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【初心者におすすめ】部班練習

普段どのような環境で乗馬のレッスンを受けているかにより、練習人数のイメージはそれぞれでしょう。では、集団でレッスンを行う「部班」とはどのようなものなのでしょうか?この記事では部班の概要やメリット・デメリットなどについて紹介していきます。

部班練習とは

【初心者におすすめ】部班練習

乗馬クラブのなかには個人レッスンを基本としているところもあります。これに対して、複数の生徒で隊列を組むように一列になって行う練習が部班(ぶはん)です。

インストラクターは馬場の中央付近に立ち、全体に向けて号令をかけます。その指示に従って、全員で同じ軌道を描いて運動したり、各個に巻き乗りをしたりするのが主なレッスン内容です。その経路内に横木を置いたり、障害物を設置する場合もあります。

馬は集団で運動すると前の馬についていこうとするので、初心者の方は列の前のほうよりも後ろのほうが「馬がちゃんと進んでくれて運動しやすい」と感じるかもしれません。

そのため、ペースをしっかりと調整できる上級者を先頭とすることが多いでしょう。ただし、必ずしも初心者ほど順番が後ろというわけではありません。

乗っている馬の性格や性別により順番を調整することがあるほか、ある程度のトラブルに気付いたり対処したりできるように、経験が長い方を最後尾にすることもあります。

部班練習のメリットとデメリット

【初心者におすすめ】部班練習

部班練習は単に「個人レッスンでは1人でやることをみんなで同時にやっている」というだけでなく、個人レッスンとは異なるメリット・デメリットがあります。どのような点が違うのか意識することで上達にもつながるので、ぜひチェックしておきましょう!

部班練習のメリット

部班練習の一番のメリットは、なんといっても他の人のレッスンを間近で見られることです。

自分がレッスンを受けていない時間に他の人のレッスンを見ることもできますが、部班であればリアルタイムに自分と同じ動きをしている人を見ることができます。

特に自分が不得意と感じている運動をする場合、同じ号令がかかったときに周りの人はどのタイミングでどのような扶助を出して、馬はどう動いているかを見るのはとても参考になりますよ。

また、2つめのメリットは「馬を進めること」に集中しすぎずに済むことです。

部班練習では馬が前の馬について進んでいくため、個人レッスンで「サッと動き出せない」「スピードが落ちてしまう」と悩んでいる人は普段よりも乗りやすいと感じるはず。そのぶん、普段はなかなか気が回らない部分を意識する良い機会になるでしょう。

さらに、3つめのメリットは前後に別の馬がいるので馬のスピード調整を意識しやすいことです。

慣れるまではストレスかもしれませんが、個人レッスンよりもシビアに馬のスピード調整を練習できる機会という意味では、これも部班練習のメリットといえるでしょう。

部班練習のデメリット

乗馬に限らず、先生(インストラクター)1人に対して生徒の数が多ければ、それだ一人一人の生徒には目が届きにくくなります。

部班の指導経験が豊富なインストラクターであれば全体を見ながら一人一人に適宜必要な指導を行いますが、インストラクターの経験値により指導の密度が下がるのが部班練習の1つめのデメリットです。

そして、2つめのデメリットは「もし一人で乗ったらどれくらい馬をしっかりコントロールできるのか」が自覚しにくいこと。

先ほどお伝えしたように部班練習では馬が周りのペースに合わせて運動してくれることも多いでしょう。これはメリットでもありますが、扶助がどれくらい馬に伝わっているか分かりにくくなります

そのため、久々に個人レッスンをしたら「できているつもりだったのに全然ピタッと停止・サッと発進ができない!」と自分の実力を思い知る…なんてことも。

さらに、3つめのデメリットは馬を上手にコントロールできないと、前後の馬とトラブルになる可能性があることです。

多くの馬は前の馬について行ってくれます。しかし、馬がどうしても速く進んでしまい前の馬との距離が詰まると、前の馬は「あまり近づかないで!」と意思表示をすることがあります。

前の馬が後脚で蹴れば、自分の馬が驚いて落馬につながる場合もあるでしょう。また、前の馬が急に跳ねたりすれば、予想外の動きで前の馬に乗っていた人が落馬する可能性もあります。

逆に自分の馬が遅く、どうしても後れを取ってしまう場合は後ろの馬と近くなりすぎて、自分の馬が後ろを気にするというパターンもあるでしょう。

上達のポイント

【初心者におすすめ】部班練習

ここまでのメリット・デメリットを踏まえて、最後に部班練習を活かして上達するためのポイントを紹介します!

まず、最初のポイントはなんといっても「他の人が受けた指摘や良い所を吸収する」ことです。自分が名指しでアドバイスされたことだけに目を向けていると、どうしても個人レッスンよりは充実度が低下しがちな部班練習。

しかし、自分と似た部分がうまくできていない人や、逆に自分が不得意なことがうまくできる人など、部班のメンバーのなかにはいろいろな人がいるはずです。

そのため、他の人が言われたことにも目を向けて「自分もこういうときはこう気を付けよう」「あの人のやり方を真似してみよう」など、他の人から学べることをどんどん吸収していきましょう。

また、馬の活発さを保てないことに気を取られがちな方は、部班練習では前の馬に付いていくことでペースが保たれることに少し頼ってみましょう。

ただし、前に進むための負担が減った分、その他の扶助や姿勢に目を向けてみましょう。そうすることで、普段と違うポイントが上達する絶好のチャンスになりますよ。

一方、軽めの馬に乗ることが多い方は、前後の馬との距離を意識しやすい部班練習がスピードコントロールを練習するチャンスです。

スピードのコントロールをするためには、歩度を詰める練習をしてみましょう。

うまく歩度を詰められるまでのあいだは、巻き乗りをする際や蹄跡を進む際に前後の馬より少し大回りするといった工夫でも前後の馬との間隔を調整できますのでやってみてくださいね。

まとめ

インストラクターとの個人レッスンでみっちり練習したほうが速く上達できるのでは?と考える人は多いでしょう。しかし、部班練習も上手に活用すればしっかりと上達につながります。個人レッスンと部班練習、それぞれのメリットを知っておくことが上達への近道になりますよ!

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