自然の中での人と馬とのコミュニケーション

こんにちは!レピ子です。
毎日うだるような暑さが続いていますね。
溶けてしまうのではないかと思うほどの灼熱の中、汗をだらだら垂らしながらも子供たちは外遊びに夢中です。
今回は休日に気軽に行ける、自然の中でお馬さんと触れ合うことができる大阪府茨木市のぱかぽこひろばにお邪魔しました。
Contents
「馬あそび」コースを予約しました。

目的地のぱかぽこひろばに到着すると、敷地内に5頭のポニーが放牧されており、入り口では可愛らしい犬が出迎えてくれました。
こちらはお馬さんとの触れ合いをとても大切にしており、小さい子供でも触ったりエサをあげたりできます。予約なしでもお馬さんと遊べますが、少しお馬さんに乗ってみたい、お馬さんのことをもっと知りたいという方は事前に予約するのがおすすめです。
筆者は事前に「馬あそび」(5,500円 約90分)の予約をして行きましたが、予約時間より1時間ほど早めに到着し、子供たちと自然の中で持参したおにぎりを食べたり、山の中を探検したり、お馬さんを近くで見たりして遊んでいました。
少し車を走らせただけで、都会の喧騒から離れ、自然に囲まれた環境にワープし、ゆったりとした時間の流れを感じることができますよ。

「馬あそび」で我々の相棒を務めてくれたのは、5歳のつむぎちゃんです。
馬の年齢を4倍すると、おおよその人間の年齢に相当すると言われているので、つむぎちゃんは人間でいうと20歳くらいです。時々言うことを聞かないこともあるそうで、とてもマイペースな女の子でした。
今回は筆者と7歳の長女、3歳の次女で体験しました。

お馬さんにご挨拶
まずはお馬さんにご挨拶です。
最初に手の甲で人間の匂いをお馬さんに嗅いでもらいます。
お馬さんが我々の匂いをキャッチしたら、次は手のひらで撫でていきます。お馬さんは怖がりなので、突然触られると人間と同じで不快感を覚えます。
初めてお馬さんに触れるときに額を触る人がいますが、額はお馬さん自身から見えない部分なので怖がる可能性があるそうです。
さて突然ですが、ここで問題です!
お馬さんは牛や鹿などが持っているあるものがないので、とても怖がりで警戒心が強いのだそうです。
あるものとは一体何でしょうか?
ハイ、
正解は角です!
馬は敵に対して攻撃できるものがなく、常に逃げられる体勢を整えておかないといけないため、怖がりなのだそうです。
お馬さんは約350度の視野があるにもかかわらず真後ろに立つと危ないというのは、危険や恐怖を感じるからだというのも納得ができます。
お馬さんの触り方は施設によって違うので、必ずスタッフの方に触って良いか確認してから触りましょう。突然触れられたことで、人に対して恐怖心を持ってしまうこともあるそうなので、くれぐれも注意してくださいね。
ここでお馬さんが嫌がっているときに現れるサインを教えていただきました。
「耳を絞る」といい、耳を後ろに伏せるアクションです。
これは不快、不安、怒りなどを感じているときにみせる仕草だそうです。
もしお馬さんに、何か働きかけをしている最中にこの仕草をしたら、その指示や行動に不快を感じていることが考えられます。 その時は、原因が何かを観察してみましょう。
「魔法のポンポン」からブラッシングへ
前置きが長くなりましたが、つむぎちゃんの首の辺りをポンポンとたたいてコミュニケーションを図り、ブラッシングに入ります。
つむぎちゃんはポンポンされると、今からブラッシングしてくれるとわかっているそうです。

スタッフの方は「魔法のポンポン」と呼んでおり、お馬さんを驚かせないためにとても大事なことなのだそうです。
ブラッシングのやり方ですが、お馬さんの足と足の間に人間の足を広げ、足の片足は後ろに引く体勢を取ります。
これはお馬さんの足に人間の足を踏まれないための対策です。
お馬さんが我々の足を踏んでしまったり、ぶつかりそうになるなら避けることができる体勢で、事故を防ぐことができます。
ブラッシングしていない方の手はお馬さんの体に触れておくとお馬さんが動いた時もすぐに対処できます。
ブラッシングは片面ずつ。これも安全性を保つためです。
何かあればお馬さんは人がいない方に避けたり逃げるので、片面ずつブラッシングしていると事故の可能性を低くすることができるのです。
お馬さんとの事故の8割は、人間がお馬さんのことを知らないがゆえに起こる事故だそうです。事故を未然に防げるようお馬さんとコミュニケーションを図り、お馬さんのことを知ることがとても大事なのですね。
ブラッシングしていると、つむぎちゃんの目がトロッとして、ガムをくちゃくちゃ噛んでいるような口の動きをするようになりました。
これはお馬さんがとても気持ち良いなと思っている感情表現だそうです。
長女はお馬さんが大好きで3歳頃から触れ合ったり乗ったりして楽しんでいますが、ブラッシングも大好きです。
つむぎちゃんはとてもとても気持ちよさそうでした。
次女はまだ小さいのでパパに抱っこしてもらいブラッシングをしました。とても楽しかったようでなかなかブラシを手放しませんでした。

