【冬到来!】防寒アイテムの選び方
今年は冬が深まるのが早いですね。騎乗時にもそろそろ、防寒アイテムの出番がありそうですね。冬の騎乗は防寒と動きやすさがポイント。今回は、寒い日にも暖かく騎乗していただける、おすすめの防寒アイテムをご紹介します。本格的な冬に向けて寒い日が続きますが、風邪をひかないように暖かくして、乗馬を楽しみましょう!
アウター編
寒いとつい着こんでしまいがちです。でも、たくさん着こんでしまうと着ぶくれしてしまいます。着ぶくれをすると、動きづらく、とっさの馬の動きにも反応しづらくなってしまうかもしれません。着ぶくれはNGです。
また、寒い時期でも体を動かすと汗をかくこともあります。馬から降りると体が汗で冷えてしまうかもしれません。厚みがありすぎず、伸縮性があり、寒さや風をブロックしてくれる高機能なアウターがおすすめです。風邪をひかないように、汗を外に逃すような機能があれば、さらに◎。洗濯ができるかなど、お手入れのしやすさも考慮しましょう。
騎乗するまでや騎乗した後は、さらに厚いアウターを羽織って、体を冷やさないようにしてくださいね。
インナー編
着ぶくれをしないようにするには、インナーを暖かいものにするのがポイント。普段の生活でも厚着をしすぎて汗をかいてしまい、体を冷やしてしまった経験はありませんか。冬は体を冷やしてしまうと体調不良に直結してしまう可能性が大きいので、汗による冷えは厳禁です。運動用のインナーを選べば、汗冷えもしづらく、快適な騎乗が楽しめます。
また、インナーには秋冬用のコンプレッションウェアもおすすめ。コンプレッションウェアは暑いときに着るというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。実はコンプレッションウェアには、春夏用、秋冬用、オールシーズン用の3種類があるんです。秋冬用は春夏用より厚みがあり、寒さをシャットダウンしてくれます。さらに汗も冷やさず、ムレも発生しづらいため、騎乗にはピッタリな高機能インナーになります。
インナーの上には、保温性の高いものを着用します。その上に防寒や透湿に優れたアウターを着れば、厳しい冬でも暖かく騎乗を楽しめますよ!
ボトムス編
乗馬では脚をたくさん使うため、ボトムスには保温性以外にも収縮性が重要になります。おすすめのボトムスは冬用キュロットです。冬用のキュロットは裏起毛になっており、暖かく着用していただけますよ。
キュロットにも夏用、冬用、オールシーズン用があります。オールシーズン用のキュロットは冬にも着用できますが、真冬には寒さを感じることがあるかもしれません。タイツなどをキュロットの下に着用してもいいでしょう。ただ、厚みのあるタイツを着用するとごわついてしまい、脚をうごかしづらくなることがあります。運動用の薄くて保温性の高いアンダーパンツの着用を試してみましょう。それでも、ごわつきを感じる方には、やはり冬用のキュロットがおすすめです。
騎乗するまでは防寒や防風をしてくれるオーバーパンツを着用していると、さらに暖かさがアップします。雪上外乗の場合はオーバーパンツを履いたまま、騎乗することをおすすめします。風を通さないので、とても暖かく騎乗できますよ。馬場でのレッスンの場合は、脚の感覚を捉えやすくするため、オーバーパンツは脱いで騎乗する方がいいかもしれません。
オーバースカートを愛用している方もいらっしゃるようです。デザインによっては、履いたまま騎乗できるようです。腰回りの冷えが気になる方にはおすすめです。
小物編
小物をうまく使えば、寒さをかなり防ぐことができます。三首と呼ばれる「首」、「手首」、「足首」は皮膚の薄いところに太い血管が通っているため、外気から影響を受けやすい部分です。ここを温めてあげると冷えを感じづらくなります。
まず、「首」を温めるネックウォーマーは絶対に外せません。首を温めるだけで体感温度が3度前後は違うと言われています。
「手首」を温かく保つのには、冬用のグローブがおすすめです。冬用のグローブを着用すれば、手が寒さで固まってしまうこともなく、手綱を操作できます。乗馬用の冬用グローブなら厚みがありすぎて、手が動かしにくくなることもありません。また、冬の雨や雪はとても冷たいので、防水効果のあるものを選んでくださいね。
靴下も冬用のものを着用すれば、「足首」も温まります。足の指は寒さで動かしづらくなってしまうことがありますが、騎乗時には指も動かさなくてはなりません。例えば、スキー用の靴下は暖かいのですが、厚みがあるため、指を動かしにくくなってしまうかもしれません。暖かさをキープしつつ、指を自由に動かせる乗馬用の冬用ソックスをおすすめしたいです。
それでも足先の冷えが気になってしまう方には冬用のブーツをおすすめします。内側が裏起毛やシープスキンなどになっており、足を寒さから守ってくれます。さらにソールに滑り止めがついているものであれば、寒い日に馬を曳いているときも滑りづらく、安心です。
また、カイロは冬に寒冷地で騎乗する際の必需品です。特に外乗をする方は忘れずにお持ちください。腰とお腹、肩など太い血管の走っている部分に貼っておけば、体が冷えにくくなります。足先の甲側に貼るタイプのカイロや手首に巻くタイプのカイロもおすすめです。
まとめ
寒い時期はクラブも夏や秋に比べて、空いているところが多いようです。実は騎乗スキルの向上を目指している方にとって、冬は大チャンス。出かけるのもおっくうになってしまいがちですが、乗ってしまえば体もポカポカしてきます。是非、防寒アイテムをうまく活用して冬の乗馬ライフをお楽しみください。