シニアから始める乗馬
子育てが落ち着いた・仕事を定年退職した人、そんな人にとって、その先の人生は余暇を楽しむゆっくりとした時間になります。多くの人が旅行を楽しんだり趣味の活動を行ったり、各々何をしようかワクワクしながら考えるでしょう。
中には身体を動かすことが好きで、スポーツを始めようと考える人もいるかもしれません。今は様々なタイプのスポーツクラブがあり、人気があり入会している人も多いです。
室内での運動もは自由に運動でき楽しいでしょう。また様々なプログラムがあり、エアロビクスやダンス・水泳なども楽しむことができます。しかし、外の空気を吸い日に浴びながら運動するのは、室内運動とは違った気持ちよさを感じることができます。シニア世代でも行えるスポーツとしてランニングなどもありますが、ここでは乗馬をおすすめしたいと思います。
馬という可愛い動物に癒されながら有酸素運動ができる乗馬は、健康維持にもダイエットにもおすすめです。シニア世代から乗馬を始めるのに抵抗がある人や、始めることに不安を感じている人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてもらいたいです。
乗馬人口の平均年齢
乗馬クラブでレッスンを受ける会員さんの平均年齢は、乗馬クラブによって違いがあり何歳と言い切ることは出来ません。しかしある乗馬クラブでは平均年齢が70歳という乗馬クラブもあると言います。これを見ると、年齢関係なく行うことができるスポーツであることが、よくわかります。
オリンピックや競技大会に出場する選手の年齢を見たことはあるでしょうか。東京2020オリンピックで言えば、30代・40代を中心とした選手が代表として出場しました。またパラリンピックでは20代の選手が中心に代表選手となっていますが、60代の選手も代表になっています。
過去には71歳でオリンピック代表選手となり、大きな話題となったのも記憶に新しいのではないではないでしょうか。多くのスポーツが10代・20代の選手が活躍する中、乗馬は年齢関係なく活躍の場があります。
乗馬は馬の上でバランスを取るため、インナーマッスルが鍛えられたり有酸素運動をすることができるので、とても健康に良いスポーツです。自分自身で走ったりジャンプしたりするスポーツとは違うので、年齢関係なく続けることができる、ある意味年齢的な引退のないスポーツと言えるのではないでしょうか。
シニア世代歓迎の乗馬クラブを選ぶ
基本的にはどの乗馬クラブであっても、ジュニアからシニアまで乗馬を楽しむことができます。しかし乗馬クラブによって、通っている人の年齢層は違いがあると言えます。
若い人が中心で楽しんでいる乗馬クラブでは、通うのに気が引けてしまうという人も中に入るでしょう。そんな人は通う前にシニア世代でも通いやすいかを確認することおすすめします。
ではどのようなポイントを押さえると確認することができるのでしょうか。ここでは確認するポイントを紹介します。
シニア世代に向けたメニューががある
シニア向けの体験乗馬やシニア向けの会員システムがある・シニア向けのレッスンがある乗馬クラブは、歓迎していると言えます。シニア世代が乗馬をしやすい環境を整えている乗馬クラブといえ、安心して通うことができるでしょう。またそのような乗馬クラブには、自然とシニア世代が集まりますので、通いづらいということも無いと言えます。
シニア世代で実際に通っている人がいるか確認する
シニア世代を歓迎している乗馬クラブかどうかを確認する方法として、実際に乗馬クラブを見学するという方法があります。この方法は多くの人が行う方法とも言えます。
電話で確認することも一つの手ではありますが、乗馬クラブの人の感覚と自身の感覚には差が生じることもあるため、通ってみたら思ったより若い人ばかりであったということもあり得ます。そのため実際に乗馬クラブに訪れ、シニア世代がどれだけ通っているかを自分の目で確かめると良いでしょう。
見する際のポイントとしては、自分が通うことになる曜日や時間帯に確認すると良いと言えます。曜日や時間帯によって、通う人の年齢層が大きく変わることがあるからです。また実際に見学することで、乗馬クラブの雰囲気を感じることができます。
乗馬を含むスポーツに特化した保険も
体力的にも身体の動き的にも若いころに比べ、衰えを感じ怪我をする可能性が高いため、スポーツをする事をためらう人もいるでしょう。ましてや乗馬は自分自身だけで動くスポーツではなく、馬を相手とし落馬の危険性もあります。
落馬をすれば若い・若くない関係なく誰でも大けがに繋がる可能性があるのです。そんな時に病気の時のような保険に入ることで、安心感を得ることができるでしょう。
保険にはスポーツに特化した保険もあることをご存じでしょうか。多くの乗馬クラブはその日の騎乗料に合わせて保険代を徴収し、万が一に備えています。
例えばスポーツに特化した保険として公営財団法人のスポーツ安全協会が挙げられます。活動場所に集合したときから解散になるまでの間に起こる、熱中症や食中毒といった傷害保険、物を壊してしまったり人にけがを負わせてしまった賠償責任保険、突然亡くなってしまったときの突然死葬祭費費用保険と3つの補償を完備しており、安心して乗馬を楽しむことができるのではないでしょうか。
この保険の詳しい内容に関しては、別の記事で紹介させていただきますので、興味がある人はそちらを確認して見てください。
まずは体験コースに参加
乗馬クラブの雰囲気や同年代の人がいるかどうかを1番簡単に確認することができるのは、各乗馬クラブが執り行っている体験乗馬に参加することでしょう。シニア向けの体験乗馬のコースを選び体験することで、普段のレッスンではどのようなことができるのか、自分が続けて行くことができるかどうか判断することができます。
またシニア向けの体験乗馬を選ぶことで、一緒に体験する人も同じ世代という安心感や、目的が同じという安心感があるのではないでしょうか。シニアから乗馬を始める人のほとんどが、癒しを求めたり、健康の為に乗馬を選ぼうとしている人といえ、なかなか本格的に競技を行い大会に出たいという人は少ないと言えます。そのため、ある程度一緒に乗馬を行うグループは同じ意識でいる人の方がゆっくりと楽しむことができるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
乗馬は年齢関係なく楽しめるスポーツで、50代・60代・70代のいわばシニア世代と呼ばれる年代の人も数多く選手として活躍をしています。他のスポーツを見てみると30代で引退する競技もあり、乗馬との違いを感じるのではないでしょうか。
シニア向けのコースや体験乗馬を行っている乗馬クラブも多くあり、シニアからでも始めやすいスポーツの一つと言えます。もちろん乗馬クラブによって雰囲気や通っている人の世代層は変わります。通える範囲の乗馬クラブを選ぶことはもちろんのことですが、乗馬クラブに通おうと考えている人は、まずは体験乗馬をしに行き、自分に合っているかを確認するようにしましょう。