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【白馬とアルビノ】憧れの白馬、生まれた時から真っ白な馬はとっても少ない!アルビノとの違いについて

おとぎ話ではよく白馬が出てきます。白馬の王子様といえば女性が1度は憧れ口にしたことのあるフレーズではないでしょうか。

白馬はよく映画などに出演をしていますが、実際には乗馬クラブなどでの在籍は少ないように感じます。白馬はどの程度の確率で生れるのでしょうか。また白く見える馬は全て白馬なのかを解説していきます。

芦毛・葦毛(あしげ)とは?

【白馬とアルビノ】憧れの白馬、生まれた時から真っ白な馬はとっても少ない!アルビノとの違いについて

芦毛は馬の毛色の中の1つで、白い毛を持ちます。生れてすぐに白馬ではありません。

元の毛の色は、栗毛・鹿毛・青毛に白毛が混ざっている程度です。また皮膚の色は黒いのが特徴です。年を取るにつれ白毛の割合が多くなっていきますが、個体によっては純白にはならず、元の毛色を残す形になります。

オグリキャップやメジロマックイーンなどが、この芦毛に当てはまります。芦毛で思いつく人も多い、芦毛の怪物と言われたオグリキャップも現役で活躍していたころは、黒の強い毛色でしたが、引退後のイベントに参加した時には、真っ白な姿を見せています。

生れた時に、白毛が少なくほぼ元の毛色という場合、芦毛という判断が難しい場合もあります。

白毛(しろげ)とは?

【白馬とアルビノ】憧れの白馬、生まれた時から真っ白な馬はとっても少ない!アルビノとの違いについて

生れた時から真っ白な毛を持つのが白毛です。白毛の特徴は、生れてすぐ真っ白であることはもちろんのこと、皮膚の色がピンクであることと言えます。ピンクの肌に真っ白な毛というとアルビノを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、白毛はアルビノとは違います。

白毛は遺伝または突然変異で生れてくると言われており、詳しいことは未だに解明されていません。白毛が生まれる確率は非常に低く、1万頭~2万頭に1頭の確率と言われています。

日本で初めて白毛が生れたのは、1979年北海道で生れたハクタイユーです。ハクタイユーの父は黒鹿毛、母は黒毛であったためハクタイユーは突然変異での白毛と言えます。

競走馬で白毛と言えば、ユキチャンやソダシがあげられます。

佐目毛(さめげ)とは?

【白馬とアルビノ】憧れの白馬、生まれた時から真っ白な馬はとっても少ない!アルビノとの違いについて

佐目毛は馬の毛色の一つで、白い毛を持ちます。基本的に肌はピンク色をしており、白毛との違いがわかりずらいですが、目の色が黒や茶の白毛に対し佐目毛は青または灰色をしています。
元の毛色が栗毛の場合は身体全体は真っ白になり、元の毛色が鹿毛の場合身体全体は赤みがかった白に、元の毛色が青毛の場合身体全体は象牙色になります。また身体全体は白ではありますが、よく見ると長毛はクリーム色に近いと言えます。

佐目毛の馬は珍しく生れるのは稀です。日本では北海道和種で表れます。

サラブレッドの毛色、8種類の割合は?

【白馬とアルビノ】憧れの白馬、生まれた時から真っ白な馬はとっても少ない!アルビノとの違いについて

馬の毛色には14種類があります。「鹿毛」「黒鹿毛」「青鹿毛」「青毛」「栗毛」「栃栗毛」「芦毛」「白毛」「佐目毛」「河原毛」「月毛」「粕毛」「薄墨毛」「駁毛」です。

しかし馬の中でもサラブレッドの毛色に限定した場合挙げられる毛色は、「鹿毛」「黒鹿毛」「青鹿毛」「青毛」「芦毛」「栗毛」「栃栗毛」「白毛」の8種類です。これは公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルで認められている種類です。

馬の毛色は名前だけでは色をイメージしづらいように感じます。ではそれぞれどのような色をしているのでしょう。「芦毛」「白毛」は先ほど紹介しましたので、その他の6種類を紹介します。

馬の毛色

「鹿毛」は、身体全体は茶褐色で、長毛と四肢の下部は黒色の毛色です。
「黒鹿毛」は、身体全体は鹿毛よりも黒味の強い赤褐色で、目の周りお腹・内ももは明るい茶色の毛色です。
「青鹿毛」は、身体全体は黒鹿毛よりも更に黒味が強くほぼ黒色ですが、鼻や目の周辺などにわずかな褐色が見られます。
「青毛」は、身体全体はもちろんのこと長毛まで真っ黒です。
「栗毛」は、身体全体が栗色で、長毛は濃い栗毛~白まで個体によって違いはありますが、鹿毛のように黒の個体はいません。
「栃栗毛」は、身体全体は栗毛より暗い栗色をしており、長毛も濃い栗毛~白まで個体によって違いはありますが、鹿毛のような黒の個体はいません。

出現する割合

サラブレッドの毛色は全て同じくらいの割合で生れるわけではありません。一番多いのは「鹿毛」で約50%の割合で出現します。次に「栗毛」で25%、「黒鹿毛」で14%、「芦毛」で7%、、「青毛」「栃栗毛」共に1%以下、「白毛」は0.04%の割合で出現すると言われています。

サラブレッドの毛色と競走馬としてレースでどれだけ結果を残せるか(レースでの強さ)は、関係はないと言われています。しかし出現率が高ければ高いほど、その毛色で活躍する馬が多くなるのは当たり前のことで、実際鹿毛で活躍する馬は数多くいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。一見同じ白馬に見えても、純粋に真っ白な毛を持つ馬や少し他の色味が混ざる馬、加齢に伴い白く変化する馬と様々であることを知っていただけたでしょう。

白馬といえば白毛を指しますが、非常に珍しくなかなかお目にかかることが出来ません。白毛と芦毛は見分けがつきづらい場合もあり、詳しくない人で芦毛や佐目毛を白馬と言っている人も少なくないようです。
乗馬クラブや牧場では馬のプロフィールを乗せていますので、ぜひレアな白毛探しをしてみてはいかがでしょうか。新しい楽しみ方になるかもしれません。

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