裏掘り
次に、つむぎちゃんの足の裏を綺麗にする裏堀りをしました。
裏掘りとは、馬の蹄の裏に詰まった泥や藁、石、汚物などを掻き出す手入れ作業のことです。お馬さんに乗り慣れている人はできるそうですが、今回はスタッフの方がされているのを見学しました。

曳き馬
さて、今度は曳き馬です。
乗馬クラブでめちゃめちゃ馬に乗っています!と言うマダムも実は曳き馬ができないこと多いとか。
乗馬クラブだとお馬さんはお仕事として、自分で進む場所がわかっているので、繋ぎ場から馬場まで勝手に移動していることも多いそうです。
自分がリードして行きたいところに動かしていくのは、コミュニケーションを取ってお馬さんと仲良くならないと難しいのかもしれませんね。
リードロープをお馬さんから30センチくらいのところで持ち、人間が前を歩きます。
ここで、人間がリーダーであるということを示さなければなりません。
なめられたら言うこと聞かないのです。
こちらの施設では、出発はゴー!止まる時はホー!と掛け声をかけます。
コーンを置いて、まっすぐ歩いたり、クネクネとスローラム歩行をし、進めと止まれの掛け声で歩く練習から始めます。

長女はとてもシャイで恥ずかしがり屋さん。
初めはなかなか掛け声が出せませんでしたが、つむぎちゃんと触れ合っていくうちに、自然と大きな声が出るようになり、いつもより慣れるのが早いなと親はびっくりしました。
速歩での曳き馬も、長女と筆者はチャレンジできました。次女も最後に曳き馬チャレンジをさせてもらい、ノリノリで楽しんでいました。
いよいよ待ちに待った乗馬!

さぁ、いよいよお馬さんに乗ります!
乗る前にポンポンして、今から乗るよとお馬さんに知らせます。
乗る時はドカン!と体重をかけて乗らず、ゆっくり優しく乗ります。
裸馬での体験乗馬
ぱかぽこひろばでは、裸馬に乗ります。鎧(あぶみ)もなしで、バランスで乗るのです。
次女は、とにかく早くお馬さんに乗りたかったのか、触れ合い中にすでにグズグズが始まっていました。
今までお馬さんとの触れ合いや、親子乗りの体験はありましたが、今回はじめて1人乗りに挑戦!
3歳でもお馬さんに座ることができれば挑戦できるそうで、怖がりもせずただただ楽しんでいました。
ゴーとホーの掛け声もバッチリで、お馬さんに乗りながらナデナデし、余裕綽々の様子!
馬場を何周かさせてもらい、大満足でとてもご機嫌でした!
もっともっと!と名残惜しそうでしたが、長女にバトンタッチ。
次女と同じく掛け声で、まっすぐ進む練習やスローラム歩行をしました。
長女は曳き馬や外乗の経験者なので、ちょっと変わったことをしようとスタッフの方に提案していただき、「持ち手を持たずに乗ってみよう!これは裸馬の基本なのです。」ということで挑戦。
怖がらないか心配でしたが、バランス良くうまくできました。
次はリードロープの片手操作にトライです。
進む時はリードロープを前に出してゴー、右に曲がる時は右にリードロープをひく。
左はその逆です。止まる時はリードロープを引いてホー。
リードロープを引いていないのに止まったり、指示した方向と違う方向に進んだり、勝手にお水を飲もうとするつむぎちゃんでしたが、スタッフの方の指導で練習を重ねていくうちに長女もリラックスし、体が柔らかくなり、どんどん慣れて上手くなっていくのがわかりました。
つむぎちゃんが止まったらゴーと掛け声をかけ、お腹を蹴ります。
この後スタッフの方がリードロープ持たずに、完全に長女一人でお馬さんの操作ができるようになりました。

