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乗馬をもっと楽しむための工夫

乗馬の楽しみは、技術向上だけではありません。馬との絆を深め、仲間と交流し、新たな目標に挑戦することで、その喜びはさらに広がります。

今回は乗馬をもっと楽しむための工夫について、いくつかご紹介します。
乗馬ライフをより豊かにするヒントとして是非参考にしてください。

短期&長期の目標を設定する

乗馬をもっと楽しむための工夫乗馬を始めたばかりの方や、これから一歩を踏み出したいと考えている方、そんな皆さんからよく聞かれるのが「乗馬って、一体何を目指して楽しむものなの?」という疑問です。また始めてはみたものの、目標を見失い、伸び悩んでしまうという声も少なくありません。

乗馬の魅力は馬との一体感や自然との触れ合いだけでなく、目標を設定し、それを達成していく過程にもあります。ここでは、乗馬がもたらす様々な可能性を目標として捉え、日々の練習をより充実させるためのヒントをご紹介します。

まず、比較的取り組みやすい短期目標としては、「安定した常歩(なみあし)や速歩(はやあし)を身につける」「馬装(ばそう)の手順をスムーズに行えるようにする」、「特定の課目をこなせるようになる」などが挙げられます。これらの目標をクリアしていくことで、着実に技術が向上していることを実感できるはずです。

そして、少し先に目を向けた長期目標としては、以下のようなものが考えられます。

競技会出場

日頃の練習の成果を試す絶好の機会です。クラブ主催のローカルな競技会からスタートし、正装に身を包み、パートナーである馬と共に目標に向かって挑戦する経験は、大きな達成感とモチベーションを与えてくれます。入賞すれば、リボンや景品という目に見えるご褒美も待っていますよ!

外乗にチャレンジ

馬と共に自然の中を駆け抜ける爽快感は、乗馬ならではの醍醐味です。初心者向けのプランから、経験者向けの本格的な外乗まで、レベルに合わせて様々なコースがあります。普段の練習とは異なる環境で騎乗することで、新たな発見や感動が生まれるでしょう。

乗馬ライセンス取得

全国で通用する乗馬ライセンスは、自身の技術レベルを客観的に示す証明となります。履歴書にも記載できるため、就職や転職にも役立つ可能性があります。また、外乗や旅行先での乗馬クラブ利用時にも、スムーズにレッスンを受けるための目安となります。

これらの目標はあくまで一例です。ご自身の興味やライフスタイルに合わせて、短期的な目標と長期的な目標を組み合わせ、段階的に設定していくことが大切です。目標を持つことで、日々の練習に意欲が湧き、乗馬がさらに楽しく、充実したものになるはずです。

目標に向かって、馬とともにさらなる楽しみに進んで行ってください!

馬とのコミュニケーションを深める

乗馬をもっと楽しむための工夫

馬は言葉を持たない代わりに、体のあらゆる部位を使って繊細な感情や意図を伝えます。
例えば、耳をピンと立てて周囲の音に注意を向けたり、不安を感じると耳を伏せたり。表情筋を動かし、声を発することで、喜びや警戒心、仲間へのいたわりを示すこともあります。また、尻尾の動きや前掻きは、興奮やいらだち、あるいは警戒のサインです。
これらのサインを読み解くことは、馬とのより深い理解へと繋がります。

乗馬を楽しむ上で、馬の感情を察知し、適切にコミュニケーションを取ることは非常に大切です。
特に馬具の装着や手入れの際には、馬の様子を注意深く観察しましょう。
落ち着きがない、あるいは嫌がる素振りを見せている場合は、無理強いせずに優しく声をかけたり、時間をかけて慣らしたりすることが重要です。馬のサインに寄り添い、尊重する姿勢を持つことで、馬との信頼関係はより強固なものとなり、安全で快適な乗馬体験へと繋がるでしょう。

言葉を超えた心の交流こそ、乗馬の醍醐味の一つと言えるのです。

乗馬スタイルに変化をつける

乗馬をもっと楽しむための工夫

乗馬には、ブリティッシュ、ウエスタン、クロスカントリー、エンデュランス、カジュアルライディングと多様なスタイルが存在します。中でも日本で主流なのは、エレガントさを追求する「ブリティッシュ」と、実用性を重視する「ウエスタン」の二つです。

ブリティッシュスタイルは、イギリス騎馬隊をルーツとし、オリンピックの馬場馬術や障害馬術に代表されるように、手綱、騎座、脚による繊細なコンタクトで馬を操ります。両手で手綱を張り、流れるような美しい動きや正確な障害飛越が求められ、騎手の装いも洗練されています。

一方、アメリカのカウボーイの乗り方を起源とするウエスタンスタイルは、手綱を緩めた「ルーズレイン」で騎座や声による指示を基本とし、馬の主体性を尊重します。片手で手綱を持ち、レイニングやトレイルといった、馬の素早い動きや障害物のスムーズな通過を競う競技が特徴的です。鞍や服装も、長時間の騎乗に適した機能性と装飾性を兼ね備えています。

異なるスタイルに触れることで、新たな技術や馬とのコミュニケーション方法を学び、乗馬の奥深さを再発見できるでしょう。自身の興味や目標に合わせてスタイルを変えてみるのも、乗馬をより楽しむための有効な手段です。

乗馬仲間を作る

乗馬をもっと楽しむための工夫

日本における乗馬人口は決して多くありません。だからこそ、同じ趣味を持つ仲間との出会いは貴重です。最も確実な方法は、所属する乗馬クラブの会員との交流を深めることでしょう。

クラブ内では、定期的なレッスンはもちろん、競技会やイベントなどが開催されます。これらの機会を積極的に利用することで、同じ馬を愛し、共に技術向上を目指す仲間たちと自然と打ち解けることができます。

乗馬の喜びや難しさを共有できる仲間がいることは、上達への大きなモチベーションになります。互いに励まし合い、情報交換をすることで、より豊かな乗馬ライフを送ることができるはずです。ぜひ、クラブの仲間との交流を大切にし、乗馬の世界をさらに広げていきましょう。

まとめ

乗馬をもっと楽しむための工夫

いかがでしたでしょうか?

今回は乗馬をもっと楽しむための工夫についてまとめました。

乗馬は奥が深いスポーツなので、楽しみ方も非常に多岐に渡ります。ご自身のスタイルに合わせた楽しみ方を見つけてくださいね!

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