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【仲良くなって楽しさ倍増!】馬との触れ合い方

【仲良くなって楽しさ倍増!】馬との触れ合い方

馬と心が通じ合った瞬間、乗馬の楽しさは何倍にも膨れ上がります。しかし大きな体にどう触れればいいのか、戸惑う方も多いのではないでしょうか。馬は非常に繊細で、触れ方一つで安心もすれば警戒もする動物です。

今回は馬に喜ばれる撫で方のコツや、リラックスしている時のサイン、安全のための注意点を詳しく解説します。

正しい触れ合い方をマスターして、愛馬との絆を深める第一歩を踏み出しましょう。

撫で方のコツ

【仲良くなって楽しさ倍増!】馬との触れ合い方
馬は非常に繊細な感覚を持つ動物であり、人間が想像する以上に敏感に皮膚への刺激を感じ取っています。

馬と触れ合う第一歩として大切なのは、いきなり死角から近づかず、まずは馬に自分の存在を知らせることです。斜め前方から声をかけながら近づき、まずは馬に手の匂いを嗅がせて安心させましょう。

撫でる際の強さは、個体差もありますが、基本的には「優しく、面で触れる」ことが推奨されます。
指先でつつくような触り方は虫が止まったような不快感を与えることがあるため、手のひら全体を使って、毛並みに沿ってゆっくりと撫でるのがコツです。

また馬がリラックスしてきたら、ただ撫でるだけでなく指の腹を使って少し力を入れ、「ポリポリ」と掻くような動作(グルーミングに近い刺激)を織り交ぜてみてください。馬同士はお互いの体を噛んだり掻いたりして親愛の情を示すため、この「掻く」動作は人間が思っている以上に馬に喜ばれます。

常に馬の反応を見ながら、心地よい強さを探るのが上達への近道です。

撫でられて喜ぶ箇所

【仲良くなって楽しさ倍増!】馬との触れ合い方
馬には「触られて嬉しい場所」と「警戒しやすい場所」があります。

まず初心者の方におすすめなのが「首筋(頸)」や「肩の周り」です。
この部位は馬同士が「相互グルーミング」を行う場所であり、人間から触れられても受け入れやすく、安心感を得られやすいポイントです。
特に、首の付け根あたりを手のひらでポンポンと軽く叩いてあげる愛撫は、乗馬の世界では「よく頑張ったね」という賞賛のサインとしても使われます。

顔周りを触りたい場合は、いきなり目や鼻に手を伸ばすのではなく、まずは額のあたりから始めましょう。
鼻先や唇周りは神経が集中しており、信頼関係ができるまでは嫌がる馬も多いため注意が必要です。また、たてがみの生え際や、き甲(首の付け根の盛り上がった部分)も、自分で掻くことが難しいため、人間が解してあげると非常に喜びます。

お腹や足元は急所であったり、敏感だったりするため、慣れないうちは避けるのが無難です。

まずは馬が「そこそこ、気持ちいい!」と感じてくれる首や肩を中心に、リラックスした時間を共有することから始めましょう。

馬が喜んでいるときのサイン

【仲良くなって楽しさ倍増!】馬との触れ合い方
言葉を話せない馬ですが、その感情は体全体、特に耳や目、口元によく表れます。

撫でているときに馬が喜んでいる最大級のサインは、首を長く伸ばし、上唇をヒクヒクと動かす動作です。これは馬同士のグルーミングで見られる反応で、心からリラックスして「もっとやってほしい」と感じている証拠です。

また目元にも注目してみてください。気持ちよくなると、まぶたがトロンと下がってきたり、目が細くなったりします。耳が横にダランと垂れ、周囲への警戒を解いている状態も安心しているサインです。
さらに深くため息をついたり、鼻を「フリフリ」と鳴らしたりするのも、緊張がほぐれて心地よいと感じているときによく見られる行動です。

逆に、触れている最中に馬がじっと動かなくなっても、全身の筋肉が柔らかく、頭をこちらに預けてくるような仕草を見せれば、それはあなたを信頼している証拠です。

こうした微細なサインを見逃さず、「今、この子は喜んでくれているんだな」と実感することで、馬との絆はより一層深いものになります。

注意点

【仲良くなって楽しさ倍増!】馬との触れ合い方
馬と安全に触れ合うためには、いくつかの絶対的なルールがあります。

まず、馬の真後ろには絶対に立たないことです。
馬の視野は約350度と非常に広いですが、真後ろだけは完全な死角になっており、背後から急に触れられると、本能的に身を守るために後ろ足で蹴る(後蹴り)ことがあります。これは大怪我に繋がるため、常に馬の視界に入る位置から接するようにしましょう。

次に、急な動きや大きな声は厳禁です。
馬は草食動物で非常に臆病な性格をしているため、ビニール袋のカサカサ音や急に手を上げる動作にパニックを起こすことがあります。動作は常にゆったりと行い、穏やかなトーンで話しかけるよう意識してください。

また、耳の動きには常に注意を払いましょう。
耳を後ろにピタッと伏せているときは、怒りや強い警戒のサインです。この状態で無理に触ろうとすると、噛みつかれたり威嚇されたりする危険があります。
馬の機嫌が悪いと感じたら、いったん距離を置き、専門のスタッフに相談するなど無理をしない判断が大切です。

まとめ

【仲良くなって楽しさ倍増!】馬との触れ合い方
馬との触れ合いは、単なるスキンシップを超えた「心と心の対話」です。
馬が好む撫で方や箇所を知り、喜びのサインを読み取れるようになると、馬もあなたを特別なパートナーとして認識してくれるようになります。 まずは安全な位置から、優しく声をかけることから始めてみてください。

お互いにリラックスした状態で過ごす時間は、あなたの乗馬体験をより豊かで感動的なものに変えてくれるはずです。

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