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【自宅で出来る!】乗馬の上達につながること

みなさんのなかには「仕事や学校があるから、乗馬のレッスンに行けるのは決まった曜日だけ…」という方も多いのではないでしょうか。しかし、実はレッスンに行けない日でも自宅でできることがあります。今回の記事では、自宅でできるトレーニングや乗馬の予習・復習、そして道具のお手入れについて解説します。

自宅トレーニング

【自宅で出来る!】乗馬の上達につながること

馬とのコミュニケーションの取り方や、実際に乗る練習は馬といる時間にしかできません。一方、乗馬に必要な柔軟性や筋力は自宅でも鍛えることができます。むしろ、こうしたトレーニングは少しずつでも毎日続けたほうが効果が出やすいので、ぜひ自宅で習慣化してみましょう!

柔軟性をアップ

乗馬では、馬の動きを邪魔せず随伴していくための柔軟性が必要です。なかでも重要なのが、股関節と足首の柔軟性。馬上でバランスを取るためにも、扶助のときに足を思い通りに動かすためにも、股関節と足首の可動域がカギになります。

股関節や足首のストレッチは「え?それだけれいいの?」という簡単なものも意外と多いものです。気になる方は、具体的なストレッチの方法を解説した関連記事↓もチェックしてみてくださいね。

 

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筋トレにも挑戦

乗馬は、やったことがない人から見ると「馬にまたがっているから楽そう」と思われることもあるようですが…みなさんは乗馬を始めたばかりの頃、どこが筋肉痛になっていたでしょうか?

乗馬で姿勢を保ったり扶助を出すために、特に大切なのは体幹のインナーマッスル太腿の内転筋だといわれています。

筋トレの内容は乗馬に特化したものでなく、プランクやスクワットといった一般的なもので十分効果アリ。動画などもたくさんあるので、体力に合わせてできそうなものから始めてみましょう。エクイアでも、自宅でできるトレーニングの例↓をいくつか紹介しています!

予習と復習

【自宅で出来る!】乗馬の上達につながること

実際に馬とレッスンできるのは限られた時間だけ。ですが、馬に乗っていない時間に「乗っている時どうだったかな…」と思い出すことも上達に役立ちます。また、レッスンの内容はインストラクターから指示されることも多いですが「次回はこんなふうにしよう」と目標を決めることも大切。それぞれ、どのようにするのが効果的なのでしょうか?

予習:目標を設定する

乗馬のレッスンでは、具体的な練習内容は当日指示されることが多いでしょう。そのため、目標設定が難しいと感じる方もいると思います。しかし、前回乗ったときの復習をもとに「次は駈歩を出す瞬間に姿勢が崩れないようにしよう」など、小さなことでも良いので目標を決めてみましょう。

目標を意識するだけでも練習の効率は変わるといわれていますが、できれば復習の際に収集した情報をもとに対策まで考えると「姿勢が崩れないために、ここをこうしてみよう」など目標も具体化されるはずです。

復習:ノートを付ける

レッスンが終わってすぐは、できたこと・できなかったこと・今日乗った馬のこと・インストラクターからのアドバイスなどいろいろなことをおぼえていると思います。簡単でも良いので、こうした内容を書いて残すと良いでしょう。

ノートに書いたり携帯電話のメモ機能に入力しておくのも、いつでも見られるのでオススメです。「あんまり大変だと続かなそう…」という方は最低限のメモから始めるのも良いですし、「何を書こう」と迷う方は既に記入項目の枠が印刷されている“乗馬ノート”という商品もあるようですよ。

記入した内容に含まれるアドバイスや馬の癖を覚えておくことで、次回乗るときの参考になるはずです。また、うまくできない内容に合わせて本やインターネットで情報収集するとさらに良いでしょう。

道具のお手入れとメンテナンス

【自宅で出来る!】乗馬の上達につながること

鞍や頭絡などの馬具は、私物であっても乗馬クラブに置いているという方が多いかもしれません。一方、グローブやブーツは自宅に持ち帰ることが多いグッズです。自宅では、こうした乗馬用品のお手入れやメンテナンスもしておきましょう。

毎回したいお手入れ

グローブは手綱を握るほか馬に触れたり手の汗を吸ったりして1回の騎乗でも意外と汚れます。次のレッスンで快適に使用するためにも、清潔にしておきましょう。

布や合皮のグローブは製品の表示に従って洗濯すればOK。革の場合にはブラシで汚れを払ってから、固くしぼった布でサッと拭いて陰干しが基本です。

素材にかかわらず、傷みが気になる場合には複数のグローブを購入して、ローテーションして使うと消耗を抑えられますよ。また、グローブにも冬用や夏用など種類があるので、季節や天候によって使い分けるのもおすすめです。

ブーツの場合は、ゴム長靴であれば外側は水洗いだけできれいになります。すぐに靴箱にしまうと汗の湿気が残りやすいので、しばらくは風通しの良い場所に置いておくと良いでしょう。

革製のブーツはグローブと同じく、ブラシで汚れを払い固く絞った布で拭いてから陰干しします。何度か水拭きしていると油分が抜けてくるので、必要に応じて靴墨やミンクオイルなどを表面に塗ると革の保護になります。

定期的なメンテナンス

上記のようなお手入れをレッスン毎に続けても、特に丸洗いできない革製品は少しずつ汚れがたまっていきます。そのため、ひどく汚れたタイミングや1か月に1度ほどを目安として少し時間をかけてメンテナンスをしましょう。

革のグローブでも「水洗い可」となっている場合は、革製品専用の洗剤を溶かした水で押し洗いできます。洗ったら、洗剤が残らないようにしっかりとすすぎましょう。

シワをのばしてピシッと干したい気持ちになりますが、少し干したら湿気が残っているうちにグローブをはめてみてください。このひと手間で、乾いたときのフィット感がアップしますよ。

ブーツの場合は、1か月に1回ほどサドルソープで表面を洗うのがおすすめ。土などの汚れだけでなく、重ねて塗っていた古い靴墨やミンクオイルもきれいになります。クレンジングするようにすべて落としたあとで、適度に陰干ししてから再び油分を塗って補いましょう。

まとめ

馬場にいないときでも、トレーニングや予習・復習、用具のお手入れなどできることは意外と多いものです。しかも、慣れてくれば意外と時間もかからず隙間の時間でできそうなものも多かったのではないでしょうか?自宅にいるときも、こうした努力をすることで上達速度にはかなりの差が出てくるはずですよ!

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