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乗馬クラブ移籍について

学校の卒入学や会社の転勤などで今まで通っていた乗馬クラブに通えなくなる方もいらっしゃるかもしれません。それでも乗馬は続けたいと考えている方に向けて、今回は乗馬クラブの移籍についてご紹介します。ライフスタイルが変わるタイミングでも乗馬を続ける方法について考えていきましょう。

移籍は可能?

乗馬クラブ移籍について

乗馬クラブは移籍が可能なのでしょうか。最初に結論を言ってしまうと、移籍は可能です。ただし、新しい生活が始まる中で、自分の自宅から通える距離に自分に合った乗馬クラブを見つけられた場合に限るという条件つきです。生活のスタイルが変わると、普通に日常を送っているだけでも、疲れてしまいますよね。そういった中で、かなり遠方にある乗馬クラブや自分の楽しみ方に合っていない乗馬クラブに入会してしまうと、乗馬自体を楽しむことも難しくなってしまうかもしれません。生活が変わるタイミングはバタバタすることもあるので、無理をせず、余裕を持って移籍先のクラブを探すことをおすすめしたいです。

手続きの流れ

乗馬クラブ移籍について

在籍しているクラブに別の拠点があり、そちらに移籍をしたいという場合は、手続きも比較的簡単に済ませることができます。例えば、日本中にネットワークのあるクレイン乗馬クラブの場合、「ネットワーク会員」という全国の拠点で騎乗できるタイプの会員であれば、移籍届を提出すれば手続きは完了です。他のタイプの会員である場合には、そのクラブ限定で騎乗できるシステムのようですので、転勤のあるお仕事をなさっている方は、入会前に移籍可能なのはどの会員タイプかの確認をした方がよいでしょう。ただし、ネットワーク会員であっても、移籍先によっては月会費が違うこともあるようです。購入済の騎乗チケットや保険チケットはそのまま使えるのか、と合わせて確認をしましょう。

こういった全国展開をしていないクラブから移籍する場合は、現在のクラブを退会して、新しいクラブに入会するのが一般的です。予定が決まった時点で、現クラブの事務所に違約金や払戻金がないかを確認しましょう。年会費や貸ロッカーなど、年単位で費用を支払っている場合は、払い戻しのある可能性もあります。その後、引っ越し先で新しいクラブに入会する形をとります。

注意点

乗馬クラブ移籍について

先ほど指摘したとおり、新しい乗馬クラブを見つける際は、焦らずに時間をかけて選びましょう。家から通える距離にあるのか、自分に合ったクラブなのかといった点を中心に、じっくりと検討する必要があります。せっかく入会金等を支払って入会したのに、通うのが難しくなってしまうのは、非常にもったいないです。

移籍をしたい乗り手に向けて、体験レッスンを実施しているクラブもあります。実際にクラブに足を運んで、クラブやインストラクター、会員さんの雰囲気を把握するのをおすすめします。特に自馬がいる方は、クラブの馬の扱いについても確認しましょう。放牧する場所や時間はあるのか、馬房はきれいに保たれているか、暑い時期の管理はどうなっているのかなど愛馬の性格も配慮しながら、慎重に検討すべきです。

また、料金やコストについても、しっかり把握、検討をする必要があります。入会金に月会費に加えて、自馬のいる方であれば入厩料や預託料も必要です。それ以外にもレッスン費用やインストラクターの指名料が発生することもあります。自分の収入で無理なく楽しめるかをきちんと確認する必要があります。

また、クラブの方向性やレッスンの方針も確認する必要があります。競技会に積極的に参加したい乗り手の多いクラブと乗馬の基本をマスターして乗馬を楽しめればOKという会員の多いクラブでは、レッスン内容や練習馬の質も違います。競技会に興味のない乗り手が競技会に出たい乗り手向けのレッスンを受けると、苦しくなってしまうかもしれません。自分の興味の方向性を考えてみましょう。

移籍を考えているタイミングで、まだ自分の方向性が分からない方は、どちらにも対応できそうなクラブを選ぶのがいいかもしれません。金銭的に余裕のある方は、自分の目指す方向性がズレてしまったら、別のクラブへの移籍を考えればいいとするのも、一つの手です。

まとめ

いかがでしたか。今回は乗馬クラブの移籍について考えてみました。移籍と言っても、全国展開をしていない乗馬クラブに通っている乗り手の方は入会中のクラブを退会し、新しいクラブに入会する必要があります。新しい乗馬クラブを見つけるには、自分(と愛馬)にとって、どんな環境がいいのかを考えてみましょう。無理をして乗馬を楽しめなくなってしまっては本末転倒です。無理をせずに乗馬を楽しめのに適切なクラブを見極めましょう。移籍を考慮している乗り手向けの体験レッスンがあれば、積極的に参加をしてみましょう。クラブの特徴を把握して、じっくり検討ができるので、クラブ探しで失敗するのを防ぐことができます。結果として、移籍成功への近道かもしれません。

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