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【ギモンにお答えします!】乗馬をするときのソックス問題

乗馬グッズは、揃えるのにお金がかかるもの。「靴下くらいは普段履いてるのでもいいかな?」と思うこともありますよね。ショップで売っている乗馬用ソックスは、普段履いている靴下と何か違うのでしょうか?さらに、乗馬をするとき靴下はどう履くべき?など、今回の記事では靴下に関する疑問にお答えします!

乗馬用のソックスと普通のソックスに違いはあるの?

【ギモンにお答えします!】乗馬をするときのソックス問題

もちろん、日常的に使っているハイソックスを乗馬用に使っても特に支障はありません。ですが、乗馬用に作られたソックスは機能面で優れた部分が多いので、どのような機能があるか簡単にご紹介していきます。

軽さとフィット感

例えば、伸縮性に富んだ生地を使用している商品も多いのでキュロットの上に履いてもフィット感が抜群。きつすぎず、かといってブーツの中でよれたりゴワゴワしない心地よさが実感できると思います。

優れた通気性・保温性

乗馬をしていると、レッスン中だけでなく厩務などお世話をしている時間も靴を履きっぱなし。そうなると、気になるのが靴の中の蒸れですよね。スポーツ用ソックスは一般的な靴下よりも速乾性・通気性に優れているので、夏場は特に重宝します。


一方、冬になるとブーツを脱いだ瞬間に「湿った靴下が冷えて寒い!」という経験があるのではないでしょうか?乗馬用ソックスの中には通気性と保温性を両立させた冬仕様の商品もあるので、寒さや冷え症でお悩みのライダーさんは是非探してみてくださいね。

クッションで脚を守る

普段履いている靴下を見てみると、おそらく足の裏は生地の厚さが均一なものが多いはず。ですが、基本的に人の足裏は全体に均一に負担がかかるわけではありません。主に踵や指の付け根など、限られた場所で体重を支えています。


そのため、こうした大きな負担がかかる場所の生地に厚みを持たせてクッション性を高めた乗馬用ソックスもあります。また逆に、普段は浮いている土踏まずの部分を厚くすることで足裏にかかる体重を分散して負担を軽減するという商品も。


このように、ちょっとした違いで「あれ?楽かも」と感じることもあるので、自分に合ったサポートをしてくれる靴下に出会えると、より活動的な乗馬ライフが送れそうですね。

着圧で筋肉をサポート

皆さんの中には、普段から「足のむくみが気になる」などの理由で着圧ソックスを履いている方もいるのではないでしょうか?乗馬用ソックスの中にも、筋疲労の軽減などを狙って着圧を利用している商品があります。


着圧ソックスにより血行が促進されると、筋肉にしっかりと酸素が行き届きやすくなります。これにより筋肉に疲労が溜まりにくく、また筋疲労が溜まっても回復が早くなると言われているそうですよ。

乗馬用ソックスの履き方

【ギモンにお答えします!】乗馬をするときのソックス問題

ハイソックスを乗馬用にしている人も、ここまで紹介したような機能性を知ると「やっぱり専用のソックスが欲しい!」と感じるかもしれませんね。ところで、皆さんは“靴下をキュロットの上に履く”派ですか?それとも“靴下を履いてからキュロット”派ですか?


これに関しては、特にどちらが正しいということはありません。ただし“靴下をキュロットの上に履く”ほうが圧倒的多数派。最初は「え!?靴下がズボンの上?大丈夫?」と感じるかもしれませんが、慣れてくるといろいろなメリットが感じられるはずです。

なぜズボンの上にソックス?

【ギモンにお答えします!】乗馬をするときのソックス問題

では、具体的にどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。今回紹介するのは一部の意見なので、これ以外にもまだまだメリットがあるかもしれませんよ。

チャックの無いブーツもサッと履ける!

乗馬を始めたばかりの頃は、ヘルメットやブーツなどをひとまずリーズナブルな商品で揃えることも多いと思います。そうなると、ブーツも横にチャックが付いておらず、長靴のようにスポッと履くタイプという人も多いはず。


そんなとき、もし「靴下の上にキュロット」スタイルだとブーツを履いた摩擦でキュロットがめくれてしまう可能性もあります。ですが、靴下を上に履いておけばブーツがスムーズに履けますね。

ブーツのファスナーに挟まらない

1つめのメリットと似ていますが、こちらはファスナー付きのブーツの場合です。キュロットも脚にぴったりとフィットする形状ではありますが、やはり裾はマジックテープ部分が多少もたつくことも。


こうした生地のつなぎ目や凹凸がブーツやチャップスのファスナーに挟まると、キュロット自体やブーツのファスナーが傷む原因にもなりかねません。靴下を上に履くことで、こうした凹凸をカバーすることにもなります。

靴下の履き替えが楽

汗をかいたり汚れたりといった場面では早めに靴下を替えたいですよね。しかし、キュロットの下に靴下を履いたことがある人は「キュロットを履いたままではハイソックスがなかなか脱げない!」という経験をしたはず。


この場合も、キュロットの上から靴下を履いておけば簡単に脱ぐことができます。靴下の替えを持ち歩いてこまめに交換すれば、ブーツ内の清潔も保ちやすく蒸れの不快感からも解放されそうですね!

ファッションとしての好み

最後はメリットというより好みかもしれませんが、キュロットの上に靴下を履く方が「かっこいい」と感じている人が多いようです。


ここで、少し乗馬から離れてスカートやショートパンツなど脚の形が分かりやすい服装に靴下を履いた場合のことを考えてみましょう。このような場合、一般的にはくるぶしまでの靴下よりも膝下までのハイソックスのほうが美脚効果があると言われています。


キュロットはかなり脚にフィットした形状なので、これと同様に靴下が見えている面積が大きいほうがスタイルが良く見えると考えることもできそうですね。

おすすめはアーガイル柄や派手なカラーのソックス

【ギモンにお答えします!】乗馬をするときのソックス問題

ファッション面での話が少し出ましたが、乗馬用のソックスの中ではどのようなデザインが人気なのでしょうか?


王道なのは、ダイヤモンド型を組み合わせたような格子柄「アーガイル」です。スコットランド発祥の柄と言われているので、ブリティッシュの乗馬と相性がいいのかもしれません。


そのほか、ブーツからチラッと見えたときにはアクセントになるような派手な色も人気。ブーツを脱いだ時の体型カバーが気になる!という方は、白っぽい膨張色よりも「収縮色」と呼ばれる暗い色のほうが細見え効果が期待できますよ。

まとめ

乗馬の際に履くのは、一般的な靴下でも問題ありません。しかし、乗馬をする人向けに開発されたスポーツ用ソックスには乗馬に嬉しい機能がいろいろ付いています。お気に入りの機能やデザインを見つけて、乗馬を快適に楽しみましょう!

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