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2024年はヴェルサイユ宮殿に注目!

馬好きや乗馬愛好家なら、来年は特にヴェルサイユ宮殿に注目です!2024年に開催されるパリ・オリンピックとパラリンピックの馬術競技はヴェルサイユ宮殿で行われるからです。美しい会場に選手たちの素晴らしいパフォーマンス…思い浮かべただけでも、うっとりしてしまいますね。来年のオリンピック開催に向けてご紹介します。

ヴェルサイユ宮殿とは

2024年はヴェルサイユ宮殿に注目!

ヴェルサイユ宮殿はフランス革命で処刑された太陽王ルイ14世と王妃のマリー・アントワネットが暮らした豪華絢爛な宮殿です。パリから20kmほど離れた場所にあります。世界遺産にも登録されており、毎年600万人ほどの観光客が訪れています。フランス革命や第一次世界大戦の講和条約締結など、たびたび歴史の目撃者となってきました。1661年、ルイ14世によって、ルイ13世が建造した狩猟用の別荘に増築したのを皮切りに増築や改装を繰り返し、ヴェルサイユ宮殿は今の形に。ちなみに、そのころ日本はちょうど江戸時代。1659年には明暦の大火で焼失した江戸城の本丸御殿が竣工しています。

ヴェルサイユ宮殿に数ある観光名所の中でも、有名なのは鏡の間(鏡の回廊)と庭園です。

鏡の間は鏡の回廊とも呼ばれており、第一次世界大戦の講和条約であるヴェルサイユ条約が締結された場所として知られています。計357枚の鏡が使われており、シャンデリアやロウソクの火などで光の演出をしていたようです。天井にはシャルル・ル・ブランの画が一面に。舞踏会など華やかな場の舞台となりました。

ヴェルサイユ庭園はフランス式庭園の最高傑作と呼ばれています。当時、王の庭師とも呼ばれていたアンドレ・ル・ノートルによるものです。ルイ14世もかなりのお気に入りで、お客さんに案内する際のベストの道順まで記録に残していたそうです。いくつもの噴水が点在し、噴水によるショーも行われていたとか。フランス式の左右対称の完璧な美しさは、また日本庭園と違った美しさです。

このほかにも王や王妃の寝室、農村を模した「ドメーヌ・ド・トリアノン」、ルイ14世が秘密結婚!で結ばれた妻と住むために建てた「大トリアノン宮殿」に王妃の愛した「小トリアノン宮殿」など見どころ満載です。

この豪華な宮殿の影で市井の人々は食べるものもなく困っていたと知ると革命が起きてしまった理由も分かる気がしてきました。そんな人々に「パンがないなら、ブリオッシュを食べたら」と王妃マリー・アントワネットが言ったのはあまりにも有名です。王族と庶民の間には、考えられないほどの距離があったことを垣間見ることができますね。

ヴェルサイユ宮殿でオリンピック!

2024年はヴェルサイユ宮殿に注目!

そんなヴェルサイユ宮殿で、来年、オリンピックとパラリンピックの馬術競技が開催されるのです。チケットを購入できさえすれば、競技観戦を宮殿で楽しめます。また、チケットがなくても、テレビなどの映像を通して、会場や競技の素晴らしさを感じることができるのです。馬とヴェルサイユ宮殿…当時に戻ったかのような素敵な画になること間違いありません。

宮殿や大運河を見通せる位置に3万人が収容できるスタジアムがお目見えする予定とか。スタジアムには巨大スクリーン2台を設置し、競技エリアの左右にはフランス式庭園を思わせる植栽も登場するようです。

歴史のある会場で競技する人馬のパフォーマンスを観られることが今から楽しみですね。地上波での放送を期待します!馬術競技は、総合馬術の団体・個人の予選が7月27日から始まり、障害馬術個人決勝が行われる8月6日まで毎日実施される予定です。パラリンピックは9月3日~7日にかけて実施される予定です。

ヴェルサイユ宮殿所有の大型厩舎

2024年はヴェルサイユ宮殿に注目!

時代背景もあいまって、宮殿と馬は切っても切れない関係でした。ヴェルサイユ宮殿には北側に大厩舎があります。こちらもルイ14世によって建築されたもので、宮殿の南側にある小厩舎と並行して建てられました。王室厩舎長であるルイ・ド・ロレーヌが王や王族が狩りに使う馬などを管理していました。一時期は騎士や御者、馬を世話するスタッフも大厩舎に住み込んでおり、小厩舎と合わせて1500人もの使用人がいたそうです。

馬術を中心に学ぶことができるエコール・ド・ヴェルサイユも開校され、1830年に閉校されるまで、ここの馬術はヨーロッパ随一だったと言われています。

2003年にはヴェルサイユ馬術アカデミーが発足しました。ジンガロでも有名な調教師・バルタバス氏が主宰しています。生徒さんによるショーが定期的に行われており、ショーの後には厩舎を見学することもできるようです。毎週、土曜日の18時と日曜日の15時、たまに水曜日のショーもあるようです。予約が必要ですので、公式サイトをチェックしてみてください。チケットは22ユーロからです。

ちなみに現在は学校施設の一部として使われている小厩舎も不定期で一般公開されることがあるそうですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。宮殿の庭園で行われる馬術競技が今から楽しみでしかたありませんね!現地で観戦できる方がうらやましくて仕方ありません。

選手の皆さんや馬たちが素晴らしいパフォーマンスを発揮できる大会になることを心よりお祈りしています。

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