簡単にできるキュロット・ズボンの基本のお手入れ

キュロットの素材と作り

キュロットとは、乗馬専用のズボンで、機動性に優れ乗馬の激しい動きにも耐えられる丈夫な素材でストレッチが効いたスリムなデザインのものが多くメンズ・レディース問わず乗馬に欠かせないウェアの一つです。
乗馬用のキュロットのキュロット(Culotte)という言葉は17世紀から18世紀にかけてフランス語でズボンの事を意味しています。
乗馬用のズボンじゃないとダメなの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
キュロットには一般的なズボンとの違いは、ふくらはぎの内側の部分に特別な素材を使って滑りにくくすることで騎乗を安定させており、乗馬専用のズボンの補強がされています。
さらに乗馬は想像以上に足・腿・お尻を使います。
そのためキュロットは「足・下半身のサポーター」と思ってもよいくらい必需品です。
踏ん張って立ったり座ったりする動作や、馬に乗った時に全身を支えるためにも乗馬用キュロットがとても重要になってきます。
耐久性もジーパンや通常のズボンより強度が高いですし、キュロットは馬や鞍の接点としてとても重要です。キュロットの滑り止めがなければ落馬していたかもしれないということもあります。
ジーパンなどでも使うことは出来ますが、以上の点からキュロットをお選び下さい。
また競技会に参加するためには正装として必需品となります。
本格的に乗馬を始める場合はキュロットを着用するのがオススメです。
キュロットは裾のタイプが2タイプあり、ジョッパーズタイプとブリーチタイプがあります。

ジョッパーズタイプ

ジョッパーズタイプは裾を外に出すためショートブーツ向きですが、ロングブーツでも裾を折り込んでブーツの中に入れて履くことができます。
裾をブーツの外に出すので、砂などがブーツ内に入り込みにくくなっています。
最近では足首部分がストレッチ素材になっているものが多く、ストレスなく履けて身体にもほどよくフィットするのでとても人気があります。

ブリーチタイプ

ブリーチタイプはマジックテープで留めて絞るためロングブーツ向きですが、ショートブーツの場合でも裾を中に入れて履くことが出来ます。
しかし日本のではほとんどの方がブリーチタイプを着用されています。

ショートブーツの場合でもブリーチタイプの裾をブーツの中に入れてチャップスを付けていることが多いです。
ただしマジックテープが付いていることで、厚さを感じてごわつくというデメリットがあります。
なお、欧米ではジョッパーズタイプを好む方のほうが多いみたいです。
ただ、ブリーチタイプだと裾部分が特殊な形状なので裾上げが難しいです。
ジョッパータイプだと普通のズボンと同じですので、ご家庭でも簡単に裾上げが出来ます。
お子様の成長に合わせて裾を調整したいという方や、既製品だと裾が長すぎるという場合はジョッパータイプが便利かもしれないですね。
膝やヒップ、内股の部分に使われる素材は、革タイプ、シリコンタイプがあります。
尻革・膝革の革タイプは昔ながらのタイプで、革部分で起毛した合皮スエードで滑り止め効果があります。
また、鞍にあたる部分も、革やシリコンではなく同じ布でできているものがあります。
サイズは自分に合ったものを選ぶべきであるのは言うまでもありません。
大まかにタイプ別でどういったものかご紹介します。

共布タイプ

共布タイプは、キュロットの素材と同じものを尻部分や膝や股の内側にも利用している乗馬ズボンです。
同じ布を利用しているため、鞍と接する部分のグリップ力はなく、滑りやすい場合があるので注意が必要です。
お尻や膝の内側すべてキュロットと同じ素材になるので普通のズボンのような感覚で履くことが出来ます。
膝の曲げ伸ばしもスムーズですのでお手入れや騎乗前後の作業でも動きやすいです。
革の厚みやごわつきが気になる人は、この共布タイプを選ぶ人が多いようです。そして、共布タイプの乗馬ズボンは、膝革タイプや尻革タイプのものよりも、手に入れやすい価格のものが多いです。
また尻から膝にかけて同じ布でできているので肌が弱い人にも好まれています。
初心者の場合は、よい姿勢に慣れるためにも、初めは共布タイプ以外のものが騎乗しやすいでしょう。

膝革タイプ

膝革タイプのキュロットは、膝の内側部分が革になっています。そのため革のものだと摩擦に強く膝部分が擦れても破けることがなく安心です。
しかし、尻革タイプほどのグリップ力はありません。
鞍とお尻の摩擦は避けたいが、膝は滑ってほしくないという方向けです。障害飛越を行う人は、ジャンプの際には膝で身体を支えるので、膝革タイプを好む人が多いです。

尻革タイプ

多くの人が選ぶ尻革タイプの乗馬ズボンは、尻部分から膝の内側にかけて、革でできているズボンです。そのため鞍との接地部分の多くが革となるので、グリップ力が高く、安定したよい騎乗姿勢を保ちやすくなります。
初心者からベテランまで幅広く人気があるタイプとなります。

シリコンタイプ

さらに近年登場した革タイプより伸縮性が高く、体にフィットするシリコンタイプは、膝革・尻革タイプと同様の場所にそれぞれ革の代わりにグリップ力の強いシリコンがプリントされています。
シリコンの模様や面積によってグリップ力の強弱が変わってきます。
ニーグリップは膝の内側部分がシリコンになっており、膝革タイプと同様の効果があります。
ニーグリップは、かなり強力なグリップ力がありますので、障害飛越向きのタイプです。
フルグリップは尻から膝の内側までシリコンになっており、尻革タイプと同様の効果があります。
さらに乗馬用のキュロットは鞍と接するヒップや内股の部分に洗濯しても落ちにくい黒いシミが徐々についてくる事があります。
白やベージュなどの薄い色のズボンだと汚れが目立ちますが、ブラックのカラーだとこの黒いシミがほとんど目立ちません。
ただ、砂ぼこり等の明るい色の汚れはブラックですと逆に目立ってしまいますが、洗濯で簡単に落ちます。
ベージュやストーン等の明るいカラーですと砂ぼこり等の明るい色の汚れは目立ちにくいです。
また公式な大会ですと白キュロットの着用が規定されていることが多いので注意してください。
※大会によって規定が異なりますので、大会の運営事務所へご確認お願い致します。
どれを選べば分からないという方は、簡単にですが選び方をご紹介します。
初心者の方はまだ慣れていないので姿勢を保ちやすい尻革で障害馬術の方はお尻を上げて膝部分だけで姿勢を保つので膝革。
馬場馬術の方は美しい姿勢を保つために鞍つきのよい尻革でお肌が敏感な方は革の硬い感触が苦手なので共布にするなど、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

日々のお手入れ:キュロット・ズボン編

普段の服と同じで着用したら洗濯してください。

騎乗後のお手入れ:キュロット・ズボン編

騎乗後も洗濯してください。

これだけはしないで!ダメな扱い方:キュロット・ズボン編

シリコン部分や革部分が劣化しやすいので、乾燥機や直射日光は避けてください。

キュロット・ズボンの洗濯方法

洗濯機をご利用の場合は、ネットに入れて中性洗剤で洗濯(水温30度まで)してください。最初は色落ちする場合があるため、他の物と分けて洗ってください。風通しの良い日陰干しをおススメ致します。

まとめ

特別なお手入れはありませんので、普段のお洋服と同じように洗濯していただければ大丈夫です。
キュロットは色々なタイプや、色、夏用や冬用も今は出てきてますので、最終的には自分の好みで選ぶのもアリです。

 

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