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【あなただけじゃない】あるある!な失敗エピソード

「初老ジャパン」がメダル獲得後の会見で話していたように馬術や乗馬はまだまだマイナーなスポーツ。量販店で乗馬用品を気軽に買うこともできません。だからこそ、乗馬用品の購入には慎重になりがちですが、それでも乗馬用品をそろえるのに実は失敗したことがある、という方も少なくないのではないでしょうか。経験者ならおそらく、大なり小なり、多くの方が経験しているはず。今回は、乗馬をこれから始める方や始めたばかりの方に向けて、失敗エピソードも含めてご紹介します。

服装選びを間違えた

【あなただけじゃない】あるある!な失敗エピソード

乗馬をしたことがない方にとって、服装選びは難しいですよね。筆者が体験乗馬を予約した際には「動きやすい服装で、下は必ず長ズボンをはいてきてください」と言われました。体験乗馬の場合、予約時に当日の服装についても教えてくれるので、それに従えば大丈夫。動きやすい長ズボンといえば、ジャージーなどが思い浮かぶでしょう。体験乗馬のように短時間であれば、それでも問題ありませんのでご安心を。ただ、肌が刺激に弱い方や外乗に行く方はもう少し厚めのものがおすすめ。ダボダボしすぎていないデニムやチノパンがいいでしょう。筆者は少し余裕のあるデニムで騎乗したことがありますが、デニムのしわが寄っていた部分に負担がかかったようで、思いがけないところから出血しました。デニムで騎乗する場合は、しわの寄りにくいフィット感の高いストレッチがきいたものがいいでしょう。

トップスは夏でも長袖がベター馬場が外にあるクラブや外乗の場合、短い時間でもかなり日焼けをしてしまいます。馬場は日を遮るものがないうえに、日焼け止めは汗をかいてしまうと効果が薄くなってしまう可能性も。馬場にいると日焼け止めを塗っても、あまり効かないとこんがり肌のインストラクターが話していました。最近では、UVカットできる速乾性のある素材を使ったインナーが販売されています。これを着用すると、日焼けを防げて涼しく騎乗できますよ。また、外乗で気をつけなくてはならない小枝などによる擦り傷の予防にも〇。トップスが長い場合は騎乗中に馬がびっくりしたり、鞍に引っかかってしまう可能性があるので、ズボンの中に入れてしまいましょう。

冬に騎乗する場合もインナーは通気性のいいものがおすすめ。冬でも馬に乗ると暑くなってくるので、汗をかいてそのままにすると風邪をひいてしまうことも。簡単に脱着できる重ね着だと自分で調整ができて楽ですよ。寒い地域で乗る場合、あまり着こんでしまうと体が動かしにくくなります。

靴については、レンタルしてくれる場合もあれば、自分で用意する必要がある場合も。サンダルやクロックスなどは厳禁です。

乗馬用品のサイズ選びを間違えた

【あなただけじゃない】あるある!な失敗エピソード

乗馬用品のサイズ選びはなかなか難しいもの。乗馬用品は体のさまざまな部分を繊細に動かすため、フィット感が重要です。普段はフィット感の少ないものを好む方は、どんなサイズが合っているのか分からないかもしれません。

よく失敗談を耳にするのはヘルメットやキュロット少し前まで、日本で販売している装具の多くは輸入したものでした。しかし、骨格や体格は人種によって違うため、自分にピッタリの装具を見つけるのが難しい方も多かったはず。

筆者は、ヘルメット、チャップス、キュロットなど、自分に合ったものを見つけるのが大変でした。ヘルメットは頭の周囲を測り、ピッタリのサイズを買っているのにフィット感があまりよくなかったのです。当時、購入したヘルメットはヨーロッパ製のものでした。ヨーロッパの方と日本人の頭蓋骨の形が違うため、欧米製のヘルメットが合わない日本人も一定数いるようです。

また、チャップスとキュロットもヨーロッパ製の商品を購入しましたが、いずれも長さがピッタリだと他の部分がきつくなってしまい、きつくならないものを選ぶと長すぎるというジレンマに陥りました。特にチャップスは長さがピッタリのものを選んだら、周囲がきつくなってふくらはぎが内出血してしまいました。騎乗時によく動かす部分でもあるので、あまりきついものはおすすめできません。素材によっては、少しずつフィットしてくる場合もあります。

最近では、日本人の骨格や体形にフィットする乗馬用品や装具がたくさん販売されています。インターネットショップでもサイズが合わない場合、無料で返品に応じてくれるショップがほとんど。さらに、試着もできるというインターネットショップまで出てきています。ネットショップで気になるものがあれば、取り寄せて、まずは試着をしてみるのもいいのではないでしょうか。

また、ここ数年でかなり定着してきたエアバッグ搭載のボディープロテクターは必ず試着することをおすすめします。小さすぎるとエアバッグが膨らんだ際に苦しくなり、大きすぎると正しく効果が発揮されないとか。貸出のために所有しているクラブも多いようなので、購入前に試着をしてくださいね。

乗馬用品の購入タイミングを間違えた

【あなただけじゃない】あるある!な失敗エピソード

意外と多いのが、乗馬用品を購入するタイミングを間違えてしまうこと。代表例は鞍。自分が障害飛越に進みたいのか、馬場馬術に進みたいのか分からないうちに鞍を購入してしまい、あとで買い替える方が多いようです。鞍にも総合鞍、障害鞍、馬場鞍と用途によって種類があるため、要注意です。

もちろん、最初から買い替えるつもりで、納得して鞍を購入するなら全く問題ありません。ただ、鞍は安いものではないので、自分が納得できるタイミングで購入するのがポイントです。

ブーツ、チャップス、ボディプロテクター、キュロットも乗馬を続けたいと思ってからでも遅くありません。乗馬を続けるかどうか決めかねているうちはクラブのレンタルで十分です。続けることになったら、自分の気に入ったものを購入しましょう。

まとめ

今回は装備や馬具に関する失敗談をご紹介しました。乗馬愛好家なら一度は、失敗したことがあるのではないでしょうか。それを含めて「乗馬」なのかもしれませんが、失敗はできれば避けたいものです。これから乗馬用品をご購入予定の方は是非、この記事を参考にしてくださいね。

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