乗馬で癒されるって本当ですか?初心者さんは必見です!

乗馬で癒されるって聞いたことありますか?

「馬に乗ってみたい!」「乗馬を始めたい!」という衝動に駆られたことはありませんか?その衝動のきっかけはなんでしょうか。「映画やテレビみたいに馬に乗って颯爽と走りたい」「新しい趣味を見つけたいから」「健康づくりに!」などいろいろあると思います。しかし、乗馬には他の魅力もあるのをご存知ですか?それは「癒し」です。
乗馬はスポーツの一種でもあり、ダイエットにもいいと言われ、「ハードなもの」と思われるかも知れません。ただ、それだけではありません。「また触れ合いたい」「また乗りたい」と思える「癒し」があるのです。乗馬によって癒される理由をいくつか紹介します。

1:馬の特性

馬を見ているだけで癒されることはありませんか。凛とした身体、大きくて優しい目。そんな馬は、群れで行動する草食動物で、社会性を持っています。従順で、心優しい動物なのです。

2:馬の背中で感じるもの

軽い運動をすると、スッキリしたり、気持ちが癒される感覚があるかと思います。体験乗馬などの引馬でも、馬に乗ると癒される感覚があります。これは、馬の温もり、振動が脳を刺激して、普段使わない筋肉を使っているからです。つまり、ただ乗っているだけでも、無意識に軽い運動になっているのです

3:非日常の環境

馬に乗ると、目の高さが普段と違います。どれくらい高いか、乗馬でよく活躍しているサラブレットで説明すると、地面からサラブレットの肩の高さ(約170㎝)+自分の座高になります。そこから見る風景は新鮮で、普段では味わえないものです。また、馬がいる環境は自然に囲まれていることが多いです。そのような自然の多い環境で乗馬をするというのは、普段とは目に入るものが違い、非日常の感覚になり、癒し効果が期待できます。

こんな時に癒されます!

実は乗馬をしなくても馬に癒されることがあります。それは馬のしぐさです。例えば、ブラッシング中に大きな目を細めている時があります。これは「気持ちいいよ!」と伝えてくれているようで、ブラッシングの甲斐があります。他にも、甘えたい時は顔を寄せてきたり、何か欲しい、注意をひきたい時には、前掻きと言って前足で地面を掻くようなしぐさをします。
表情豊かな馬を前にすると、見ているだけで癒されます。

ホースセラピーという分野もあります

ホースセラピーをご存知でしょうか。ホースセラピーは乗馬や馬の手入れ、馬の飼養管理、厩舎の管理、馬の観察などを通じて、障がい者の精神機能と運動機能を向上させ、社会復帰を早めるリハビリテーションの方法の一つで、正式名称を「ホース・アシステッドセラピー」といいます。
ホースセラピーは、犬や猫が高齢者医療や長期入院患者と触れ合うアニマルセラピーの一種ですが、医療・教育・スポーツ・レクリエーションの三つの要素を揃えています。

ホースセラピーの効果

ホースセラピーは、犬や猫などほかのアニマルセラピーと違い、乗ることができるのは特徴的です。ホースセラピーから得られる効果について紹介します。

医療

ホースセラピーは、身体的、精神的効果があり、身体が不自由な人、うつ病や発達障害、認知症などをかかえる人、さまざまな人を対象に有効とされています。身体的効果、精神的効果のそれぞれについて具体的に説明します。

身体的効果

・平衡感覚の発達
歩行バランスが不安定な人の場合、馬の規則正しいリズムに合わせて揺られることで平衡感覚が養えます。
・筋力アップ
馬に騎乗している時、無意識にバランスを取ろうとします。その時に使われるのが主に腹筋や背筋などです。腹筋や背筋をバランスよく鍛えることで腰痛の予防・改善が期待できます。また、ふくらはぎで馬体を締め付けたり、鐙に足をかけたり、馬に合図を送ったりと下半身の筋肉を使うので、下半身の筋力アップや力を調整する力がつくことが期待できます。
・無意識にストレッチ
馬にまたがってみると、股の内側の筋肉が伸びる感覚を感じます。さらに馬の背中で揺られることで股関節を柔らかくし、足全体の筋肉が伸びます。
・内臓も刺激
馬の揺れや振動により、内臓も適度な刺激を受け、消化器系などの機能が向上します。
・有酸素運動
有酸素運動といえば、ウォーキング、ジョギング、サイクリングなどが挙げられますが、乗馬も有酸素運動になります。ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど、有酸素運動の代表格は主に足を使うものがほとんどです。しかし、馬の背中を借りる乗馬なら、足や膝に負担をかけられない人も有酸素運動をすることができます。

精神的効果

・意思や感情表現の変化
乗馬は人と馬が意思疎通を図らなければなりません。そのため、意思伝える、感情を表すことが大切になってきます。騎乗を繰り返していくうちに、馬に対して意思を伝える、感情を表現するスキルが養われます。
・社会性を身につける
馬は群れで生活する動物で、社会性がある動物です。馬と人間。指示を出す人間にはリーダーシップが必要になります。人間が適切な指示をだす乗馬により、社会性を身につける機会としても期待できます。
・協調性
乗馬は、騎乗する馬を見ながら、馬の気持ちに沿ったコミュニケーションが必要になります。この相手の気持ちを読み取るスキルは、馬に対してだけでなく、人間に対しても必要なスキルです。乗馬を通して習得したいスキルです。
・自信、満足感が得られる
大きな馬に乗って、いつもより高い視線で見た景色、「馬に乗った」「馬に乗れた」ということで自信や満足感に繋がります。
・癒し、安らぎが得られる
馬は優しい動物です。馬と触れ合うことにより、相手を思いやる気持ちや、安らぎを感じ、癒し効果が得られます。

教育

馬と接するのは乗馬だけではありません。水や餌やり、厩舎の掃除など世話をすることにより、馬との絆も生まれます。馬の世話を継続的にすることで、達成感、責任感、自立感などが養われていきます。

スポーツ・レクリエーション

障がいのある人でも安心して楽しめる、調教された馬や、工夫された馬具などもあります。スポーツとしての乗馬、外乗トレッキングなどを楽しむこともできますし、競技会に参加することもできます。

ホースセラピーの馬はどんな馬?

犬も盲導犬、警察犬、猟犬などそれぞれに求められる資質が違います。その仕事に適した犬が選ばれ、さらに特別な訓練を受けて盲導犬、警察犬、猟犬などになります。
馬も競走馬、乗馬用の馬では求められる資質が違います。さらに、乗馬用の馬は、種目ごとにも求められる資質が違ってきます。例えば、障害飛越競技では障害に恐れず向かっていく勇気やジャンプ力が求められ、エンデュランス競技では長距離走ることから、スタミナや持久力が求められます。そのように考えるとホースセラピーの馬に求められる資質はなんでしょう。ホースセラピーは基本、ゆっくり歩き、心身を癒すことが目的です。ジャンプ力もスタミナもいりません。必要なのは穏やかで優しく、人懐っこい性格です。そして、物音にも驚かないことも大切な要素です。

まとめ

ホースセラピーという、障がい者の心身を癒し、機能を向上させ、社会復帰を早めるリハビリテーションがあり、そのための馬がいることがわかりました。そして、ホースセラピーの馬はもちろん、乗馬用の馬も、精神的にも身体的にも私たちを癒してくれることがわかりました。疲れたときこそ、馬に会いにいってみてはいかがでしょうか。

 

新着記事