乗馬は高くつく?お得に乗馬できる方法はあるの?
乗馬を始めるにあたって「真っ先に気になるのがお金のこと」という人は多いのではないでしょうか?今回の記事では、乗馬にかかるお金の内訳や目安について簡単に解説していきます。後半では割安でレッスンを受ける方法も紹介するのでチェックしてみてくださいね。
乗馬クラブへ通うためにかかる費用
乗馬には高いイメージがあると思いますが、何にどれくらいの金額がかかっているのでしょうか?まずは、乗馬を習うにあたって必要なお金の種類やおおよその金額などを確認してみましょう。
騎乗料
騎乗料(きじょうりょう)は、馬に乗ること自体にかかる費用です。多くの乗馬クラブでは30分~45分を一区切りとしていて、この区切りを1鞍(ひとくら)と呼びます。
1鞍の金額は乗馬クラブによって1,000円台~10,000円ほど。「えっ、そんなに差があるならもちろん安いところを選ぶ!」と感じる方もいれば「むしろ、そんなに安いところは心配かも…」と考える方もいるはずです。
ですが、騎乗料は安いもののレッスンを受けるたびに借馬料(自馬でなく乗馬クラブの馬を借りて乗るための費用)や指導料の支払いも発生するシステムになっている場合も。逆に、高い騎乗料は上記のような金額も込みの価格かもしれません。
複数の乗馬クラブ間で料金を比較する際は、同じ名称の費用だけを比べるのでなく1回のレッスンにかかる総額を比べましょう!
会費
会員制を採っている乗馬クラブでは、上記の騎乗料のほかに月会費または年会費の支払いが必要になります。
会費は月々10,000~20,000円前後が平均値。年会費として支払う場合もひと月あたりで考えれば同じくらいの金額になる乗馬クラブが多いと思います。
それなりの金額ですが、習い事として特別高額というわけでもなさそうですね。ただし、最初に会員になるときだけは会費と別に入会金の支払いが発生する可能性が高いので要注意。
入会費の相場は1年間の会費と同額程度なので、少なくとも100,000円ほどになるでしょう。一度に支払う金額としては高額なので、会員制ではない乗馬クラブや、入会金割引キャンペーンをしている時期を狙うのも良いと思います。
また、会員の中をさらに区分けして「シニア会員」「ジュニア会員」「平日会員」などは一般会員よりも会費が安く設定したり、家族で入会することで入会費が割り引かれる乗馬クラブもあります。条件が合えば入会費・会費を抑えることができるかもしれません。
今回は乗馬用品にはあまり触れませんが、乗馬を始めるために必要な道具の費用についてはこちらの記事で紹介しています。気になった方は是非読んでみてくださいね。
では、ここからは「どこかに入会する前に複数のクラブで乗ってみたい」「ガッツリ乗馬を始める前に何度か乗ってみたい」という方に向けて、お得に乗馬ができる方法をいくつか紹介しますね。
ビジターで通う
ビジターとは、乗馬クラブに入会していない方のこと。会員制の乗馬クラブでも「馬に乗るためにはすぐ入会しなければならない」というわけではなく、騎乗料や指導料のみを支払ってレッスンを受けることもできます。
入会費や会費は大きな負担となるため「まだここの乗馬クラブに決めたわけじゃないけど何度か体験したい」という方は、ビジターで複数の乗馬クラブに通ってみましょう。
ただし、ビジターは会員特典を受けられないため継続して週に2回以上通おうと考えている場合は早めにお気に入りの乗馬クラブを見つけて入会するのがおすすめです。
会員特典の例としては
・1鞍あたりの騎乗料がビジターより安い
・乗馬用品を購入するときに割引が受けられる
・スポーツ保険の加入手続きを任せられる
などが挙げられます。スタッフの雰囲気やレッスンの充実度と併せて、会員特典が充実した乗馬クラブを選ぶのも一つの選択肢ですね。
体験レッスンや、回数・期間限定プランを利用する
多くの乗馬クラブでは、これから乗馬を始める人のために通常のビジター料金よりもリーズナブルな価格で体験レッスンを行っています。
1鞍で3,000~4,000円くらいが平均的な体験レッスンの価格ですが、単発での体験だけでなく4鞍を1セットとしているところなどもあるので「とりあえず1鞍乗ってみたい」のか「その乗馬クラブの雰囲気をよく知りたい」のかによって選んでみてくださいね。
また、夏休み・冬休み限定で子供の体験レッスンを普段より安く受けることができたり、平日限定でお得な体験レッスンをしたりと、各乗馬クラブで季節・曜日に応じた限定プランを設けている場合もあるでしょう。
ふるさと納税を利用する
最近、豪華な返礼品が話題の「ふるさと納税」。ご当地のおいしい食材や工芸品も良いですが、実はふるさと納税の返礼として乗馬の体験チケットや乗馬レッスン付きの宿泊券などがゲットできるのをご存知でしょうか?
「そういうのって観光地での体験乗馬や外乗体験だけじゃないの?」と思われがちですが、乗馬クラブで数回のレッスンが受けられるという内容の返礼もあります。気になった方は、ふるさと納税の検索サイトで「乗馬」とキーワード検索すると探しやすいですよ。
余談ですが、もし乗馬に限らず馬を支援できるふるさと納税をしてみたい!という方は「馬」や「引退馬」といったキーワードも併せて検索してみてくださいね。
まとめ
乗馬はほかの習い事に比べて月謝(月会費)が極端に高価というわけではありません。しかし、入会するときや乗馬に使用する道具をそろえるときなどまとまった出費が負担に感じることはあるでしょう。各乗馬クラブの割引などもうまく使いながら、無理のない頻度とプランで乗馬を楽しんでいきましょう!