他のスポーツと比べたときの乗馬の魅力
乗馬を趣味にされている皆さん、「乗馬の魅力とは?」と尋ねられたら何と答えますか?
色々な答えがあると思いますが、「馬と一緒に楽しめるところ」と答える方が多いことでしょう。
乗馬の魅力は沢山ありますので、そのうちのいくつかをご紹介しましょう。
動物を扱う唯一のスポーツ
数あるスポーツの中で、動物と共におこなうスポーツは乗馬だけです。
乗馬の魅力は、何と言っても馬とふれ合えることでしょう。触ったり、背中に乗ったりできる大型の動物はなかなか身近にはいませんから、最初はおっかなびっくりかもしれません。乗馬クラブの馬は人が乗れるように調教されており、ほとんどの馬は優しく従順です。馬の背中に揺られてその暖かさを感じることは、実は癒し効果があるのです。そして少し速い動きをした時に馬上で風を感じる爽快感は、乗馬でしか味わえないことですね。
また、オリンピック競技として動物と一緒に行う唯一の競技が馬術です。人と馬とが力を合わせて初めて結果が出る競技なので勝利することは大変ですが、そこが一番の魅力にもなっています。
年齢や運動神経に関係なく楽しめる
乗馬の魅力として次に挙げるのは、子どもからシニアまで年齢に関係なく楽しめることです。
引き馬であれば3歳くらいから乗ることが出来ますし、馬を動かすことは小学生くらいから70代、80代を越えても出来ます。
日本人のオリンピック出場最年長記録保持者の法華津寛選手は、71歳で馬場馬術の選手として出場しました。他のオリンピック競技では考えられませんね。
何歳からでも始められる乗馬は、仕事を定年退職した方にもおすすめですよ。シニア歓迎の乗馬クラブも沢山ありますので、興味があれば体験乗馬から始めてみてはいかがでしょうか。
また、運動が苦手だったり、体を動かすことが嫌いという方にも乗馬はおすすめです。乗馬は運動神経よりもバランス感覚や柔軟性の方が大事です。自転車に乗る練習をイメージしていただければわかりやすいかもしれません。もちろん競技会出場を目指すのであれば運動神経も重要ですが、趣味として乗馬をおこなうのであれば運動神経はあまり重要ではありません。
色々な楽しみ方ができる
乗馬の楽しみ方は色々あります。それぞれの楽しみ方について以下にまとめてみました。
馬とのふれあい
馬に乗ることよりも、馬とふれ合うことを重視している方は結構多いです。馬にふれることで癒しを感じることができます。日頃のストレスも解消されてリフレッシュできることでしょう。
「ホースセラピー」をご存知でしょうか?馬とふれ合うことによって人を治療し、癒やします。馬には、人の心を癒やす力があります。適度な揺れも心地良く、また乗馬に集中することでリフレッシュできますよ。
ライセンス取得や競技会出場
乗馬のスキル向上を目指すこともできます。乗馬ではスキルによって、5級から1級までのライセンスが取得できます。目的を持って練習することで、自分自身の乗馬へのモチベーションも上がりますね。
また、技術が向上すれば競技会への出場も可能になります。
外乗
乗馬を始めるきっかけが「暴れん坊将軍のように浜辺を疾走したい!」という方が少なからずいるそうです。海岸や林間を馬に乗って走ることはとても気持ちの良いものです。外乗は角馬場のような、柵に囲まれた場所での騎乗とは異なりますから、ある程度馬の操作に慣れてきたらチャレンジして下さいね。
乗馬仲間との交流
日本の乗馬人口は海外に比べると圧倒的に少ないです。乗馬という同じ趣味を持つお仲間を探すのであれば、同じ乗馬クラブの会員との交流が一番確実でしょう。クラブ内のコンペやイベントなどで同じ趣味を持つ仲間と交流することも楽しみのひとつですね。
体力維持やダイエット
乗馬は、ウォーキングや水泳と同じ有酸素運動です。馬に乗る時は無意識のうちにバランスを取ろうとするので、普段は使わない太ももの内側などの筋肉を使い腹筋、背筋も使う為に姿勢が良くなります。そしてお腹周りや脚など、下半身のシェイプアップも期待できます。乗馬で消費するカロリーは、10分間で約35kcalといわれています。10分間で消費するカロリーは、サイクリングでは28kcal、サウナでは29kcalですから、乗馬もかなりの運動量といえますね。
非日常を味わえる
乗馬の魅力として最後に挙げるのが、非日常を味わえることです。
自分の合図によって馬が動いたときの一体感、普段とは全く違う高さから見える景色。日常で感じられない感動が沢山あります。乗馬を始めたばかりのころは余裕がないかもしれませんが、慣れてきたら是非周囲の景色も楽しんで下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
乗馬には、他のスポーツでは味わえない沢山の魅力があります。そして乗馬の楽しみ方も、多種多様です。
ご自身の好みや目的に合わせたスタイルで、是非乗馬を楽しんで下さいね!