【初めての方やお子様でも安心!】乗馬体験の種類いろいろ
観光地を訪れると、体験乗馬ができる牧場を目にすることがあります。
乗馬をしたことがない方にとっては少々敷居が高いかもしれませんが、体験乗馬といっても様々な種類があるので、是非チャレンジしていただきたいです。
今回は、乗馬未経験の方やお子様でも安心して体験できる乗馬体験についてまとめました。
引き馬
最初にご紹介するのは、「引き馬」です。
最もポピュラーな体験乗馬で、観光牧場や動物園などで気軽に馬とのふれあいを楽しむことができます。初めて馬に乗る方でも一番安全に体験できる乗馬です。
担当のインストラクターが馬の横につき、馬に指示を出して操作をおこないます。
乗り手は鞍に座ったら、鞍に付いている取っ手(サドルホルダー)を握って乗ります。
インストラクターが引き手(手綱)を持って一緒に歩くので、小さなお子さんでも一人で乗ることができます。馬のサイズによっては、親子で一緒に乗ることも可能です。
10分程度の乗馬になりますが、馬の上から見る眺めは非日常感たっぷりで、クセになること間違いなし!です。
乗馬のための服装や安全装備が不要なので、観光地での思い出の1ページとして手軽に体験していただけますよ。
乗馬
次にご紹介するのは、「乗馬」です。
乗馬は、インストラクターが馬を操作する引き馬とは違い、自分で指示を出して馬を動かします。
乗馬をおこなう際には「馬場」と呼ばれる練習スペースが必要になるので、乗馬クラブや牧場など、より専門的な施設でないと乗馬体験をおこなうことができません。
安全におこなうため、乗馬は年齢・身長制限はありますが、お子さんの参加も可能です。
乗馬では、馬場でスタッフが付き添って馬の乗り方や動かし方などの指導を受けます。鞍に座って手綱を握り、前進や右折、左折や停止の合図を馬に出しながら常歩(なみあし)で歩きます。レッスン中は、インストラクターが付き添って指導してくれます。
乗馬をおこなう際には、安全のためにヘルメットやボディプロテクターなどを着用しなければなりません。
体験時間については、馬に乗る時間が30分~45分前後と長めになります。乗馬クラブによっては、騎乗前の馬のブラッシングや、馬装と呼ばれる馬の鞍付けなどの体験ができる場合もあります。
乗馬は、スポーツとして乗馬を体験してみたい方におすすめです。また乗馬クラブへの入会を検討されている方は、入会前の下見として体験に参加してみてはいかがでしょうか。
トレッキング
最後にご紹介するのは、「トレッキング」です。
「トレッキング」は正しくはホーストレッキングといい、乗馬と山歩き(トレッキング)を組み合わせたアクティビティのことで、「外乗」とも呼ばれています。
通常の乗馬は馬場などの決められた敷地内で行うのに対し、ホーストレッキングでは山道や森林、草原や海岸などの自然の中での探検を楽しむことができます。
先導馬の後に自分で馬を操作してついていき、牧場外へ馬に乗って散策にでかけます。
乗る人のレベルに合わせゆっくり常歩をするところから、経験者であれば駈歩(かけあし)まで体験できます。
もちろん乗馬が初心者の方でも体験することができます。
日帰りで気軽に楽しめるホーストレッキングは、普段接することのない馬に乗って、季節によって異なる景色を楽しめたり、自然の音を楽しむことができる、いわば非日常体験です。自然の中で、景色を楽しみながら乗馬をすることは爽快感もあり、リフレッシュできること間違いなしです!
年齢や性別、運動神経など関係なく誰でも楽しめるので、家族そろって体験できるのもホーストレッキングの魅力のひとつです。
トレッキングを体験する際には、まず施設の練習スペースで基本的な馬の操作の仕方を練習してから外に出かけていきます。
トレッキングで乗る馬は、初心者でも安全に乗ることができるよう、しっかり訓練された優秀な馬がほとんどです。人懐っこく穏やかな性格の馬が多いので、怖がらず積極的にコミュニケーションをとって信頼関係を築いていけば、敷地の外でも安心して乗馬することができますよ。
トレッキングに参加する場合は、ヘルメットや乗馬用ベスト、チャップスなどの必要な装備は現地でレンタルできることが多いので、動きやすい服装で出かければ、手ぶらで気軽に参加することができます。
山でのトレッキングは、季節によって異なる景色を楽しめるので、一度体験したら他の季節も体験したいと思うことでしょう。
また海岸でのトレッキングは、潮風を感じながら海岸の景色を高い目線で楽しむことができます。
山の中よりも視界がひらけているので、初心者には安心感があります。
共通する注意点
馬に乗る際の注意点を以下にまとめました。
服装
乗馬やトレッキングをおこなう際の服装についてですが、体験当日は汚れてもいい、動きやすい服装であれば問題ありません。ヘルメットやボディプロテクターなどの安全具は、牧場や乗馬クラブで借りることができます。インストラクターの指示に従って安全具を正しく装着し、安全に乗馬を体験しましょう。
馬に気を配る
馬は警戒心が強く、臆病で繊細な動物です。少しの刺激にも驚いてしまい、飛び退くなどの想定外の動きをすることもあります。
たとえば大声を出したり、急に近づいたり、フラッシュでの写真撮影は馬を驚かせてしまうので禁物です。人の赤ちゃんと同じように、やさしく馬に接すると良いでしょう。
乗馬中の落馬や、馬に蹴られるなどのリスク回避のため、体験中は馬を刺激する行為を避け、常に馬に配慮した行動を心がけます。
インストラクターの指示をよく聞いて従う
当たり前のことですが、乗馬する際はインストラクターの指示には必ず従って下さい。
馬のことを熟知しているインストラクターは、馬が驚くことや注意すべきポイントを誰よりも把握しています。指摘されたことには必ず従いましょう。
また、体調が優れない場合は、馬に適切な指示が出せないことがあります。騎乗中に具合が悪くなって落馬する恐れもありますし、急に倒れたりしてしまうと馬を驚かせてしまう可能性もあります。
少しでも体調不良を感じた場合は、すぐにインストラクターに相談しましょう。
事故のリスクを避けるため、インストラクターに指示を仰ぐことはとても重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、初めての方やお子さまでも安心して体験できる乗馬についてまとめました。
馬に乗った経験がない方は、まず引き馬から体験することをおすすめします。馬の背に揺られながら、普段見ることができない高さからの景色を楽しんで下さい。
そして馬の背に揺られることに慣れたら、次は自分で馬を操作する楽しさを味わってみて下さいね。