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乗馬が上手い人はお肌も綺麗?

タイトルを目にして「乗馬と美肌って関係あるの?どういうこと?」と思った方も多くいらっしゃるでしょう。大好きな馬に乗って癒され、その上お肌もきれいになれるなんて本当だったらとってもうれしいですよね。一見、無関係に見える乗馬とお肌。調べてみると実は理にかなった理由がありました。今回はその謎を紐解いてみましょう。

姿勢と美肌の関係

乗馬が上手い人はお肌も綺麗?

姿勢と美肌の関係を語る上でキーポイントになるのは、背中にある大きな筋肉「僧帽筋」。
猫背などの悪い姿勢でいると僧帽筋が緊張して硬くなり、血流が悪くなります。血行不良が肩こりや頭痛、冷えなどの原因だと聞いたことはないでしょうか。このように血行不良は日常的なトラブルとして、わたし達の体に様々な悪影響を及ぼします。
姿勢を正しくすると僧帽筋の緊張が解けて体内の血液循環がスムーズになるので、老廃物は流れ、酸素や栄養分の取り込みが改善されます。その結果、肌細胞が活性化して肌の状態が向上することにつながるのです。

また僧帽筋と表情筋は後頭部から顔全体にかけて覆っている筋膜というもので繋がって連動しています。僧帽筋には筋膜を介して顔全体を後ろから引っぱり上げるという役割があるのですが、僧帽筋が硬くなると筋膜も伸縮性を失い、顔全体を引っぱり上げることができなくなってしまいます。さらに表情筋をサポートするどころか動きまで妨げてしまうことになりかねません。動きが悪くなった表情筋は衰え、顔にたるみやゆるみが現れるという結果を招きます。

このように正しい姿勢でいる事は、美肌はもちろん顔全体の印象にも関わるのです。

さて、僧帽筋が緊張する大きな原因は「猫背」と「巻き肩」。スマートフォンを見る機会が多かったり、長時間のデスクワークなど、現代社会において正しい姿勢を保ちながら生活するのはなかなか難しいものです。自分では気をつけているつもりでも、知らず知らずのうちに猫背になっている事があるのではないでしょうか。

猫背チェック

乗馬が上手い人はお肌も綺麗?

上手に馬に乗るために、そして美肌のために、自分が猫背かどうか確かめてみましょう。
壁を使って簡単にチェックすることができるのでやってみてくださいね。

壁を背にして普段の姿勢で立ち、そのままの姿勢をキープしながら壁にくっつくように下がります。体のどの部分が壁についているか、ついていない部分の隙間はどの程度なのかで、以下の4つの姿勢に判別できます。

① 腰と壁に手のひら程度の隙間がある、踵(かかと)と後頭部が壁につく → 良い姿勢
② 腰と壁の隙間に手が入らない、踵と後頭部が壁につかない → 猫背
③ 腰と壁にげんこつくらいの隙間がある、踵と後頭部が壁につかない → 反り腰
④ 腰と壁の隙間に手が入る、踵が壁につかない、後頭部が壁につかない → ストレートネック

猫背は背中が丸くなってしまうこと、反り腰は腰の反り返りが強いこと、ストレートネックは首本来の自然なカーブが失われてまっすぐになってしまうこと。猫背はストレートネックを引き起こす原因になり、ストレートネックだと猫背になりやすくなるという相互関係があるので、猫背の方にはストレートネックが多くみられます。

乗馬で姿勢改善

乗馬が上手い人はお肌も綺麗?

猫背を改善するためには「姿勢に気をつける」「ストレッチを取り入れる」「姿勢を保つ筋肉を向上させる」など、日々の生活から予防することが望ましいです。しかしつい楽な姿勢をとってしまったり、ストレッチが長続きしなかったりと、簡単なことではあるものの続けていくのは難しくもあります。

しかし、乗馬をたしなむ皆さんが最初に習うのは騎乗姿勢。横から見た時に頭、肩、お尻、かかとが一直線上にあるよう、騎乗時は常に正しい姿勢を保つことを意識していますよね。不安定な馬の背の上で正しい姿勢を保つこと、まさにこれが猫背の改善にも結びついているのです。正しい騎乗姿勢を身につけるため、普段の生活から姿勢に気をつけていれば効果は覿面。
そして乗馬がうまい人は騎乗姿勢も正しく安定しているので、おのずと美しい肌も手に入れているというわけです。

まとめ

乗馬を始めた理由は皆さん様々だと思いますが、その中には健康維持や姿勢改善も挙げられます。優雅な雰囲気を放ちつつ乗馬はハードなスポーツ。思った以上に全身の筋肉を使いますし、定期的に馬に乗ることで運動不足も解消されるでしょう。そして正しい姿勢の維持は乗馬の基本として必須のスキル。
乗馬がうまくなるため真摯に取り組んでいればいつの間にか美肌になっていた、というようなうれしい結果が伴う可能性もありますよ。

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