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「乗馬の保険」を解説

誰しも乗馬中の事故には遭いたくないものですが、乗馬をしていればどうしても避けられないこともあります。

臆病な馬は思わぬ行動や急激な動きをすることがあり、大きな事故につながります。
落馬や馬に蹴られると骨折などの大ケガになり、手術を伴う長期の入院が必要な場合もあります。

今回は、そのような際に役立つ「乗馬の保険」についてご紹介します。

保険は必要?

「乗馬の保険」を解説
乗馬は、自然の中で馬と触れ合う爽快感が魅力ですが、落馬などによる怪我のリスクも伴います。そのため、乗馬保険の必要性を疑問に思う方もいるかもしれません。

結論から言うと、乗馬保険は加入しておくことをおすすめします。なぜなら乗馬中の怪我は一般的な怪我よりも重症化する可能性が高く、治療費も高額になることがあるからです。

また、乗馬用品は高価なものが多く、破損や盗難に遭うリスクも考慮する必要があります。乗馬保険に加入していれば、万が一の事態にも安心して対応できます。

乗馬クラブによっては、会員に保険加入を義務付けている場合もあります。まずは、通っているクラブに確認してみましょう。

乗馬で使える保険の種類

「乗馬の保険」を解説
乗馬を楽しむ上で、万が一の事故や怪我に備える保険は非常に重要です。乗馬で利用できる保険には様々な種類があり、それぞれの特徴を理解することで、自分に合った保険を選ぶことができます。

乗馬専用保険

乗馬専用保険は、乗馬愛好家のための手厚い補償のある保険です。
乗馬中の事故や怪我に特化しており、一般的な傷害保険ではカバーされない乗馬用品の破損や盗難も補償対象となる場合があります。
例えば落馬による怪我や馬に蹴られた場合の怪我など、乗馬特有のリスク以外に、鞍やヘルメット、乗馬服などの乗馬用品の破損・盗難も補償されます。

本格的に乗馬に取り組んでいる方や高価な乗馬用品を所有している方、より手厚い補償を求める方におすすめの保険です。

スポーツ保険

スポーツ保険は、乗馬を含む様々なスポーツ中の怪我を補償する保険です。乗馬以外にも様々なスポーツを楽しむ方や、保険料を抑えたい方に向いています。
4人以上のグループや団体であれば、スポーツ安全協会の保険に割安で加入できる場合があります。

傷害保険

既に傷害保険に加入している場合は、乗馬中の怪我も補償対象となる場合が多いので、新たに保険契約を結ぶ必要はありません。しかし保険会社によって補償内容が異なるため、事前に確認することをおすすめします。
また、自動車保険などの特約で補償される場合もあります。
保険料がお得になるかもしれないので、保険会社に問い合わせると良いでしょう。

1日限定の保険

乗馬体験や外乗など単発で乗馬を楽しむ場合には、1日限定の保険がおすすめです。コンビニエンスストアやインターネットで手軽に加入できるので、予定に合わせて利用できます。
保険会社によっては、保険期間を選べるプランもあるので日をまたいで行うトレッキングなどに最適です。
ご家族で楽しむ場合は、複数人でお得に加入するプランもあります。
外乗が中心のクラブでは、騎乗料に1日分の保険料が含まれていることもあります。

保険を選ぶ際のポイント

「乗馬の保険」を解説
乗馬保険を選ぶ際には保険料を抑えつつ、必要な補償を確保することは重要なポイントです。以下に乗馬保険選びで考慮すべき点をまとめました。

保険料と補償内容のバランス

保険料は安いほど魅力的ですが、補償内容が十分か確認が必要です。安いプランは補償範囲が限定的であったり、補償額が少ない場合があります。
高額医療費制度などの公的制度も考慮し、過不足のないプランを選びましょう。

一般的なスポーツ保険・傷害保険の注意点

スポーツ保険や傷害保険についてのポイントを以下にまとめました。

1.通院補償の有無
通院補償はオプションとなりますが、怪我の治療で通院が多い場合は特約として付加しておくと安心です。乗馬クラブが通院費用を補償する場合もあるので確認しておきましょう。

2.怪我の補償
死亡、入院、手術などの補償金額や条件を確認しましょう。後遺症に対する補償も重要です。
自営業者やフリーランサーの場合は、収入補償特約も検討しましょう。
すでに加入している保険に怪我の補償が入っていることがあるので一度確認することをおすすめします。

3.乗馬用品の補償
スポーツ保険や傷害保険では、携行品損害保険で補償される可能性もあります。
こちらも保険会社に確認することをおすすめします。

4.賠償責任の補償
他人に怪我をさせた場合の賠償責任も重要です。プランに賠償責任補償が含まれているか確認しましょう。

海外での乗馬について

最近は海外で乗馬を楽しむ方のための外乗ツアーも多く開催されています。その場合は海外旅行保険の確認が必要です。乗馬での怪我や事故が補償の対象ならない場合があるからです。
乗馬が「危険なスポーツ」に該当している場合は、補償の対象になりません。事前に確認することをお勧めします。

海外の医療費は高額になる可能性があるため、「治療・救援費用」の補償を十分に設定するか、無制限のプランへの加入が安心です。

これらのポイントを踏まえ、ご自身の乗馬スタイルや目的に合った最適な保険を選びましょう。
乗馬クラブで加入手続きを代行してくれる場合もあるので、一度クラブに尋ねてみてください。

まとめ

「乗馬の保険」を解説
いかがでしたでしょうか?今回は乗馬の保険についてまとめました。

保険料はできれば安く済ませたいものです。
しかし安いプランの場合は条件が限定されていたり、補償額が少なかったりすることも考えられます。

高額医療費制度などの公的な制度とのバランスも考えながら、自分に合うプランを選んでくださいね。

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