季節の変わり目、秋到来!ファッション選びのポイントとは

秋の風が心地よく感じられる季節、乗馬にも新たな楽しみが加わります。気温の変化や風の強さに合わせたファッション選びは、快適さだけでなく安全性にも直結します。今回は、秋の乗馬をもっと楽しく、もっと美しく過ごすためのファッションポイントを紹介します。
機能性をもとめる

秋は気温の変化が激しく、乗馬ファッションにも柔軟な対応力が求められます。
朝晩は肌寒く、日中は汗ばむこともあるため、重ね着による温度調整が基本です。
まず注目したいのは「動きやすさ」と「安全性」です。
乗馬では脚を大きく開いてバランスを取るため、ストレッチ性のあるキュロットパンツが理想的です。特に、膝部分に補強があるタイプは、鞍との摩擦を軽減し、長時間の騎乗でも快適に過ごせます。
トップスには吸湿発熱素材のインナーを選び、その上に通気性のある長袖シャツを重ねることで、汗をかいても快適さを保てます。
さらに乗馬用品ブランドでは、スポーツウェアの技術を取り入れたアイテムが増えており、保温性と通気性を両立したトップスが登場しています。
これらは乗馬だけでなく、普段使いにも適しているため、コーディネートの幅が広がりますよ。
乗馬クラブによっては服装の規定がある場合もあるため、事前に確認しておくことも大切です。
機能性を重視しながら、場にふさわしいスタイルを選ぶことで、安心して騎乗を楽しみましょう。
風から守る素材は?

秋の乗馬では、風対策が欠かせません。
特に屋外でのレッスンや外乗では、冷たい風が体温を奪い、集中力やパフォーマンスに影響を与えることもあります。
そこで活躍するのが、防風性に優れたアウターです。乗馬用ジャケットには、風を通さず、かつ動きやすさを損なわない設計が施されています。たとえば、背中や脇にストレッチ素材を使い、腕の動きを妨がない構造になっているものが多く見られます。
素材選びでは、ポリエステルやナイロンなどの軽量で防風性の高い生地が人気です。さらに、裏地にフリースや起毛素材を使ったタイプは、保温性も高く、肌触りも快適です。様々な乗馬用品ブランドから、機能性とデザイン性を両立したジャケットも展開されています。
光沢感のある素材やサテンパネルを取り入れたアウターは、エレガントな印象を与え、乗馬後のカフェタイムにもぴったりです。
さらに、小物類も風対策には欠かせません。
耳まで覆えるイヤーウォーマーや、手の甲までしっかりカバーするグローブは、冷えから守るだけでなく、騎乗中の操作性も高めてくれます。首元にはネックウォーマーやスカーフを取り入れることで、体温の維持に役立ちます。風を防ぎながらも、動きやすさとスタイルを両立することが、秋の乗馬ファッションのポイントです。
NGファッション例

乗馬はスポーツであり、服装には安全性と機能性が求められます。秋の気候に合わせておしゃれを楽しみたい気持ちは大切ですが、選び方を誤ると危険につながることもあります。
まず避けたいのは、スカートやワイドパンツなどの裾が広がる服装です。これらは鞍に引っかかりやすく、騎乗中にバランスを崩す原因になります。特に外乗では、枝や柵に引っかかるリスクもあるため、脚にフィットするパンツが基本です。
ジーパンも注意が必要です。一見丈夫で安心感がありますが、ストレッチ性が低く、鞍との摩擦で肌が擦れてしまうことがあります。また、厚手のデニムは動きにくく、脚の感覚が鈍ることもあるため、乗馬には不向きです。足元にも気を配りましょう。
サンダルやスリッポンは、鐙(あぶみ)にしっかり足を乗せられず、滑る危険があります。乗馬用ブーツやチャップス付きのシューズを選ぶことで、安全性が高まります。
さらに、厚手のコートやダウンジャケットも避けたいアイテムです。防寒性は高いものの、肩や腕の動きを制限し、騎乗姿勢が崩れる原因になります。乗馬用に設計されたアウターは、軽量で動きやすく、保温性も兼ね備えているため、専用のものを選ぶことが安心です。
ファッション性だけでなく、乗馬というスポーツに適した服装を心がけることが、安全で快適な騎乗につながります。
まとめ

秋の乗馬ファッションは、気温差や風への対策が重要です。動きやすく安全性の高いアイテムを選ぶことで、快適でスタイリッシュな騎乗が叶います。専用ウェアは機能性とデザイン性を兼ね備え、季節感あるコーデも楽しめます。
NG服装を避け、TPOに合ったスタイルで、秋の乗馬をより豊かに過ごしましょう!