乗馬メディア EQUIA エクイア

メインビジュアル

【動画紹介】騎乗姿勢のチェックにも!馬を追尾する「Pivo Pod」とは?

自分の騎乗姿勢を確認するためにセルフで動画を撮っても、なかなか思うように撮れていない!という経験はありませんか?今回は、そんなときに役立つ動画を紹介します。

今回紹介する動画はこちら!

シャムロック乗馬クラブのスタッフYuriさん&Yasuさんが配信している「シャムロック乗馬TV」。ためになる動画や面白い動画がたくさんある中から、今回はこちら「カメラが自動で馬を追う!最新撮影機材Pivoをレビュー!」をご紹介します。

「Pivo Pod」って?乗馬に役立つ?

【動画紹介】騎乗姿勢のチェックにも!馬を追尾する「Pivo Pod」とは?

そもそも、今回Yasuさんたちが紹介したPivo Pod(ピボ・ポッド)とはどのような商品なのでしょうか?動画内でも簡単に説明がありましたが、最初に製品の概要と機能について確認しておきましょう!

Pivo Podは追尾機能付きカメラスタンド

動画を見ていただくと分かる通り、Pivo Podは撮影デバイスではなく「オートトラッキング(自動追尾)デバイス」です。要は、本体上部にスマートフォンなどをセッティングすることで、普段使っているスマートフォンで自動追尾撮影ができるということですね。


撮影機能と追尾機能を兼ねたデバイスを購入するよりは価格も安いですし、いつものスマートフォンに動画が保存されるというのも便利ですよね。

馬を追尾することも可能!

では、数ある自動追尾デバイス&アプリの中で今回「Pivo Pod」が取り上げられたのはなぜなのでしょうか?


私も動画を拝見して初めて知ったのですが、なんとPivo Podには「馬を追尾するモード」があるんです!人の顔や全身、さらには撮影開始時に指定した物体の形状を認識して追尾するという機能があるとは聞いていましたが、馬モードがあるなんてコアすぎる…これは要チェックですね。

さっそく「Pivo Pod」で馬を撮影

【動画紹介】騎乗姿勢のチェックにも!馬を追尾する「Pivo Pod」とは?

では、Pivo Podの追尾機能を実際にYasuさん&Yuriさんが検証!これは「乗馬のレッスンや競技会を楽に撮影したい」と思ったら必見ですよ。

速度を変えてもフレームアウトしない

動画内では、輪乗りの中心にPivo Podに乗せたスマートフォンを設置した状態でYuriさんが常歩⇔速歩などスピードを変えながら運動している様子を撮影しています。


ちなみに、これまでの自動追尾では急に速度が変わると馬を追い切れずに馬の鼻先(最悪の場合は全身)が撮影範囲からフレームアウトして映っていない…というケースも珍しくありませんでした。


しかし!今回の動画を見てみると、フレームアウトしてしまう瞬間は「ほぼ無い」という感じがしました。手前を変える瞬間も、馬がカメラに対して正面を向いたり、逆にお尻を向けてもシッカリ「馬」と認識して追尾できているようです。

自動ズームが乗馬にピッタリ

スマホだけを固定して練習を撮影すると、どうしても馬場全体が映るように馬場の周りにある柵などにスマホを置いてズームアウトした状態で撮るので「遠すぎて自分の姿勢なんて良く見えない…」ということもありますよね。


その点Pivo Podであればそもそも追尾ができるので、馬場全体を使ったレッスンを撮りたいときも馬場の中央にスマホを固定すればOK。つまり、追尾をせずビデオを撮る場合よりも被写体との距離自体が近くなります。


そしてさらに、動画後半で実際に見ることができますがPivo Podには「ズーム機能」が付いています!馬を認識して追うだけでなく、画面中で被写体が小さくなった=遠くなったことを認識して自動でズーム。これはありがたいですね。

姿勢チェック&乗馬配信には必需品かも

【動画紹介】騎乗姿勢のチェックにも!馬を追尾する「Pivo Pod」とは?

ここまで読んで、いかがでしょうか?おそらく、レッスンを頻繁に記録する方や騎乗風景を撮影して配信している方であれば、動画を見て「すごくいい!欲しいかも」と感じたのではないでしょうか?

ストレスなく見られる動画になる

誰かに頼んで撮ってもらうときも、もしくはスマートフォンを固定して撮る場合でも「自分で確認するためのビデオ」という前提があると多少の手ブレや見づらさには目をつぶりがちになりますよね。しかし


・被写体がしっかり画面に入っている
・ズームやカメラワークが急激ではない
・被写体が大体常に同じ大きさで映っている


という条件を満たすだけで、今回の動画内で撮影されているような「ちゃんとしたセルフ動画」を撮ることができるんです。やはり、そのほうが再生時のストレスが少ないですし課題となっている姿勢や扶助もバッチリ確認できるはず。


これは、もちろん個人で購入する価値もありますが、もし乗馬クラブで「会員の方には低価格で貸し出しますよ」なんてサービスをしてくれたらとてもありがたいですね。

Pivo Podが苦手な場面はあるのか?

今回は「良い点」の紹介が多かったので、最後に少しだけ「こんな場面だと使いにくいのかも」と感じたことに触れていきます。馬特化の自動追尾機能があるとはいえ、やはり対象物が複数になる部班は難しいのではないでしょうか?


これに関しては、名古屋工業大学馬術部さんが2頭の馬が同時に運動している場合のPivoPodの挙動を部のYouTubeに投稿していました。やはり追尾できる対象は1頭なので、複数の馬が馬場にいると「追尾対象の馬が途中で切り替わってしまう」という状態になるようです。


それ以外は、上下運動の激しい障害飛越でも問題なく追尾は可能。ただし、この場合はPivo Podがティルト(上下の動き)はできないことを念頭に置いて、障害物を飛んでいる馬の頭までがしっかり画面に収まる位置関係で撮影を始める必要はありますね。


ちなみに、Pivo Podとスマホを連動させるためのアプリは数カ月に1度くらいの頻度で更新されているとのこと。今回紹介した動画は約1年前に撮影されたものなので、機能がさらに改善されている可能性も。


現在はMakuakeのほか大手通販サイトでも購入できるようなので、動画でレビューを見て気になった方は検索してみてくださいね。

まとめ

乗馬のレッスンでは、インストラクターさんの指導や自分自身の身体感覚、そして馬場の横に設置されている鏡などが騎乗姿勢確認の“頼みの綱”になりがち。ですが、今回の動画で紹介されたPivo Podのようにテクノロジーの力を借りれば、上達への糸口もつかみやすくなるかもしれません。

「シャムロック乗馬TV」について
今回はYoutubeチャンネルの「シャムロック乗馬TV」さんから動画を紹介させていただきました。このチャンネルは静岡県浜松市のシャムロック乗馬クラブ様が制作しています。

 

今回紹介した動画の他にも、乗馬の上達に役立つ動画&おちゃめな馬たちの動画が沢山あるので是非チェックしてくださいね。エクイアでも、定期的に動画をピックアップしてご紹介していきたいと思います!

新着記事