【ワクワク、ドキドキ！】初めての乗馬の前に知っておきたいこと

これまで馬に乗ったことは一度もないけれど、乗馬に興味があるあなた。
「どんな服装で行けば良い？」「運動はあまり得意ではないけれど大丈夫？」など、初めて馬に乗りに行く時には分からないことが多く、少し心配になってしまうかもしれませんね。

そんなあなたのために、初めて乗馬をする前に知っておくと良いことをまとめました。
この記事を読めば、きっと馬に会いに行くのが楽しみになりますよ。

服装について

馬に接する時に一番大切なのは、人馬ともに安全第一であること。

体を動かしやすく、物に引っ掛かりそうなところがない、多少汚れても平気な服装で行きましょう。

トップス

暖かい時期ならポロシャツやTシャツなど、寒い時期にはトレーナーや丈の短いアウターを重ね着します。
フードなど物に引っ掛かる可能性があるものは避け、マフラーやスカーフなども馬に乗る前にはずしましょう。

馬に乗り降りする時、鞍の上にお腹をつけることもあります。また、馬に乗っている時には足を馬のお腹に密着させますので、多少の汚れや馬の毛がつくことがあります。

馬と思い切り触れ合うためにも、気兼ねなく洗濯できる素材のものをお勧めします。

ボトムス

履き慣れて体に馴染んだ長ズボンを履いていきましょう。
これもトップスと同じく、物に引っ掛からず、洗いやすいものがお勧めです。

馬に乗る時には足の内側からお尻にかけてを馬のお腹や鞍に密着させますので、内股の縫い目があまり分厚くないものがあれば理想的。

靴・靴下

自分の靴を使う場合は、履き慣れたスニーカーで行きましょう。
暑い時期にはサンダルでお出掛けしたくなりますが、その場合もスニーカーと長めの靴下を持参します。
馬の近くに行く時にはサンダル履きは厳禁。万が一、馬に足を踏まれた場合に怪我をしてしまいます。

乗馬クラブによっては、乗馬用ズボンや長靴を貸してくれるところもあります。
長靴を履く場合は靴下が必要。くるぶしや足首までの短い物ではなく、ふくらはぎまで覆う長さのものがあれば長靴の中がすっきりフィットします。

また、ヘルメットはクラブのものを借りることが多いと思いますので、ヘルメットをかぶることができる髪型で行きましょう。

体調・健康面について

乗馬は馬だけが運動して、人は乗っているだけなので体調が悪くても大丈夫と考えている方はいらっしゃいませんか？
初めての乗馬の時にはあまり激しい運動はしませんが、ゆっくり歩く馬の上で姿勢を維持するだけでもそこそこカロリーを消費します。せっかくの記念すべき初めての乗馬、万全の体調で臨みたいですよね。

乗馬クラブによっては、事前に健康面の確認を行うことがあります。ルールに従って対応しましょう。

風邪症状など、外出を控えた方が良い体調の場合は、早めに乗馬クラブに連絡しましょう。予約の変更などの対応が必要な場合があります。
その他、ご自身の体調や健康面について心配なことがある場合は、予約をする前に乗馬クラブに相談してみましょう。

乗馬は自分のペースで上達できるスポーツ。他のスポーツが苦手でも乗馬は得意という人もたくさんいます。これまで気付いていなかった才能が開花するかもしれませんよ。

保険について

乗馬クラブによっては、会員には保険の加入を義務づけ、ビジターの外乗や体験乗馬でも1日限定のレジャー・スポーツ保険などの加入を必須としているところもあります。

特に初めての方は厳選された初心者向けの安全な馬に乗りますが、それでも自分がうっかり怪我することはあるかもしれません。
また、意図せずに他の人を怪我させてしまうこともあるかもしれませんので、そんなトラブルをカバーできる保険に加入していれば安心です。

その他の基本的な注意点

馬を驚かさない

馬はほとんど攻撃手段を持たない草食動物。野生では素早く危険を察知し、走って逃げることで命を守ってきました。
家畜化された後もその本能は残り、見慣れない物や大きな音、急な動きなどに敏感です。

馬房の中にいる馬、洗い場で繋がれている馬、人が乗っている馬、人に引かれている馬、人に手入れされている馬、どんな場合でも馬を驚かさないようにしましょう。

馬が苦手なものの例

・風に飛ぶビニール袋などのひらひらしたもの
・傘や日傘
・大きな声、けたたましい声
・笑いながら手を叩く

馬の後ろに立たない、後ろから近付かない

馬の視界は350度ほど、真後ろの10度以外は見えています。
素早く異変に気付くため、馬にとって死角になる真後ろはとても気になるところ。そこから急に視界に入ってくると、びっくりして反射的に蹴ってしまうこともあります。

馬の後ろに立ったり、後ろから近付くのはやめましょう。
馬に近付くときは、馬の視界に入っていることを確認し、斜め前から優しく声をかけながら歩み寄りましょうね。

乗馬クラブの指導員に従う

初めて馬に乗る方のことは、クラブの指導員がしっかりと目配りをして安全を確保してくれます。
また、クラブによって施設や馬は異なりますので、独自のルールがある場合も。

指導員の指示には必ず従いましょう。

まとめ

乗馬クラブでは、一人でも多くの人に馬や乗馬を好きになってもらいたいと考えているはず。
体験乗馬を担当するスタッフは、馬の魅力を伝え、楽しい時間を過ごしてもらおうと一生懸命です。

クラブのルールやスタッフの指示に従って、初めての乗馬を満喫してくださいね！