長女が乗った後、筆者もお馬さんに乗りました。
つむぎちゃんは、指示する方向とは異なる方向から音が聞こえると、そちらに行ってしまうことがあります。
私のリードロープの引きが弱かったようで、それはなめられてるから、こっちだよときちんとリーダーが示さないといけないとご指導いただきました。
人間の指示が悪いのであって、お馬さんは悪くないのだよと。
焦るとリードロープを引く手がどんどん上がってしまいます。手は低くしてリードロープを左右に操作することを念頭に置き、つむぎちゃんがマイペースになりそうな時は、強めの力でリードロープ引くと指示する方向に進んでくれるようになりました。
お馬さんは音にとても敏感なため、外の音などで気が逸れた時には指示を出して方向を戻し、テンションを自分に向かせることが必要なのです。

筆者も、途中からはスタッフが横についているだけで完全に自分で操作することにも挑戦しました。
つむぎちゃんとコミュニケーションがとれ、どんどん慣れてくるととても楽しくて、最後は少しだけ速歩をさせていただきました。
にんじんやり体験
乗せてくれて有難うのお礼をして、次はにんじんやりです。
自分たちでにんじんをカットできるので子供たちもとても楽しんでいました。
つむぎちゃんににんじんをあげていると、超マイペースな別のお馬さんもトコトコやって来たので一緒ににんじんタイムをしました。
予約した体験が終わってからもお馬さんを見たり触れ合ったり自由にできるので、子供たちは終始お馬さんにべったりでした。

お馬さんたちの運動を見ることができました!
今回の体験でとても印象に残ったのは、お馬さんたちに運動をさせる時間に居合わせることができたことです。
スタッフの方の掛け声でお馬さんたちが全速力で走る!走る!走る!テレビでしか見たことがなかった光景!圧巻です!!!
目の前をお馬さんたちが駈けて行く姿は迫力満点でした。
競馬場に行ってもこんな至近距離でお馬さんの駈歩は見ることはできないでしょう。
サービス精神旺盛なお馬さんは、走り終わると数センチの距離までドヤ顔を見せに来てくれます!
いやー、ほんとめちゃくちゃ格好良すぎて筆者家族大興奮しておりました!
走っている途中で足を捻挫してしまったお馬さんがいましたが、アイシングをしたり、手当てする光景も目の前で色々と見ることができ、子供たちは喜んだり、びっくりしたり心配したりと色んな表情を見せていました。

ぱかぽこひろばはスタッフの方が素晴らしく、アクティブでお馬さん愛溢れる方なので、お馬さんとのコミュニケーションの取り方をはじめ、たくさんのことが学べます。
疑問や質問に対してもわかりやすく教えてくださいます。その教え方や解説の内容にも引き込まれ、なるほど!と思うことも沢山ありました。
心が少し疲れたなと感じたとき、お馬さんたちに癒やされたくて、こちらを訪れるという方も多いそうです。
乗馬というとお金がかかるイメージが強く、敷居が高いと感じる方も多いかもしれません。
しかし、ぱかぽこひろばは、
とにかく馬と触れ合って欲しい!
馬好きな子供たちを増やしたい!
馬のお世話ができるような人をたくさん増やしたい!
という理念に基づき成り立っています。
お馬さんと触れ合い、興味を持ったり、お馬さんが好きになってそこから乗馬クラブに入会し、色んな道に進む。それは各々が決めてくれたらいいよ。
とにかくお馬さんとコミュニケーションを取りましょう!と言う考えなので、敷居が高いと思っている方に是非訪れて欲しいクラブです。
スタッフの方に相談したりリクエストすると、こちらのレベルに合わせての提案をしてくれ、安全面が確保できるなら挑戦させてくれることもあるのでとてもフレキシブルに体験できます。
ぱかぽこひろばは都会から近い場所にありながら大自然の中に入り込み、お馬さんと触れ合いができる貴重な場所でした。
暑さ対策をして飲み物やお弁当、お菓子など持参で長時間楽しむこともでき、またスタッフの方との楽しいおしゃべりで色々な発見があるかもしれません。
ストレスを忘れて自然と一体になる時間。お馬さんの温もりを感じ、心も体もリフレッシュできる贅沢を、ぜひ一度味わってみてくださいね!
取材日:2025/4/19
データ
【ぱかぽこひろば】
〒568-0086 大阪府茨木市上音羽178
TEL 080-5850-8872
営業時間 10:00~17:00 (11月から2月は10:00~16:00)
定休日 火曜日
LINEID:@201fyrvr
公式サイト
https://www.instagram.com/pakapokohiroba/
この記事を書いた人
レピ子
大阪在住の主婦で2人の子育てをするママライター。
乗馬はたまにビジターで乗るくらいの初心者です。
好奇心旺盛で子供にも小さい頃から色々なことを経験させたいので、子連れで出没できるところを探しています。




