乗馬で「美脚」を目指す!

「運動不足の解消」や「健康維持」、または「ダイエット」などを理由に乗馬を始める方は割といらっしゃるのではないでしょうか。その選択、間違いありません!特に美脚を目指す方に、乗馬はおすすめのスポーツなのです。「乗馬」と「美脚」一見関係ないように思える二つですが、気になるその理由を探っていきましょう。
なぜ乗馬で美脚?

レッスン(一鞍)当たりの時間は乗馬クラブにもよりますが、少なくても30分以上でほとんどのクラブが45分ほど。馬の上で姿勢をキープするというのは思ったよりも大変で、加えて馬の動きに合わせていけば自然と体幹が鍛えられますし、腹筋や背筋も必要になってきます。このように騎乗自体が立派な有酸素運動ですから、レッスンの間は馬に乗って揺られているだけでも知らず知らずの内にしっかりと筋肉を使っている事になります。体幹だけではなく、姿勢を正せば肩甲骨も骨盤も自ずと正しい位置に戻ります。
脚の筋肉も例外ではありません。騎乗時に使用する脚の筋肉は、太腿や膝の曲げ伸ばしを助けるハムストリング(大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)、馬体を挟んだり、脚の扶助を行ったり、脚を鞍に密着させたりする際に使われる内転筋、膝の曲げ伸ばしやつま先を内外に向けるのに必要な大腿四頭筋、軽速歩で鐙の上に立ったり、ふくらはぎで圧迫する扶助の時は腓腹筋やヒラメ筋が刺激を受けます。
乗馬では色々な筋肉が活躍しているようですね。
美脚の秘密は内腿

直立した際に太もも・膝・ふくらはぎ・足首の4点がくっつき、股と内腿・内腿と膝・膝とふくらはぎ・ふくらはぎと足首の間に4つの隙間がある歪みのない真っ直ぐな脚のライン、筋肉と脂肪のバランスがよく引き締まっている事などが一般的に美脚の条件に挙げられるそう。確かに脚がきれいと言われる有名人を思い浮かべると細いけれどきちんとメリハリがあり、脚のラインが真っすぐで美しいなと感じます。ファッションも映えますし、やはり美しい脚は憧れですよね。
では美脚を作る上で意識しておくべきは何なのでしょうか。そのカギを握るのは、内腿の筋肉「内転筋」。
内転筋を鍛えると内腿のむっちり感が引き締まり、内腿と膝の間に隙間が生まれます。
骨格の問題と思われがちな脚のラインも、実は内転筋が発達する事で太腿が内側に寄る為、真っすぐに近づいていくのだとか!
そうと分かれば日常生活において意識的に使っていきたいところですが、残念ながら内転筋は普段の生活ではあまり使われる事が少ないのです。しかし馬に乗る時には、正しい騎乗姿勢を保つ為、騎乗時に馬体をしっかり挟む為、スムーズな騎乗を行えるよう股関節を動かす為と、内転筋は大活躍!乗馬を始めた方の中に「自分は筋肉が付いている方だと思っていたけど、馬に乗った後は内腿がプルプルする。」と身をもって実感した方はいらっしゃいませんか?それは正に内転筋を活用した証です。
美脚を手に入れたい、乗馬が上手くなりたい、どちらにせよ内転筋は積極的に鍛えておくとよさそうです。
キュロットでさらに美脚見え!

競技会でのジャケットにキュロットというスタイルはとても美しいもので、見惚れてしまうほどの気品が漂っていますよね。レッスン着のラフな乗馬スタイルもこなれた雰囲気があってステキです。競技会は勿論、レッスンでもボトムスはキュロットを着用する方が多く、コーディネートがスマートにまとまっています。
そもそもキュロットのフィット感は見た目を美しく魅せるというよりも、動きやすさ=扶助のしやすさや安全性の確保を担っているもの。しかしそうは言ってもシルエットに無駄なゆとりを作らず、すっきりとした美脚へと導いてくれているのは一目瞭然です。
より美脚を狙いたいなら膨張色であるホワイトなどの淡い色よりも、ブラックやネイビーなどの引き締め色を選ぶといいでしょう。
デザイン的には縦感が強調されるサイドライン入りや、コンパクトなお尻見せを叶えるヒップポケット付きがおすすめ。更にヒップポケットが高めの位置にあるとヒップアップ効果にも繋がりますよ。色落ち加工が施されたデニムキュロットもきれいな立体感を演出してくれるので選択肢のひとつに入れておきたいですね。
まとめ
今回調べてみて、意外とも思えた乗馬と美脚の関係性が分かりましたね。
すごいのは馬と触れ合って癒しをもらいつつ、その副産物のひとつとして美脚を手に入れられるという事です。楽しいからこそ長く続けていけるのも魅力。乗馬を始めている方はすでに感じていると思いますが、美脚への道のりは険しい…そう思っている乗馬未経験の方にも一度乗馬を体験してもらえたらと思います!