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【やれば出来る】馬を馬房から出すテクニック

馬を馬房から出す際に

  • 餌に夢中でなかなか出てくれない
  • いくら呼んでもお尻を向けて無視される

など困った経験はありませんか?このことは乗馬初心者であれば誰もが直面する問題です。そこでこの記事では馬を馬房から出すための手順や役立つ知識・テクニックを紹介します。
この記事を読めば、今まで馬を馬房から出すのに苦労していた方も明日から一人で馬を馬房から出せるようになります。

必要な道具、無口頭絡

【やれば出来る】馬を馬房から出すテクニック

馬を馬房から出す際には無口頭絡を使用します。無口頭絡とは馬の顔に付けるもので、曳き手と併用することで馬にブレーキや進む方向を指示することができます。
無口頭絡は騎乗する際に使う頭絡とは違い、あご下・左右の口元・左頬に金具を付ける部分があるのが特徴です。

馬房に入る際の注意点

【やれば出来る】馬を馬房から出すテクニック

馬を馬房から出す際、まずは人間が馬房に入ります。人間が馬房に入ることは馬のプライベートスペースに侵入するということです。場合によっては馬が暴れて人間がけがしてしまうなどの事故につながってしまうので細心の注意が必要です。
人間が馬房に入る際には以下の3つのことに注意しましょう。

  • 馬が興奮していないか確認する
  • 馬がこちらに気づいているか確認する
  • 馬房の扉は人間が通れるくらい開けておく

一つずつ詳しく解説していきます。

馬が興奮していないか確認

馬房に入る際は馬が興奮していないか確認しましょう。馬が興奮している状態で馬房に入ってしまえば馬に無口頭絡を付けるどころか噛みつかれたり蹴られたりする危険性があります。
馬が興奮しているときの特徴として「声をかけると耳を絞る」「そわそわと馬房を歩き回る」「隣の馬を威嚇する」などが挙げられます。これらの行動をしている馬は少し時間を開けるかインストラクターの方に任せましょう。

馬がこちらに気づいているか確認

馬房に入る際は馬にこちらの存在を認識させることが大切です。もし馬が人間に気づいていない状態で急に馬房に入ってしまうと馬がビックリして立ち上がるなどの危険があります。
馬房の扉を開ける前に馬の名前を呼ぶなどしておくと安心です。

馬房の扉は人間が通れるくらい開ける

無事に馬房に入ることができたとしても突然、大きな物音や強い刺激が加わる可能性があり、そうなると馬が突然興奮してしまいます。
そのような状況でもすぐに避難できるように馬房の扉は馬は通れないけど人間は通れるくらい開けておく必要があります。

無口頭絡付け方

【やれば出来る】馬を馬房から出すテクニック

無口頭絡の付け方の手順を紹介します。

  • 先ほど紹介した馬房に入る前の注意点を実践する
  • 馬の顔の左横に立ち、馬の顔を肩くらいの位置で安定させる
  • 無口頭絡の鼻革に馬の口を通す
  • 無口頭絡のうなじ革を馬の耳の後ろまで通す
  • 馬の右頬からぶら下がっているフック状の金具を左頬の環状の金具にひっかける

慣れるまで少し時間がかかりますが、インストラクターに見てもらいながら実践するなどして少しずつ慣れていきましょう。

安全に馬房から馬を連れ出す

【やれば出来る】馬を馬房から出すテクニック

無事に無口頭絡を装着できた後も気を抜いてはいけません。無口頭絡を付けた後、馬房から出すまでに注意するべきことを2つ紹介します。

馬が曳き手を踏まないようにする

馬が曳き手を踏んでビックリしてしまうことは初心者に限らず上級者の方でも気をつけていないとよく発生してしまう失敗です。
この失敗は長い曳き手は短く束ねて持ち、絶対に地面に付けないようにすることで防ぐことができます。

馬が通る道は確保されているか確認する

馬を馬房から出した後、馬が通る道に障害物がなく十分なスペースがあることを確認しましょう。馬を一度出してしまうと引き返すことが困難な場合がありますので、無口を付ける前と馬を馬房から出す直前に確認することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?馬を馬房から出すための方法や注意点が分かりましたでしょうか?
この記事の要点をまとめると以下の通りです。

  • 馬房に入る際には「馬が興奮していないか確認する」「馬がこちらに気づいているか確認する」「馬房の扉は人間が通れるくらい開けておく」ことが大切
  • 無口頭絡の付け方の手順を解説した
  • 馬房から馬を連れ出す際は「馬が曳き手を踏まないか」「馬が通る道は確保されているか」を確認する。

この記事を参考に、馬を馬房から出すのに挑戦してみましょう!

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