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馬と仲良くなろう!乗馬仲間になれるかな?

乗馬を始めたら誰もが思うこと、それは馬と仲良くなりたい!ということでしょう。
大好きな馬とコミュニケーションをとることは決して難しいことではありませんが、少しだけコツがあります。どんな点に気をつけて馬に接すれば良いのか、早速見ていきましょう。

2つの重要ポイント

馬と仲良くなろう!乗馬仲間になれるかな?
馬と接する時に重要なポイントが2つあります。それぞれについて説明していきましょう。

ポイント①|馬が怖いと思うことをしない

馬はとても臆病な動物です。草食動物である馬は、外敵に襲われないよう常に周囲の音や動くものに注意をしています。そのため、本能的に危険だと感じた人やものには絶対に近付きません。大声を出したり急に走ったりすると、馬は怖いと感じパニックになって暴れたり急に走り出します。馬が暴れたら人にとっても大変危険です。馬を怖がらせないよう気を付けましょう。

ポイント②|馬に「良い人だ」と思われることをする

馬は人のことをよく見ています。お世話をしてくれる人や、頻繁に会う人には馬の方から懐いてくれます。また、馬は自分のことを理解してくれる人が好きです

馬が何をすれば喜ぶのか、安心するのかを考えることができる人は、馬との信頼関係を築くことができるでしょう。

ここは触らないで

馬と仲良くなろう!乗馬仲間になれるかな?
人が脇の下を触られたらくすぐったいと感じるように、馬にも触られたくない場所があります。
それは脇腹、股関節そしてお尻です。馬によっては、これ以外の部分に触れたときにも嫌がることがあります。

犬は表情や尻尾の動きで感情を表現するので、とても分かりやすいですね。馬の場合は、触られたくない場所を触った時や機嫌の悪い時には耳を伏せます。特に乗馬初心者の方は、馬に接する際には耳の動きを確認することを忘れないで下さい。

馬だって良い人が好き

馬と仲良くなろう!乗馬仲間になれるかな?
皆さんにとって良い人とはどのような人でしょうか?
馬も人と同じように感情があります。人と同じように、馬も良い人が好きです。
馬にとっての良い人について、いくつか例を挙げてみましょう。

一緒にいて良い気分にさせてくれる

良い人とは、「性格が良い人」ということです。一緒にいて心地良い気分にさせてくれる人は、人だけでなく馬も大好きです。
馬から「この人とは一緒にいたくない!」思われないように、馬の様子をよく見て接して下さい。
不快なことばかりされたら、馬も一緒にいたくないと思うでしょう。

自分を理解しようとしてくれる

馬にも個性があります。馬によって性格は千差万別なので、馬に乗るときは馬ごとに気を付けなければいけないことが違いますよね。「〇〇するのが当然」と自分の価値観を押し付けられたり、行動を否定されたら人でも感情的になってしまいます。
馬の個性を受け入れて接すれば、馬からも自ずと受け入れられるでしょう

感情を押し付けない

例えばレッスン中にうまく乗れなかった時、馬のせいにして少しでも感情的になったことはありませんか?
馬も毎日ベストコンディションでレッスンに臨むわけではありません。虫が気になってイライラしたり、前日の疲れが残っていたり、他のレッスンで嫌な気分になってしまうこともあるでしょう。
人に感情をぶつけられた馬は、辛い思いをするだけです。
馬との時間を楽しめるよう、平常心を心がけて下さいね。

良い人と思われるには

馬と仲良くなろう!乗馬仲間になれるかな?
馬に良い人と思われるには、どうすれば良いでしょうか?馬にも人にも共通なことではありますが、具体的な方法をいくつかご紹介します。

褒める

馬は人に褒められると、嬉しいと感じるものです。大事なコミュニケーション手段のひとつでもあります。褒めるときは、音がポンポンとなる程度に首を2、3回叩いてあげましょう。犬をなでるように触っても馬は褒められていると感じません。撫でたい場合は、指を曲げて掻くように擦ってあげると良いでしょう。

馬の喜ぶことをする

馬はブラッシングなどのマッサージが大好きです。稀にブラッシングが苦手な馬もいます。そのような場合は手早くブラッシングを終えましょう。
運動後にタオルで顔などを拭いてあげたり、十分に水を与えたり、おやつを与えたりするのも良いでしょう。
普段から世話をしてくれる人や飼葉を与えてくれる人のことは、馬もよく覚えていますよ。

馬の嫌がることをしない

嫌なことばかりしてくる人間は馬に嫌われてしまいます。馬も嫌なことをされるとストレスを感じ、相手を嫌いになります。馬が何をしたら嫌がるのか、よく観察して馬の気持ちを理解できるように努めましょう。

馬が嫌がることをいくつか挙げると、素早い動き、オーバーアクション、馬に対して直線的な動きで近づく、しつこく触わる、などです。
このような行動をすると、馬は耳を後ろに伏せ、尻尾を大きく振ったり後脚を蹴り上げたりします。これは馬がストレスを感じている証拠です。そのような時には近寄らず、馬が落ち着くのを待ってあげましょう。

まとめ

馬と仲良くなろう!乗馬仲間になれるかな?
いかがでしたでしょうか?
馬は元々臆病でパニックになりやすい動物です。そのことを理解して下さい。馬の嫌がることをせず、何をすれば喜んでくれるのかを考えましょう。そして馬に好かれる人になって下さいね。
また、馬によって性格も様々です。それぞれの馬の性格の違いを楽しみ、相手を尊重できようになって下さい。

それでは、これからも馬とのコミュニケーションを是非楽しんで下さいね!

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