ハンター・ハロウェイ選手(アメリカ)、ロンジンFEIジャンピングワールドカップ ラスベガス大会で優勝

11月16日から21日にかけて開催された障害馬術北米リーグである、ロンジンFEIジャンピングワールドカップ ラスベガス大会(アメリカ/ラスベガス、大会グレードCSI4*-W)において、弱冠23歳のハンター・ハロウェイ選手(アメリカ)とウェストファーレンの牝馬ペピータ・コン・スピタ号が優勝を果たしました。

2位は、22歳のナタリー・ディーン選手(アメリカ)とチャンス・セント・ヘルメッレ号でした。

3位につけたのは、ローラ・ハイト選手(アメリカ)とカリプソ・V/d ズートーヴ号でした。

優勝者には、優勝賞金150,000ドルに加え、来春に行われるドイツ ライプチッヒ ロンジンFELジャンピングワールドカップの決勝予選ポイントも獲得できるとあって、 29回目となる今大会には9つの国と選手が参加しました。今大会出場者で無事ドイツ大会行きのチケットを手にしたのは、アメリカから10頭とその選手、カナダから2ペア、メキシコからも2ペアの計14ペアという狭き門でした。

ブラジル人コースデザイナー ギエルホルメ・ジョージ氏の手掛けたコースは、大変難関で13の障害物に加えて16の努力を要する箇所、狭い円形コースと挑戦的な作りになっていました。

規定タイム77秒のため、出場ペアの多くは障害拒否(反抗)をしてしまったり、ペナルティを課せられたり、リタイアを余儀なくされました。

数少ない人気ペアであるアメリカのカール・クック選手とコーチェラ号、アイルランドのコナー・スワイル選手とバイタル・チャンス・デ・ラ・ロケ号(他大会優勝者)、どちらも最後の障害バーを地面に落下させてしまうまではとても美しい騎乗でした。

初めのジャンプは、短い曲がり角の後、すぐに出現する直線コースという とても意表を付かれるものでした。 しかし、6人のアスリートがこれを無事クリアにジャンプオフし、2番目障害へと向かって行きました。

オーストラリアのロワン・ウィリーズ選手と15歳の牝馬ブルー・ムービー号は、最初のラウンドを卒なくこなしましたが、最後の障害でトラブルに見舞われ、37.44秒という速いタイムにもかかわらず8つの反則を獲得してしまいました。

同様に、ローラ・ハイト選手とカリプソ号も39.10 秒で最後の障害に差し掛かった際に落下してしまい、4つの反則となってしまいました。

サクラメント大会で2位に終わったカナダのエリン・バラード選手は、わずか9歳のビリーアルペン号と一緒にベストを尽くしましたが、8ポイント中2つの反則を持っていた為、悔しい結果に終わりました。

トピーカ、カンザス、そしてペピータを拠点に育った若いライダーである3位入賞のハンター・ホロウェイ選手の扉が開かれた大会でもありました。 馬術のチャンピオンとしての彼女のバックグラウンドが透けて見えた、そんな大会でした。彼女は、アリーナを駆ける駈歩からの右折そして3回目のジャンプへ向かうという特徴があるのですが、狭く短いコースを巧みに捌き牝馬を見事に導きました。

夕方の最初のダブルクリアとして37.77秒でフィニッシュしたホロウェイ選手は、観客を魅了し、最後に出走する2人のライダーにプレッシャーをもかけました。

22歳ナタリー・ディーン選手(アメリカ)と13歳のベルギー産チャンス・セント・ヘルメッレ号はとても確実に障害飛躍をこなしましたが、タイムは 40.83 秒と伸び悩み彼女が主役の夜とはなりませんでした。

ベテラン選手であるルイス・サビノ・ゴンザレス選手(ポルトガル)の活躍があれば、新人に表彰台独占させるまではいかなかったでしょう。ゴンザレス氏は最初のラウンドをアルガン・デ・ベリアール号と ゴージャスにスタートさせましたが、3番目のジャンプが芳しく無く、最後に4ポイントを獲得し、 40.06秒のタイムで4位になりました。その結果、3人の女性ライダーがメダルを持ち帰りました。

5位につけたウィリーズ選手(オーストラリア)、6位はバラード選手(カナダ)でした。トップ10を締めくくるのは、7位クリステン・ヴァンダービーン(アメリカ)とブルランズ・ピースオブプリンス号、8位ヴァネッサ・マニックス選手(カナダ)とカティンカ号、9位カール・クック選手(アメリカ)とコアチェッラ4号、10位ロバート・ブランシェット選手( アイルランド)とシャルドネ号でした。 スワイル選手は、残念ながら今大会では、この上位争いに入ることができず、11位でラスベガスの夜を終えました。

ただし、スワイル選手はライプツィヒの予選大会で合計43ポイントを獲得したため現在リーグでは、リードしています。 カナダのティファニー・フォスター選手は42ポイントで2位、ディーン選手、ケント・ファリントン選手、ウィリス選手、バラード選手に追われる格好となっています。 土曜日の素晴らしいパフォーマンスの後、ホロウェイ選手は20ポイントで9位になりました。

興奮冷め止まぬままに次の12月大会へと舞台は移り、2月にはメキシコのプエブラ、3月にはフロリダ州オカラでイベントが開催されます。 熱戦を繰り広げている西ヨーロッパリーグは、 今月末 にマドリッド大会を予定しています。 ロンジンFEIジャンピングワールドカップ™ファイナルは、4月6日から10日まで行われます。まだまだ目の離せない戦いになっているので今後も楽しみです。

Photo Copyright © FEI/Andrew Ryback Photography

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