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実はマニアック?かもしれない馬の本 5選

こんにちは! 馬好きライターのやりゆきこです。EQUIA読者の皆さんは普段どんな本を読んでいますか? 馬にまつわる本を読んでいる方も多いかもしれませんね。今回は、“実はマニアック?かもしれない馬の本”を5冊ほど紹介していきたいと思います!

①伝説の馬100頭

実はマニアック?かもしれない馬の本 5選

『伝説の馬』といったらどんな馬を思い浮かべますか? この本は伝説的な記録を残した競走馬をはじめ、アハルテケのような特筆すべき品種、文学作品や映画で人気を博した馬など、本当に“さまざまな角度”から伝説の馬を100頭紹介しています。日本ではあまり馴染みのない逸話や言葉、表現も出てくるため、少し難しいと感じるページもあるかもしれませんが、馬好きに加えて、歴史や文化史、芸術などが好きという方におすすめの一冊です。

・著者 ミリアム・バラン
・訳者 吉川晶造
・出版社 恒星社厚生閣

②黒馬物語 BLACK BEAUTY -世界で最も愛読されている動物物語“馬の自叙伝”

実はマニアック?かもしれない馬の本 5選

日本では“黒馬物語”というタイトルで親しまれる、イギリスの有名な小説『BLACK BEAUTY』。映画で見たことがある! という人も多いかもしれませんね。この本は小説の要約版と言われることが多く、どの辺がマニアック? と思われるかもしれませんが、侮ることなかれ。要約のみならず、当時のロンドンで走っていた馬車の種類、馬市の様子、流行していた馬装、貴族が持っていた厩舎の図解などこの時代の馬を取り巻く状況について非常に詳しく説明されています。本書を読んだ後にもう一度小説を読めば、ぐっと解像度が上がりそうです。

・著者 アンナ・シューエル
・挿絵 ヴィクター・アンブラス
・訳者 阿部和江
・出版社 メトロポリタンプレス

③馬の百科 (「知」のビジュアル百科)

実はマニアック?かもしれない馬の本 5選

馬の生態や進化、歴史、文化などをビジュアルで紹介する本書は、写真資料がとても充実しています。世界中の馬車や馬具、騎兵の鎧など他の書籍ではなかなかお目にかかれないカラー写真がたくさん掲載されており、子ども向けの百科としてはかなりマニアック! 286mm×222mmと大きめサイズの本なのですが、ウマの全身骨格標本写真が見開き1ページにドドーン! と載っているなど、児童書ならではの大胆なレイアウトも魅力的です。

・著者 ジュリエット・クラットン=ブロック
・監修者 千葉幹夫
・出版社 あすなろ書房

④世界の美しい馬-チャンピオン馬のポートレートと特長

実はマニアック?かもしれない馬の本 5選

さまざまな馬の品種の頂点を決める、チャンピオンシップショー。品種標準を最高レベルで維持する世界のチャンピオンホース40種類のポートレートです。各品種の特徴や用途、サイズ、原産地、分布などの詳細データも一緒に見ることができます。本書のポートレート写真は、なんとすべてスタジオ撮影。チャンピオンになるには、見た目の美しさだけでなく、従順性やマナーの良さなども求められるそう。その厳しい審査を見事通過した馬たちだからこそ、実現した撮影といえるかもしれません。

・著者 リズ・ライト
・監修者 小宮輝之
・出版社 グラフィック社

⑤馬映画100選-銀幕に踊る馬たちが描いたホース・シネマ・パラダイス

実はマニアック?かもしれない馬の本 5選

皆さんの好きな馬映画はなんでしょうか? 2004年度JRA馬事文化賞受賞作でもある本書では、タイトルの通り、馬が登場する映画を100本紹介しています。競馬、乗馬、馬術、ロデオ、西部劇、馬産地、ファンタジーなど、馬映画におけるほぼすべてのジャンルが網羅され、現在は見ることができない“幻の馬映画”についても言及。馬という観点でも、映画という観点でもマニアックな一冊です。著者独自の馬描写ポイントや映画に登場した馬の品種に関する豆知識など、ユニークな切り口が多くの読者の心をつかんでいます。(2005年以降の馬映画についてもぜひ知りたいですね!)

・著者 旋丸巴
・出版社 源草社

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いかがでしたか? 気になる本は見つかったでしょうか? 今回は紹介しきれなかった本もまだまだありますので、またの機会に改めてご紹介できればと思っています。それではまた!

この記事を書いた人

やりゆきこ
WEBコンテンツの企画編集、時々ライター。馬について調べることをライフワークに活動しています。乗馬は永遠の初心者ですが、毎週乗っています!【 note / Instagram / blog 】

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