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【レンタルは卒業】後悔しない鞍の購入

乗馬が楽しくて、続けていこうと思ったら誰もが一度は考える鞍の購入。しかし、いつ、どんな鞍を買えばいいのか、分からない方も多いのではないでしょうか。決して安い買い物ではないので、じっくりと検討をしたいところですよね。この記事では買ってから後悔をしないために、いつごろ、どうやって鞍を選んだらいいのかについてご紹介します。

購入時期の目安

鞍

乗馬を始めて、まだ間もないけれど、今後、乗馬を続けていくにあたり、鞍を買いたいと思っている方には、いったん、時間を置いて考えてみることをおすすめします。実は鞍と言っても、騎乗スタイルや競技によって適した形が違うため、いくつか種類があります。どのような方向に自分が進んでいきたいか、自分の指向や方向性が分かってからでも遅くはありません。

乗馬で使用される鞍の種類には大きく分けて

  • 総合鞍
  • 馬場鞍
  • 障害鞍

があります。

例えば、障害に進む方は障害鞍の方が乗りやすいでしょう。乗馬クラブでレンタルされている鞍は馬場も障害もある程度、カバーできる総合鞍であることが多いはず。ただ、どの方向に進むか分からないからと総合鞍を買ってしまうと、将来、どちらかに進むと決めた際に乗りづらく感じる方もいらっしゃるようです。そういった方のなかには、鞍をもう一度、買い替える方もいらっしゃるようです。

また、同じ種類の鞍でも、メーカーによってかなり形や固さなどが違います。できれば、自分の乗り方が安定してきたときに、ぴったりくる鞍を購入するのがいいのではないでしょうか。

もちろん、最初から自分にぴったりだと感じる鞍が見つかれば、最初からマイ鞍で練習をするのもひとつの方法かもしれません。ただ、決して安いお買い物ではないので、慎重に検討することをおすすめしたいです。

メリット

【レンタルは卒業】後悔しない鞍の購入

メリットは自分だけが使用するため、鞍がなじんできて自分の騎乗にフィットすることが挙げられます。そのため、乗りやすくて、騎座も安定しやすくなります。

2点目は鞍を馬につけるだけで、すぐに乗れる状態になることです。例えば、鐙革の長さなどは毎回変える必要がないので、とても楽なんですよ。

3点目は鞍の型崩れがしづらいことです。レンタルの鞍もクラブが管理をしているので、大きな型崩れはないでしょう。ただ、様々な乗り方をする不特定多数の方が使用するため、自分の鞍より型崩れが起きやすい可能性があります。マイ鞍の場合は鞍自体にすでに自分の騎乗の癖がついているので、大きく騎乗バランスが変わらない限り、鞍に負荷のかかるバランスが大きく変わることもないため、型崩れはしづらいと考えられます。

また、カスタムメイドで自分の鞍を一から作成してもらう場合は、デザインや色なども好みのものを選べます。文字通り、世界に一つだけの自分の鞍を作ることができます。

デメリット 

【レンタルは卒業】後悔しない鞍の購入

デメリットとして、最初に思い浮かぶのはやはり鞍の価格ではないでしょうか。素材やメーカー、既製品かオーダーメイドなのかによって、大きく値段が違います。20万円台から100万円を超えるものなど、価格にはかなりの幅があるようです。一般に海外製のものは、値段が高くなる傾向にあります。

しかし、高いからいい、というのでもないのが鞍。自分の騎乗スタイルや姿勢にフィットするものであれば、安い価格の鞍でも全く問題ないでしょう。また、新品より多少のリスクはありますが、中古品を探すという手もあります。

鞍はこまめなお手入れが必要なため、少し手間のかかることが、メンテナンスが苦手な人によってはデメリットになるかもしれません。鞍には思っているより汚れが付着しています。サドルソープなどで汚れをおとしたり、濡れてしまったりしたときはきちんと乾かしたり、保革油を塗ったりする必要があります。お手入れをすれば、長く愛用いただけますが、怠けてしまうと鞍にひびが入ってしまったり、カビが生えたりしてしまうため、注意が必要です。

また、乗馬クラブに置いておく場合、保管料やロッカー代がかかってしまうかもしれません。毎回、鞍を持ち運ぶのが大変です。鞍用のロッカーの設置などがあるクラブもありますが、とても便利な反面、お金がかかってしまうこともあるようです。

選び方

【レンタルは卒業】後悔しない鞍の購入

「鞍を持ってみたい!」と思ったら、ある程度、自分で調べてみたうえで、鞍を持っている方に話を聞いてみましょう。どんなブランドのものを使っているのか、鞍を購入してみて後悔したことはないのか、など気になることがあれば教えてもらいましょう。

自分の方向性や指向から購入する鞍の種類を選んだら、実際に見て触ってみます。可能であれば、試乗をしてみましょう。メーカーによっては販売店に試乗用の鞍を置いてありますので、利用してみるのがいいでしょう。

鞍は値段によって、鞍の見えない部分につかわれている素材も違うため、自分にフィットするかどうかは実際に乗ってみなくては分かりません。試乗をすることによって、価格と乗り心地のバランスを考えて、自分に合った選択をすることができます。

また、少しお値段は張りますが、余裕のある方や自馬のいる方はカスタムメイドをしてもらうのもいいかもしれません。馬の体も千差万別。乗り手だけではなく、馬の背にもフィットする鞍を作ることができます。

まとめ

今回は鞍の購入を考えていらっしゃる方に向けて、購入の時期やメリット、デメリットについてご紹介しました。購入時期については、焦って購入する必要はありませんが、「鞍を購入して頑張りたい」と思ったら、動いてみることをおすすめします。試乗などをとおして、「まだ早い」と思ったらやめればいいですし、運命のマイ鞍が見つからないとも限りません。よく言いますが、勧められたから買うのではなく、自分で「鞍を買って練習したい」と思ったときが自分のタイミングであると言えるのかもしれません。

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