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キュロットのサイズの選び方

乗馬の魅力の一つとして、スマートで気品溢れる乗馬ファッションがあります。競技会のジャケットスタイルの印象が強いですが、普段の騎乗時はもっとカジュアルですよね。それでも品格が漂うのは、美しくフィットするキュロットの存在が一役買っているからではないでしょうか。

キュロットと言ってもいわゆるファッションで言う半ズボンを意味するキュロットとは違い、乗馬のための専用ボトムス。ストレッチ性がとても高く、脚にフィットして騎乗時の動きにしっかり対応するのが最大のメリットです。膝から下もぴったりとしていてブーツインしやすく、尚且つボトムスがずれにくいのもポイント。
また馬体と触れるキュロット内側には滑り止め加工が施されていて、鞍の上で安定した姿勢を保つ際に役立ちます。これによって間接的に転落のリスクを軽減するサポートがなされ、より安全で快適な乗馬をアシスト。
そして激しい動きや摩擦に対応する為、耐久性に優れた生地を使用したり縫製にこだわるなど、長く使えるように工夫されています。

このように機能性抜群のキュロットですがサイズ選びがとても重要。自分の体にフィットするものを選ぶことで機能を最大限に活かせるのです。

実際に試着してフィット感を確かめるのが一番ですが、近くにショップがない場合も。そんな時に頼りになるのがネットショップです。ネットショップはデザインの種類も豊富ですし、賢く利用している方も多いのではないでしょうか。店舗でもネットショップでもキュロットのサイズ選びがうまくいくよう、チェックするべきポイントをまとめましたので参考にしてみてくださいね。

ウエスト部分

キュロットのサイズの選び方

キュロットを穿いた時のフィット感を大切にしつつも、正しい騎乗姿勢をキープする動きやすさもなければいけません。そこで自分に合ったサイズ選びの一番の基準となるのがウエストサイズ。

当たり前ですが馬に乗る時は座る姿勢ですし、キュロットにインしたトップスが出てきたり、キュロット自体が下がってこないようにウエストのフィットはややしっかりとしているので、ジャストサイズよりもゆとりを持たせるのがおすすめです。

ウエストのヌードサイズの測定

呼吸を整えたらウエストの一番細いところを測定します。
実際穿いた時に窮屈にならないよう、測ったウエストサイズに1~2cmプラスしたサイズが理想的。

ヒップ部分

キュロットのサイズの選び方

サイズタグを見てウエストもヒップもぴったりのサイズであればいいですが、「ウエストはぴったりだけどヒップのサイズが合わない…。」「ヒップに合わせるとウエストが合わない…。」という場合も少なくありません。またウエストを基準に選ぼうとしてもサイズの狭間で迷うことがあるかもしれません。
その時は二番目の基準としてヒップサイズを参考にしてみてください。
生地にストレッチが効いているのでウエストを合わせればヒップは入りますが、窮屈過ぎたり、逆に余裕があり過ぎたりすると安定した騎乗姿勢が崩れやすくなります。
こちらもしっかりと合わせていきましょう。

ヒップのヌードサイズの測定

まっずぐに立ち、お尻の一番膨らんだ部分を計測します。この時メジャーが斜めにならないように注意し、正確なサイズを導き出しましょう。
ヒップも測ったヌードサイズから1~2cmの余裕を持たせておくと動きやすさが向上します。

股下

キュロットのサイズの選び方

股下が合わない、特に長すぎる場合はブーツインした時にもたつきが生じます。もたつくことでフィット感が損なわれ、キュロット内側の滑り止めのグリップ力も弱くなってしまいますので、余計な力が入ったり、落馬の危険が増すことにも繋がり兼ねません。リスクを回避する為にも股下を合わせるのも大事です。

股下のサイズの計測

①雑誌や厚紙、②マスキングテープやポストイットを用意してください。
裸足で壁に向かって立ち、脚の間に①を挟んだら付け根まで引き上げます。
②で壁に印をつけて、メジャーで床からの長さを測ります。この長さにも少し余裕を持たせましょう。

股下サイズを参考にすると同時に、総丈のチェックも忘れずに。総丈とはウエストから裾までの長さです。股下が同じで総丈が違うということは、股上の深さが変わるということ。股上の深さによって穿き心地に違いが出る場合もあるので見過ごせないポイントです。

まとめ

普段の騎乗から競技会まで、乗馬ファッションに欠かせないキュロット。
乗馬は落馬の危険と隣り合わせのスポーツですから、気持ちを引き締めると共に、少しでも安全性を確保できるウェア選びにも気を配りたいですね。
そして気持ちよく馬に乗れるよう、更に佇まいも美しくある為に、自分に合ったキュロット探しを楽しんでみてください。

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