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戦国時代に活躍した名馬たち

戦国時代のお話は学校の授業でも習うため、記憶にある人も多いでしょう。また歴史好きな人も多く、戦国時代を題材とした映画も数多くあります。そこで描かれるのが、戦国武将たちが馬に乗り戦に出る姿です。

戦国時代にも馬たちは活躍しており、人と行動を共にしていたのがわかります。今回は戦国時代に活躍した名馬について解説していきます。

戦国時代の馬はずんぐりむっくり体型

戦国時代に活躍した名馬たち

戦国時代に活躍した馬といえば、どのような馬を想像するでしょう。映画などで描かれる際には、皆さんが乗馬で触れ合うスラっとした馬たちが映っているので、戦国時代の馬たちも同じだと想像する人も多いのではないでしょうか。

しかし戦国時代に活躍した馬たちは、皆さんが乗馬クラブでパートナーにしたり映画に映っているような、体が大きくスラっとしたスタイルの良い馬ではありません。小柄でずんぐりむっくり体型のポニーたちであったと言われています。

そんなポニーに乗って激しい戦に行くのは無謀では?体の小さな馬に重たい鎧を着た男が乗って大丈夫なのかと思う人もいるかもしれません。確かに小さい馬ではありますが、力はあるため問題なかったと言えます。そして何より戦国時代の成人男性の体型が今と大きく違うのです。

日本人は世界の人々に比べ小柄と言われています。戦国時代では更に小柄であったと言われており、ポニーのような小さな馬で問題なかったのです。

戦においては、サラブレッドのように早くは走れませんが、体は小さくても力持ちな馬たちの方が適していたのでしょう。

戦国時代の馬は暴れん坊

戦国時代に活躍した名馬たち

戦国時代では、戦によって命を落とす人が多いのはもちろんのこと、実は落馬によって命を落とす人も多かったと言われています。騎乗者の乗馬技術が未熟だったこともありますが、馬が大きな音にビックリしてしまったり、馬の気性が荒く騎乗者を振り落としたことも大きな要因となっていたようです。

牡馬は虚勢をすることで気性の荒さが和らぎますが、戦国時代の日本では馬の虚勢をするという考えも、それを行う技術もありませんでした。そのため気性の荒い馬に乗ることになった人は、振り落とされたり噛みつかれることもしばしばだったようです。

戦国武将が愛した名馬たち

戦国時代に活躍した名馬たち

戦国武将がどのような馬たちを愛したのかをここでは紹介します。

戦国武将の中でも1番馬好きで、数多くの馬を可愛がっていたと言われているのが、織田信長です。「鬼葦毛」「小鹿毛」「大葦毛」「遠江鹿毛」「小雲雀」「河原毛」「大黒」「白石鹿毛」「がんぜき黒」「ぶち」「ものかは」「やばかげ」「愛想ぶち」「星河原毛」が挙げられます。

武田信玄は「黒雲」、徳川家康が「白石」「黒ぶち」、上杉謙信が「放生月毛」、豊臣秀吉が「奥州黒」など、様々な馬たちが戦国武将に愛されていました。武将に愛された馬たちは、長距離の移動を難なくこなしたり体をはって主人を守るなど、功績を残している馬が多いです。

また別の武将の愛馬だったのが主の死後譲られたといったこともあるようです。武田信玄の愛馬「黒雲」に関しては、非常に暴れ馬で武田信玄以外は騎乗することができなかったというエピソードも残っています。

戦国武将の馬の扱い方

戦国時代に活躍した名馬たち

乗馬をしている皆さんにも愛馬がいるのではないでしょうか。戦国武将にも愛馬とは呼ばれていなかったもののお気に入りの馬がいました。お気に入りの馬を何頭か手元に置き、ランク付けをしていたと言われています。

また戦の際には、お気に入りの馬たちをつれていき激しい戦で疲れてしまったら乗り換えるなどして、負けないよう努力していたようです。有名な武田信玄も2~3頭のお気に入りの馬を戦に連れて行っていました。

戦という大変危険な地に馬を連れて行く戦国武将なので、馬は移動手段や戦の際の道具と考えているのではないかと思うかもしれません。しかし武将にとって馬は我が子であり相棒、とてもかわいがり大切にしていました。

裏切り行為により自分の進退が大きく変わる時代、身内に裏切られることも多々です。人間は自分を平気で裏切るのに対し、馬などの動物は裏切ることはないと考え大事に育てたのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

映画などで描かれている戦国の戦シーンでは、馬が必ず出てきます。スラっとした馬たちが戦の際に武将と共に活躍していますが、実際にはポニーだったという事実に驚きと面白さを感じたという人は少なくないでしょう。

そして落馬によって命を落とす人が多かったということにも驚かされます。勝手に戦国時代の人たちは、馬を乗りこなすのが上手とイメージしてしまっているから尚更です。

戦という危険な場で活躍する戦国時代の馬たちですが、戦国武将に大切に可愛がられていたことが分かります。また怖い印象を持つ武将たちが、馬をかわいがっていると知り、印象が変わった人もいるでしょう。

歴史から馬を知るのも面白いので、おススメです。

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