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【ほぼ無料？！】お金をかけずに子供が乗馬を習える方法

【ほぼ無料？！】お金をかけずに子供が乗馬を習える方法

最終更新日: 2023/12/03

我が子に乗馬を習わせたいと思っている親御さんは結構多いのではないでしょうか。
他のスポーツと異なり、動物と一緒におこなうスポーツは乗馬だけです。

子どもの習い事としての「乗馬」は、馬と触れ合うことで命の尊さや命を大切にする心、愛情や心の豊かさを育んでいくことが期待できます。また、馬にまたがり颯爽と走る我が子の姿を見ることができたら、とても素敵ですね。

しかし乗馬はお金がかかるスポーツだと思われ、何となく敷居が高いイメージもあり、実際に乗馬を習わせるご家庭は少ないです。

そこで今回は、お金をかけずに子供に乗馬を習わせる方法についてまとめました。

乗馬クラブはお金がかかる？

乗馬を子供の習い事に選ぶ理由で最も多いのが、
「他の習い事ではできない、動物との触れ合いができるスポーツだから」
なのだそうです。

「動物園や牧場で乗馬体験をして楽しかったから」、
「テレビを見て、自分もやってみたいと思ったから」
などの理由で始める子どもさんも多いそうです。
また、乗馬で使用する馬具や服装がファッショナブルで、おしゃれなスポーツという点も人気の理由のひとつです。
しかし興味があっても、乗馬は費用ががかかるので習わせることをためらうご家庭も多いのではないでしょうか。

乗馬は、落馬などの危険を伴うスポーツです。そのため、安全面に考慮した道具をそろえなければいけません。
ヘルメットや保護ベスト、グローブ、馬用ブーツなど身につける道具は、個人で用意することになります。
しかし、習い始めのうちはクラブでレンタルすることが可能な場合もあるので、乗馬を習い続けることが決まってから購入、というシステムがあればそれを利用するのも良いのでしょう。

乗馬クラブで乗馬を習わせるのであれば、上記の道具以外にクラブの入会金や会費が発生します。
乗馬クラブの入会金は10万円前後が平均的な価格です。
月会費は子ども対象の場合、10,000円から30,000円が目安となります。
それ以外に1回乗るたびにかかる騎乗料やレッスン料、保険料などの負担もあります。
騎乗料は1回2,500円から5,000円程度です。

一般的な乗馬クラブで子供に乗馬を習わせることは、やはりお金がかかります。
これでは子供に乗馬を習わせることは厳しいと思われる方も多いでしょう。

しかし、実はとてもお安く乗馬を習うことができる施設があるのです！

スポーツ少年団とは

日本中央競馬会（ＪＲＡ）が運営している競馬場やトレーニングセンターには、「乗馬センター」が併設されています。
乗馬センターでは、小中高生を対象とした乗馬スポーツ少年団を開講しています。
この乗馬スポーツ少年団は、何と年会費の数千円と数百円のスポーツ保険料だけで参加できるのです！
乗馬クラブで乗馬をおこなうよりも、格段に費用が軽減されますね。

例えば、中山競馬場の乗馬スポーツ少年団に加入するために必要な費用は、活動のための団費6,000円と傷害保険料８００円です。

乗馬スポーツ少年団は、毎年2月頃に団員募集があります。
ただし申し込みができるのは、競馬場やトレーニングセンターのある都市近郊に在住している、
小学５年生から中学３年生までの乗馬未経験の児童および生徒に限られています。

競馬場やトレーニングセンターの近くにお住まいで、乗馬を始めたいお子さんは是非検討してみてはいかがでしょうか。

安いのは嬉しいけどデメリットは？

乗馬スポーツ少年団は、少ない費用で乗馬をおこなうことができますが、デメリットはないのでしょうか？

乗馬スポーツ少年団の活動は、原則学校の休日のみと限定されています。レッスン時間も、午前７時から11時30分と午前中のみです。好きな時に好きなだけ乗ることができる乗馬クラブに比べると、上達のスピードは遅くなってしまうので、少し物足りなく感じるかもしれません。
さらに指導員がJRA職員のため、競馬開催日は指導員も開催業務のために指導ができず、練習が休みになることもあります。

乗馬スポーツ少年団は、一般的に指導が厳しいと言われています。
活動の中で先輩後輩の関係や、馬を労わる気持ち、道具を大事にすることなど、乗馬を通して社会勉強をすることが目的なので、本気で馬について学びたい人が集まっています。
入団の際には、厳しい指導にも負けない覚悟をする必要がありそうです。

また乗馬スポーツ団は馬に親しむ馬事普及が目的なので、国体などの大きな競技会に出場することができません。練習の成果を発揮する場がないことも、デメリットのひとつと言えるでしょう。