもしれません。

しかし初心者であれば特に、慌ててしまいやってはいけない行動を取ってしまうものです。ここでは興奮している馬に絶対してはいけないことを3つ紹介します。もう一度確認しておき、しっかり対処できるようにしておきましょう。

大きい声を出さない

馬は臆病な動物です。特に音には敏感で、風の音や車の音などちょっとの音でもビックリしてしまいます。

馬の聴覚はとても発達しており、人間には聞こえない音も聞き取れていると言います。そのため興奮している所に大声を出してしまうと、落ち着くどころかパニックに陥ってしまう可能性が高くなります。

人もびっくりして、とっさに大きな声が出てしまうのも理解できます。しかし落ち着いてゆっくりとした声で話しかけるのが正解です。

馬の後ろに立たない

馬の視界は350度です。広い範囲で周りを見回すことができます。

しかし馬のお尻側、真後ろは見えない場所になります。馬は自分の目で確認ができない後ろに、人が立つことを嫌います。これは興奮していなくても言えることですが、興奮時はなおさら後ろに立たれるのを怖いと感じるのです。

人も同じではないでしょうか。自分が怒ったり恐怖を感じているときに、自分が確認できない位置に人がいたら不快なはずです。

後ろに立つことは、馬に蹴られる可能性が高いと言えます。馬の蹴りはとても力強く、蹴られれば確実に怪我をしますので、気を付けなくてはいけません。

手綱を引っ張る

暴れる馬を押さえつけ落ち着かせようと手綱を引っ張る人がいます。制御しようという考えは分かりますが、ただでさえ大きな体の馬を人が抑えられるわけがありません。

手綱を引っ張ることに加え、馬が大きく動くことで馬の口にハミが強く当たり、痛さを感じパニックになります。手綱を引っ張ることは落ち着くどころか、逆に馬を興奮させる可能性がありますし、馬も人も怪我をする恐れがあります。

まずは落ち着き、手綱は引かずにある程度自由にする方が、馬は落ち着く可能性が高いです。

興奮している馬の注意点

興奮した馬は通常時の愛くるしい馬とは違い、怖さを感じることもあります。また興奮した馬に出くわしたことで、トラウマになる人も少なくないようです。

怒って興奮している人に対しては注意して接しますよね?同じように馬に対しても注意しなくてはいけません。ここでは興奮している馬の注意点を紹介します。

噛まれる

人に嫌な思いがある馬でなければ、基本的に馬は人をかむことはありません。しかし興奮状態にあったり、極度のストレスがかかっているときには攻撃性が高くなり、人に噛みついてしまうことがあります。

何もなく機嫌のよいときにコミュニケーションの一環で顔見触れたり、口元に手を出すのは問題ありません。しかし馬が興奮しているときに落ち着かせようと、むやみに口元に手は出さない方が良いでしょう。

急に走り出す

興奮した馬は、急に走り出すことがあります。その場から逃げ出したい一心なのかもしれません。

繋がれた状態であれば問題はありませんが、騎乗中または人が手綱を持って歩いているときの場合は危険が生じます。例えば騎乗中であれば落馬、手綱を持ち歩いている時であれば引きずられてしまうこともあるのです。

騎乗中急に走り出した場合、つかまろうと馬にしがみつくように前傾姿勢になりがちです。しかしそれは落馬しやすくなりますので、気を付ける必要があります。姿勢は常に正して乗りましょう。

騎乗中に興奮したらどうやってなだめるか?

騎乗中に馬が興奮したら自分自身が慌てないことももちろん大切ですが、それだけでは馬は落ち着いてくれません。危ないと判断されれば、もちろん乗馬クラブのスタッフさんが馬を落ち着かせてくれます。

しかし乗り手が積極的に馬を落ち着かせる行動を取らなくてはいけません。それが馬に乗るときに必要なスキルの一つであるということはもちろんのこと、自分の身を守ることに繋がるからです。

ではどのようになだめればよいのでしょう。ここでは騎乗中に興奮した馬のなだめ方を紹介します。

落ち着くよう声をかける

馬は落ち着いたトーンで声をかけることで、興奮が治まっていきます。

騎乗中に馬が興奮し大きな動きをされたとき、大きな声で叫んでしまいそうになります。しかし大きな声を出すことは逆効果です。声が出そうになるのをグッとこらえましょう。

そして落ち着いたトーンでゆっくりと「ホーホー」「ほーら、ほーら」と声をかけてみましょう。また馬は乗り手の気持ちを読み取りますので、自分自身も落ち着かせなくてはいけません。

怖いという気持ちが出てしまうのは分かりますが、馬を落ち着かせることに集中しましょう。

手綱を交互にひく

騎乗中に馬が暴れ走りださないよう手綱を引くことが良いように感じるかもしれません。しかし興奮した馬はストレスをかけられたと勘違いし、さらに興奮する可能性が高くなります。

興奮した馬には手綱を軽く緩め多少の自由を与えるとともに、軽く左右交互に手綱を引くことが有効です。

冷静でいる

乗り手の気持ちを読み取ることが上手な馬に対し、慌てふためく姿を取ってしまえば、馬は落ち着くどころかさらにに興奮しパニックに陥ります。そうなれば乗りてもさらにに怖さを感じ悪循環です。

馬を落ち着かせたいのであれば、まずは自分が落ち着いて冷静な行動をしなければいけません。一度深呼吸をして周りと馬の様子を観察し、馬が暴れ危険が無いか確認します。また危険な方へ馬が進まないよう上手く誘導しなくてはいけません。

また怖さを感じることで騎乗姿勢が崩れてしまいます。慌てずに姿勢を正しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまで興奮した馬のなだめ方について紹介してきました。

馬は優しく大人しい動物なので、餌を上げたり顔をなでたりコミュニケーションが取りやすい動物です。乗馬をすでに習っている人の中には、馬とのふれあいを楽しみ癒されているという人も多いはずです。

表情豊かな馬なので、喜んでいる・怒っているなど喜怒哀楽は初心者であっても分かるでしょう。しかし馬も生き物です。感情のコントロールをする事はできません。

馬の手綱を引き歩いている時・騎乗中に馬が興奮することもあります。長く乗馬を続ければ自分が出くわすこともあるのです。

怪我をしないで乗馬を楽しむため、ここで紹介した方法を頭に入れておきましょう。

 

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