もしかして上達していない?自分には向いていない?と感じたときの対処法
乗馬を始めたは良いけどなかなか上達せず、向いていないのではないかと悩んでいませんか?
そのまま落ち込んだり、乗馬をやめようかなぁなんて思わず、少し待ってくださいね。乗馬は自分の技術を磨くことで成り立つ個人競技とは違い、馬と共に上達する必要があるスポーツです。ポイントをしっかり抑えることで上達することはできます。だからこそ老若男女だれでも挑戦できる理由なのです。
今回は向いていないかもと悩んでいる人に、上達するのを諦める前に試してほしい対処法を紹介します。
慣れるためだけに闇雲に乗ることをやめる
乗馬はただ回数を重ねれば上達するというものではありません。もちろん馬に乗り慣れることも大切となってきますが、注意されたことを意識して騎乗することが何よりも大切になってきます。
中には感覚で習得してしまう人もいます。特に子供は真似をすることが上手で、見て学び実践していくうちに上達するということもあります。しかし大人はそうもいきません。
何度も乗り騎乗回数を重ねただけでは何も解決できないと言えます。逆をいえば直すポイントを意識して乗ることで、短期間で習得することも可能ということなのです。
正しい知識を頭で理解する
上達するためには正しい知識を学び理解することが大切です。この知識というのは、乗馬で必要な技術である実技の部分も当てはまりますがそれだけではありません。座学の部分も理解しておく必要があります。
テキストに載っているような乗馬の基礎を学ぶことで、馬とのコミュニケーションの仕方から指示の出し方、騎乗者の体の使い方といった乗馬に必要な知識を得ることができます。頭で理解していなければ行動に移すことはできません。上達しない・向いていないと思っている人は尚更、正しい知識を学びなおしてみてください。
自分の騎乗姿をビデオに録る
上達しないのには必ず理由があります。その理由に気が付かなければ、いつまでたっても改善することができず、上達することはできないでしょう。
乗馬では騎乗姿勢や足の位置で上達具合が大きく変わります。常に自分の姿を傍から確認してレッスンに望めればよいのですが、なかなか難しいのが現状です。乗馬クラブの中には、自分の騎乗姿を確認するために鏡を設置している所もあるようですが、自身が通っている乗馬クラブにあるとも言い切れません。
ではどのようにすればよいのか、それは自分の騎乗姿をビデオに撮って確認をするという方法です。誰かにレッスンの様子を撮ってもらうもしくは、三脚を用意しビデオカメラをセットしておくとレッスン後に自分の騎乗姿を確認することができます。
またレッスンで注意を受けたことと照らし合わせることで、自分がどのような事に気を付ければよいのかを明確にすることができます。うまく音声が取れていれば注意されたことも聞き直すこともできるでしょう。もしビデオカメラの設置場所が遠く音声は入らないということであれば、音声のみICレコーダーを使用するという手もあります。
問題点・課題点を明らかにした上でレッスンを受ける
自分の乗馬においての問題点や課題点を明らかにし、どう改善するかを意識しながらレッスンを受けることは必要不可欠です。早く上達したい・向いてないのではないかと落ち込んでいしまっている今の状況から抜け出したいと焦る気持ちはわかりますが、全てのことを1度のレッスンで改善することは不可能ですので、焦らずゆっくり繰り返し練習を行うことが乗馬には必要になってきます。
1度のレッスンで何をどこまで改善するか決めて取り組むようにしましょう。またレッスンでなにから改善すべきかを明確にするために、レッスンごとに自分の騎乗の記録を残すようにすると良いと言えます。どの課題に取り組んで結果はどうだったか、何を注意されたのかなど細かく記録することもおすすめです。
乗馬が上達しないと感じる多くの人は、「騎乗姿勢」「メンタル」「馬との意思疎通」に原因があります。騎乗者の「上手くできない」「向いていない」という自信のなさが騎乗姿勢を崩していることがあります。また騎乗姿勢が崩れることにより、馬の反動をうまく逃がすことができずヒヤッとした経験をしたことで、恐怖心が生れてしまっている場合もあるでしょう。
あまりにも緊張して騎乗すると馬にもその感情が伝わってしまい、馬との意思疎通ができないということも起こりやすくなります。力を抜き落ち着いた気持ちで騎乗するためにも、深呼吸して騎乗姿勢を今一度整えることを意識してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
どのスポーツでも当てはまることではありますが、常に順調に上達し続けられるということは稀な話です。壁にぶつかったり問題が見えてきて悩むことは大いにあります。そんな時、向いていないと諦めてしまうのは簡単なことでしょう。
しかしせっかく乗馬と出会い、かわいい馬とパートナーに慣れたのを手放してしまうのは勿体ないことだと言えます。今回紹介した対処法を試してみてから本当に向いていないのかを考えてみても良いのではないでしょうか。
対処法を試すことで問題から抜け出す糸口を見つけることができるかもしれません。