【動画紹介】巻き乗りで思うように曲がれない!どうすればいいの?
上手な人がやっていると簡単そうなのに、いざ巻き乗りをしてみると曲がれない!止まってしまう!という経験はありませんか?今回の記事では、そんな巻き乗りの悩みに関する動画を紹介します。
今回紹介する動画はこちら!
シャムロック乗馬クラブのスタッフYuriさん&Yasuさんが配信している「シャムロック乗馬TV」。ためになる動画や面白い動画がたくさんある中から、今回はこちら「曲がりたい時に曲がれないそんな世の中じゃ…/巻乗りの基礎」をご紹介します。
巻き乗りなのに曲がれない!
「巻き乗りが不得意」と感じているみなさんは、どんなところにつまづいていますか?おそらく、主なつまづきポイントは下記の3点ではないでしょうか。
①予定した位置で内側に曲がれない
②思うような大きさの円が描けない
③減速して歩様が変わってしまう
①は「巻き乗りを始めようとしたのに馬は蹄跡から内側に入らず直進!」というパターンですね。手綱は内側に引いているのに、馬の顔だけが馬場の内側に向いたまま進行方向は変わらない…という場合もあるでしょう。
次の②では「巻き乗りが膨らんで輪乗りのような大きさになってしまう」というパターンが多いかもしれません。また、円の大きさに気を取られて形がいびつになってしまうこともありますね。
そして③は「曲げることに気を取られていたら、いつの間にか減速して今にも止まりそう!」というパターンです。特に、駈歩での輪乗りで陥りやすい失敗かもしれませんね。
今回の動画で紹介する輪乗りの基本を参考に練習すれば、どのパターンのつまづきも改善されるはずですよ!どんな内容か、さっそく覗いてみましょう!
巻き乗りのポイント
上達するには、まず失敗の原因を知ることが大切です。①と②の原因は、どちらも進行方向をうまく変えられないことではないでしょうか。そして、③では方向を変えることに気を取られて馬の進行を邪魔していることも原因になりそうですね。
今回の動画では、うまく巻き乗りの円を描くコツとして下記の3点が挙げられています。
- 壁を作る扶助
- 体幹の安定
- スピードのコントロール
今回は大まかな内容を記事にまとめたので、詳しくは動画内でチェックしてくださいね!Yasuさんが実際に乗りながら説明しているので、とても分かりやすいですよ。
壁を作る
最初の「壁を作る」は乗馬クラブでインストラクターに言われたことがある!という方もいるのではないでしょうか?これは「手綱を進んで欲しい方向に引っ張る」のではなく手綱や脚で「行かせたくない方向に壁を作るイメージの扶助をする」という意味です。
巻き乗りの場合は円形運動の外方に壁を作りたいので、外側の手綱は緩まないように馬の首にピッタリ付けて、内側の手綱を少し開いたうえで外方の脚を馬体に押し付けます。
体幹を安定させる
せっかく「壁を作る扶助」をしても、人間の姿勢が安定していないとなかなか馬に伝わりません。そこで重要なのが体幹のバランスです。
巻き乗りでは、直進するときと重心が変わったりスピードが一定に保ちにくかったりと、バランスを崩す要素が多いので要注意。蹄跡で運動するとき以上に、体幹を安定させることを意識しましょう!
スピードをコントロールする
最後は、巻き乗りのコツでもあり成功の前提ともいえる「スピードのコントロール」です。巻き乗りをすると止まりそうになってしまうという方は特に、巻き乗りに入る前に馬が軽快に進んでいるか再確認することをおすすめします。
蹄跡にいる時点で軽快さが不足していると、少しの方向転換や脚の変化でスピードが落ちたり歩様が変わりやすくなります。また、軽快ではない=馬が人間にあまり注意を向けていない状態では曲がること自体の難易度も上がってしまいます。
ちなみに、スピードを上げることと軽快に運動させることは少し違うので「そこを詳しく知りたい!」という方はシャムロック乗馬TVの「元気良く走りたい!馬を活発にしたい!/「速い」と「活発」の違いとは?」も併せて視聴すると参考になりますよ。
むしろ単にスピードが上がった状態では、Yuriさんも言っているように、ブレーキが利きにくく方向転換に失敗する可能性があります。なぜか曲がれず蹄跡を直進してしまう!というときは、ブレーキの利きを一度確認してみるのも良いかもしれませんね。
馬に合わせた扶助を出す
動画の中でYasuさんが「モモちゃんは左回転で中に入ってきやすい」とYasuさんが言っているパートがあります。実は、馬によって小回りが利く度合いはさまざま。また、同じ馬であっても「こっち方向の運動のときはうまくできるのに…」といった左右差もあります。
今回は動画内で紹介されている巻き乗りの一般的なポイントをまとめましたが、もちろんどんな馬でも同じ扶助を出せば同じようにスムーズに巻き乗りできるというわけではありません。
逆にYasuさんが「内側の脚と外側の手綱で(内方に)曲げる人もいるよね」と言っているように、今回紹介した扶助とは左右逆の脚扶助を出しても結果的には同じ向きの巻き乗りをすることもできます。
よく乗る馬の癖を把握して、それぞれの馬に合った方法で扶助を出すことも意識すると上達に一歩近づきそうですね。
まとめ
乗馬に関する基本的な操作がギュッと詰まった「巻き乗り」。方向転換や進行、姿勢の保持など同時にさまざまなことを気にしなければならないので、苦手意識を持っている方も多いですよね。今回紹介したポイントを動画で詳しく確認して、巻き乗りマスターを目指しましょう!
今回はYoutubeチャンネルの「シャムロック乗馬TV」さんから動画を紹介させていただきました。このチャンネルは静岡県浜松市のシャムロック乗馬クラブ様が制作しています。
- シャムロック乗馬クラブ
- 場所:静岡県浜松市北区引佐町渋川662
- URL :https://yasusaaaaan1987.wixsite.com/shamrooooock
今回紹介した動画の他にも、乗馬の上達に役立つ動画&おちゃめな馬たちの動画が沢山あるので是非チェックしてくださいね。エクイアでも、定期的に動画をピックアップしてご紹介していきたいと思います!