コロナ禍でも乗馬は楽しめる!

乗馬とコロナ対策

新型コロナウイルス(コロナ)がなかなか収束せず、コロナとともに生活を送るようになって随分経ちます。コロナが猛威を振るうようになってから、学校が休校になったり、緊急事態宣言がでたり、旅行に行けなくなったり、他人と会食する機会が激減したりと生活が変わりました。年末年始、お盆の季節の帰省も「リモート帰省」という形がでてきて離れた家族と直接会うこともできず、友人知人とも会えずふさぎ込む人もいるといいます。
収束するのを待つだけでなく、このコロナ禍でも、コロナ対策をしたうえで、制限の中で息抜きや楽しみとして乗馬を楽しんでみませんか。

コロナ対策

コロナの具体的な対策として、「3密を避ける」「こまめに手を清潔にする」「咳やくしゃみをするときは、鼻と口を覆う」などがあります。
「こまめに手を清潔にする」「咳やくしゃみをするときは、鼻と口を覆う」ことは、コロナ以前から言われていることで慣れていると思います。
では、「3密を避ける」にはどんなことに注意したらよいでしょうか。

「3密」とは?

「3密」とは、「密閉・密集・密接」の3つの密のことをいいます。もう少し詳しく説明すると「換気の悪い密閉空間」「多数が集まる密集場所」「間近で会話や発声をする密接場面」のことを言います。この3つの条件が重なるとクラスター(集団感染)になるリスクが高くなります。
それを避けるために「ゼロ密」を意識することが大切と言われています。例えば、部屋の大きさに関係なく、風の流れを作るために2方向の窓を定期的に数分間全開にしたり、人との距離を保つためスーパーのレジの列や飲食店での座席などを工夫したり混雑を避けることなどです。またエレベーターや電車・バスなど距離が保てない場所では会話を慎むことも3密を避ける手段になります。

乗馬は密を避けることができるスポーツなのか?

コロナが始まってから「ステイホーム」という言葉とともに、家で過ごす時間が増えた人も多いのではないでしょうか。そこから次は「コロナ太り」という言葉も出てきました。何かスポーツで体を動かしたいと思っても、それは密になりやすいか、仲間に声をかけてもよいのか、スポーツ施設は密にならないのか、考えなければならないことがたくさんあります。しばらくの辛抱と耐えていても、収束のゴールも見えず、今度は「コロナ鬱」という問題も出てきました。そんなコロナに振りまわれてばかりですが、3密を避け、心身ともにリフレッシュできるスポーツとして「乗馬」があります。

乗馬は3密にならない?

乗馬をするのにコロナ対策は問題ないのでしょうか。コロナが猛威を振るい始めて、最初の緊急事態宣言の際、多くの業種に対して休業要請が出ました。スポーツ施設もその一つです。そのとき、屋外のスポーツ施設は3密を避けるという観点から休業要請の対象にはあたらないという見解が示されました。確かに乗馬は屋外でのレッスンになるので密閉空間の心配ありません。レッスン中は広い馬場で密集、密接になることは考えにくいかもしれません。また乗馬クラブによってはグループレッスンの人数を少なくし、3密対策をしているところもあります。

乗馬クラブの感染対策

乗馬に通うとなると、屋外の馬場以外にもクラブハウスや更衣室など乗馬クラブの施設を使うことになります。乗馬クラブ施設内での「3密」は考えられるのでしょうか。
乗馬クラブはそれぞれ対策をとっています。例えば、施設内の換気、更衣室の人数制限、スタッフの体調管理、騎乗時以外のマスク着用などです。また会員に対してもマスクの着用、こまめな手洗い、子供の付き添い人数の制限などを要求している場合もあります。
このようにして、施設内でも3密の対策をとっています。詳細は乗馬クラブによって違いますので確認が必要になります。

乗馬はスポーツだけでなく癒し効果も抜群!

コロナ禍で乗馬をおすすめするのには、「3密にならないスポーツ」という点以外にも理由があります。それは、癒しです。大きくて優しい目をした馬は、見ているだけでも優しい気持ちになり、癒しを感じるかと思います。馬は群れで行動するため、社会性がある心優しい動物です。馬と触れ合ったり、温もりを感じることで、ストレスや孤独感が軽減し、自己肯定感を高めてくれます。
また、馬の中にはホースセラピーの馬として活躍している馬もいます。ホースセラピーとは、身体的にも精神的にも両方に癒し効果があり、身体が不自由は人や、心の病を持っている人に効果がある療法です。

人から馬への感染や馬から人への感染ってあるのか?

新型コロナウイルスは主に人から人への飛沫感染や接触感染により感染することが分かっています。しかし、人から動物への感染事例はゼロではありません。動物から人への感染はどうでしょうか。どのような例があって、どのような点に注意したらよいのか紹介します。

ペットが感染した例

これまでペットとして飼育されている猫や犬が人から感染した事例があります。症状として猫は、呼吸器症状、消化器症状があったという報告があります。一方、犬は明確な症状は確認されなかったようです。このことから猫は新型コロナウイルスの感受性が高いと考えられています。実験室内での感染実験では、感染した猫から他の猫への感染もあり得るという実験結果がでているようです。

動物園の動物が感染した例

動物園で飼育されている、ネコ科のトラやライオンが感染した報告があります。症状は猫と同様、呼吸器症状があったようです。感染経緯は、感染した無症状の飼育員からと考えられています。

家畜が感染した例

牛、豚、鶏など代表的な家畜が感染したという報告はありません。しかし、農場で飼育されていたミンクの感染例はあります。またミンクの場合は、ミンクから人への感染の報告もあります。ミンクは新型コロナウイルスの感受性が高く、農場の環境下では感染が拡大しやすく、ミンクと人、双方向に感染しうる状況でした。またウイルスがミンクにより変異したという報告もあり、ミンクの大量殺処分がニュースにもなりました。

馬も感染するの?

馬の新型コロナウイルス感染例は報告がありません。しかし、馬のコロナ感染は馬コロナウイルスによって感染することが1975年に報告されています。これは消化器症状がみられ、消化器疾患として認められています。このウイルスは糞便が感染源とされています。

動物から人に感染する例

これまで、新型コロナウイルスが動物から人に感染する例はほとんどありませんが、新型コロナウイルスに限らず、動物由来の感染症はあります。普段から動物に接触する前後は手洗いや手のアルコール消毒をする習慣をつけましょう。特に、動物の体調が悪いときは注意が必要です。

もしも自分が感染していたら

人が感染していた場合、馬への明らかな感染証拠はありませんが、乗馬クラブまでの交通機関で乗り合わせた人、乗馬クラブのスタッフや他の会員さんへの感染リスクが高まります。もし自分が感染の診断をされたら、軽症・無症状でも隔離などの指示は厳守しましょう。

まとめ

長引くコロナ禍において、乗馬は3密が避けられるスポーツ、癒しが得られるスポーツとしておすすめのスポーツです。人と馬の間で新型コロナウイルスの感染が確認されていないのも、安心材料の一つになるのではないでしょうか。乗馬クラブでもそれぞれ感染対策を行っています。しかし、乗馬を安心して楽しむためにも、乗馬クラブ任せにせず、それぞれが感染予防をし、体調がよくない時には休む勇気が必要になります。

 

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